「マーク先生はインサニア先生を縛らないんですか?」
「んぇぇ?」
バイスの質問にマークが変な声を上げる。
「いえ、お父様は縛るのがお上手だったのでこちらでもそうかなと勝手に思っただけで。
ご趣味で無ければ忘れてください」
「やったことないけど縛れることは縛れる」
「なんでだよ」
マークに突っ込むインサニア。
「家の手伝いで縄の使い方習ったんだよ」
「…ほんとかぁ?」
「……興味本位で練習しました」
「ほらみろ、いかがわしいことに対しての好奇心が高すぎる」
「インサニアだって縛るの得意とかじゃないの!?」
「拘束具あるだろ」
「そうだった…そっちだった…。バイスくんは縛るの好き?」
「どうでしょう、縛るのは別にですねぇ。」
ひどい会話である。
「そうなんだぁ。インサニア、ちょっと縛ってみてもいい?今でもできるかなー?服の上からするから!」
「私を実験体にするな」
「でもバイスくんは…」
「う、クソ…仕方ないな…」
そうしてバイスの何気ない質問から縛ってみることになった。
器用にインサニアを束縛するマーク。
「身体が覚えてるね。綺麗に縛れてると思う!」
「さすがマーク先生、お上手です」
「インサニア、痛くない?」
「大丈夫だが…」
「……」
マークはインサニアからバイスに目を向ける。
バイスはにこりと微笑む。
「…割と、こういうの好きだったりした?インサニア」
「口では嫌がっていらっしゃいましたけど、感じてはいましたね」
「こういうのアリなんだなぁ。バイスくん大丈夫?辛くない?」
「はい、不思議と大丈夫です」
頷くバイス。
お父様を連想させるかと思ったが、それよりも目の前の二人のプレイを増やすことに貢献できればいいなぁ、なんて謎の感情があり、それを実行しただけだ。
「うーん、もしかしてインサニアってさぁ、俺に何されても嬉しいみたいなとこあるー?」
縄をほどきながらマークは呟く。
「ッ…」
赤くなるインサニア。
「そう、なんだ?あは、え〜?照れるなぁ。俺もインサニアに何されても嬉しいよ」
インサニアにキスを落とすマーク。
そのまま二人はいちゃいちゃキスをしあう。
「バイスくんにもキスしちゃお」
「いえお構いなく」
バイスはインサニアとマークに挟まれちゅっちゅされる。
「バイスくんも一緒にえっちなことする?」
「…それは、お二人の邪魔になってしまいます」
「気にしないで。邪魔になってないもん。ね、インサニア」
「穴が増えるのは良いことだ」
「言い方ッッ!!!!」
「まぁ、その、なんといいましょうか…」
バイスは視線を彷徨わせ、少し頬を赤らめる。
「嫌、ではないですよ。はい、大丈夫です…」
「ホント!?」
「じゃあ今からヤるか?」
「え!?まだ心の準備が…」
「大丈夫だよバイスくん!勢いで行こう!俺なんか問答無用で犯されたんだから最悪のスタートダッシュだったよ!」
「根に持ってるのか?」
「割と」
「…そ、そうか…すまん…」
インサニアが素直に謝ったのでマークとバイスはきょとんとし、そうしてマークはにこにこ笑みを浮かべる。
「許す〜!インサニアえらいよ」
「愛し合ってるんですね…これが愛なんですねぇ…」
「うるさいなお前ら、黙れよ」
恥ずかしがってインサニアが寝室に逃げる。
「あはは、かわい〜」
「そうですね、可愛らしいです」