正史B

触手に愛される

こちらのIF続き
実際インフェルノとマークは接触することはないのですが(ふしぎ!)
接触してえっちな目にあってもいいと思いました(しょうじき!)


 インフェルノはマークを見つけたので求めた。それだけである。
 偶然にもここにやってきたラグナロク部隊の中にマークがいた。
 アルディラに命じればすぐ捕まえることができた。

「んー!」

 触手に口元を覆われたマークは必死に何か叫んでいるが無駄であった。
 生前の記憶通りのマークがそこにいる。

「マルク=レーニ…マーク…」

 インフェルノは死人色の手を伸ばしてマークの髪を撫でる。
 生前の記憶がフラッシュバックする。
 自分は、マークに何をしたか。
 小賢しいことを吠えてきたので殺したんだった。

「お、おまえが悪い、わたしはわるくない、おまえ、おまえが、ふふ、んっふふふふふふ」

 苦し気な顔から一転して愉快そうに笑うインフェルノ。

「あははははははっ無様だよなぁー!インサニアもお前も!こっちの世界でどうだか知らんがァ。
 どうでもいいや、うん。今はお前を貪りたい」



   ****



 マークは今の状況に理解が追い付いていなかった。
 自身がいるこの空間、倉庫であると思われるが全て肉色の触手に覆われていた。
 そして目の前のインサニアにそっくりな男は一体だれなのか。
 死人のような色の肌、眼球も黄色く濁り、歯は人間よりも鋭利に尖っていて身体は半身触手と融合している。

「うっ!?」

 触手がぬめりはじめる。手足に絡まった触手はそのぬめりで拘束が解けないかと思ったが吸い付くような感触となってくる。
 乱暴にシャツを裂かれた。人並以上の力を持っているらしい。
 触手が肌を這い始める。
 滑ったところが熱い。じんじんして何度も往復されてくるとそれは快楽を伴う疼きとなってくる。

(だめ、こんなの…身体が変に、なるぅ…)

 触手がズボンの中へ入り込もうとするがわざとなのかなかなか侵入してこない。
 インフェルノの手がマークの股間をズボン越しに撫で始める。

「うっ…♡ ふぅ…!」

 触手で自由にならぬ口で息を吐きだし腰を引いて快楽を逃がそうとする。
 インフェルノは楽し気な顔でマークを見下ろしている。
 細い触手がマークの乳首を吸い付き始めた。その刺激にマークは身悶える。

(胸、くるしいっ…♡ だめぇ♡ なんか、これ、変っ…)

 吸い付かれるのが気持ち良すぎる。
 ずるん、と口の中に触手が入る。キスのような動きをする触手からあのぬめりが出てくる。
 舌が熱い、気持ち良すぎて触手に懸命に舌を擦りつけてしまう。
 触手が喉の奥を、上顎の奥を擦ってきてイキそうな感覚になるマーク。

「おっ…♡ お、ぉ…」
「気持ちいーかぁ?かわいい顔するなぁ?喉でイけよ」

 インフェルノの指先がマークの股間を突っつく。
 口の中の触手はもっと奥に進み、えずきながらマークはインフェルノの囁く通り達してしまって股間を湿らせる。

(苦しい…っこの、状態…苦しいよぉ…♡)

 どうアピールすれば望む刺激をくれるのかと考えてしまう。
 逃げなくちゃいけないのに思考に靄がかかってしまうのだ。えっちなことしか考えられない。
 触手は先端から射精のように体液を噴出させてマークの胃に流し込んでいく。
 乳首を吸っていた触手はそのまま圧迫で緩急をつけて捏ねる様な動きになっている。
 インフェルノはマークを後ろから抱っこしなおして、その湿った股間をズボン越しに撫で続ける。
 カクカクとマークの腰が揺れるが触手にがっちりと拘束されているのでたいした動きにもなっていない。

「かわいい私のウサちゃんだわ。しばらくそうしましょう」

 愛用のぬいぐるみを失っていたことを思い出してインフェルノは頷く。きっとマークを求めたのもそれのせいだろう。
 マークは涙をぽろぽろ流しながら苦し気に身を捩ろうとしていて可愛い。
 その涙を舐めとる。人間の体液は美味い。
 触手全てがインフェルノの肉体に繋がっているのでマークの体液はずっと味わえている状態であるが。
 股間がはち切れそうなほど膨らんでいてズボンで抑え込まれて痛そう。
 それが可哀想で可愛くて、インフェルノはおかしくて笑う。
 陰茎の部分を指先で擦ったり周りをなぞったりして遊ぶ。マークの身体が面白いほど震える。
 もっと遊んでいたいがマークの精液の味も知りたい。
 インフェルノはズボン越しのまま、膨らんでいるそこをしゃぶり付くように甘く噛む。
 舌で硬くなっているそこを押す、擦る。イったのか味が染みてきた。

「ふーっ…ふーっ…♡」

 マークの息が荒い。
 目の焦点が怪しい。揺れ動いている。

「かわいいウサちゃん」

 インフェルノはマークを抱きしめる。優しく腹や背を撫でる。それだけでマークは快感を得てしまう身体になっていた。


    ◇◇◇◇


 マークの手足は触手で拘束されたまま、ただインフェルノが撫でるだけ。
 抱きかかえられ、胸を揉まれる。
 インフェルノは少し柔らかくなってきた胸の感触を楽しみ、充血し膨らんでしまっている乳首を爪で弾いてマークを鳴かせる。
 もちろん口は触手で埋まっているので唸るだけだが。
 下半身は触手が擦っていた。ズボンはずり下されて陰茎には触手が巻きつき亀頭を触手の先端が咥えちゅぷちゅぷと音を立てながら吸引と圧迫を繰り返している。
 尻の穴には細い触手が数本侵入してその粘液を腸壁に擦りつけている最中だ。
 ゆるい刺激だが気持ちよく、マークの脳は痺れるような快楽を味わっている。
 インフェルノは満足した様子でマークを俯せに寝かせて腰を抱き上げる。
 細い触手がアナルを押し広げ、そこにインフェルノは自身を捻じ込んだ。
 馴染ませていたところに大きさの違うものを捻じ込まれてマークは悲鳴を上げて身を捩る。
 気持ち良かった、太いものが強引に侵入してくる、奥まで貫かれると支配されているという実感と快感に満たされる。
 射精が止まらないが触手に全て飲まれてしまっていた。
 インサニアとのセックスとまったくちがう、異種とのセックスにマークの身体は上書きされていく。

「自分で動いてみ?」

 身体を締め上げていた触手が緩まる。
 四肢に力が入らないがマークはぶるぶると脚を震わせながら腰を振る。
 中で擦れるほど快感が走り、もっとその快感を求めて腰を振ってしまう。

「はっ…はっ…んぁ、ぁぁ…はぁっ…」

 口元を覆っていた触手も一緒に緩んでいたためマークは甘い吐息を吐けるようになった。
 虚ろな目で舌を垂らしながらマークは腰を前後に振る。
 亀頭を触手に吸い付かれながら四つん這いのポーズで自ら腰を振って尻で感じているのがとても良かった。
 触手の粘液は生臭さを感じる。
 不快であるはずなのにそれすら愛おしく感じ始めていた。

「インフェルノさま」

 男の声が聞こえてくるのでマークは前へ視線を定めると少し開かれた隙間から女の子が顔を覗かせている。
 あれは高官の娘であったとマークはぼんやり思い出す。
 なぜここに?
 こんな姿を見られて…と気づいたマークは羞恥で体を硬直させてしまう。

「ンだァ?アルディラ、邪魔すんじゃねーよ」
「いや、マークの扱いどうするんです?って確認をですね…こっちも処理あるんですよ。帰しますか?」

 娘は男の声を発していた。
 聞いたことあるような声なのに頭がぼんやりしていてうまく思い出せない。
 インフェルノは覆いかぶさってマークを抱きしめる。

「私のウサちゃん」
「あ、ハイ。行方不明で処理しますね、中身入れ替えて戻せるように」

 ぞっとするマーク。

「いや、かえ、る。助けて、いや、ここ、いやだ」
「可哀想だけど俺、インフェルノ様に逆らえないんだよねー」

 女の子は困った風に眉を下げながらそういって無情にも扉を締めた。
 マークは体に力を入れて前へ逃げようと床に満たされている触手を掴みながら這い出ようとする。
 しかしインフェルノの力が強すぎて動けない。

「わたしを拒むの?マーク、また叱るんだろう?」
「なんの、話、を!」
「もう逃がさない。殺さない。絶対に離さない。」
「ひゃうっ」

 より深く挿入され始めてマークは息が詰まる。
 声を漏らすことしかできなくなる。腰を何度も打ち付けられ腹が裂けそうな感覚に戦慄しながらも快楽は与え続けられて。
 インフェルノが中で射精する。
 普通の精液ではない、触手と同じ体液だ。催淫効果のある、濃厚な、地獄生物が相手を支配するためだけに進化し続けた末のモノ。
 マークはその絶頂に痙攣を起こし続け快楽を刻みつけられた。


    ◇◇◇◇


「ひっ…ひぅ、い、んふぇるの、」

 マークは震える声で相手の名を呼ぶ。
 インフェルノは眠っている。寝顔はインサニアそのもの。
 彼が誰でどうして自分がこうなっているのかまったくわからないままマークはここに監禁され続けていた。
 インフェルノは起きている間はずっとセックスを求め、眠っている時は本当に眠っていてマークは昂る身体を持て余す。
 ちょうどいい太さの触手を脚の間に挟んで腰を擦りつけて体の欲求をどうにかするしかなかった。
 両手は触手で封じられていてそれでしか発散方法がなかったのだ。

「あ、あっ…あ…♡」

 良いところに触手がいい具合に当たるようになってマークは懸命にぐりぐりと腰を振って刺激を求める。
 会陰あたりからの刺激に熱中しているとマークの勃起していたペニスは本人の意志とは関係なく素直に射精を行い、それに反応した触手がゆるりと動いて精液を貪り亀頭に吸い付く。

「ふっ…ふーっ♡ うぅぅ…♡」

 尿道に細い触手が侵入してくるのが解る。
 体液を求めて膀胱まで侵入してくるのだ。
 強制的な尿の吸引でさえマークにとっては快楽の一つとなってしまっていた。

「お、おしりぃ…」

 触手がアナルを押し広げ侵入してきてマークは腰を揺らす。
 無数に突起物が付いた触手は中を擦りながら前立腺あたりを的確に刺激する。
 マークは甘ったるい嬌声を上げながら身悶える。
 触手もマークの射精を求めて淡々と攻め続けた。


   ◇◇◇◇


 インフェルノが目覚めると、こんもりとした触手の塊があった。

「寝ぼけた?」

 触手を解いてマークを引っ張り出す。
 気を失っているマークは触手の体液でどろどろだ。
 全身感度3000倍のようになっているだろう。インフェルノはマークを抱きしめてその肌を撫でる。
 甘いマークの吐息。
 意識がなくとも身体は反応し勃起が始まる。

「あは、おもろ。もうお前元の体にもどれねぇからな?」

 愉快に笑ってインフェルノはマークの唇を指先で撫でる。
 ゾクゾクとしているのかマークは身を仰け反らせて喘ぐ。
 可愛すぎるのでインフェルノはマークを犯し始める。
 その状態で動かぬマークをぬいぐるみのように愛でる。
 かわいいウサちゃん、失くしてしまったウサちゃん。
 このマークを死なせてしまったらまたウサちゃんを作ってそこにいれよう。
 前のマークにもそうしたから。

「ぜったいに離さない…」

 この感情はどこからくるのか。
 いろんな魂が混ざってしまったインフェルノは解らなくなってしまっていた。