「僕は最近おかしくなってしまったようで…」
バイスはマークと二人っきりの時、ぽつりとつぶやいた。
それは懺悔のようでもあった。
「
「バイスもインサニアのえっちフェロモンにヤられちゃったね…」
バイスに慈愛の目を向けるマーク。
「俺もそうだよ、えっちなんだよインサニアの身体は」
「僕は輝いていると言っただけなんですけども?」
「そのうちえっちに感じてくるよ」
「インサニア先生って魅了のギフトをお持ちで?」
「さぁ…持ってても不思議じゃないよね…特定の人には刺さるからね、なんか知らないけどインサニアって。」
刺さってる代表のマークはそう宣う。
「不思議です…あっちのお母様に対してはこんな気持ちは抱かなかったのですけど。
こっちのお母様は自由奔放だからでしょうか。」
「ヤりたい放題だもんね。」
「はい」
マークのニュアンスを察して頷くバイスは出来た男なのだ。
出来たバイスは何故かインサニアに尻を弄られているが。お父様の上書きをしようとしてくれているのは何となくわかる。
でもお尻を弄らなくてもいいのではないか?とも思う。
抵抗できずに快楽に溺れてしまうのはやはり、えっちなフェロモンのせいなのかも…。
普段着衣エロばかりのインサニアはバイスに気を許したのか次の段階なのか、素肌を晒してくれるようになった。
服の中に封印されていたフェロモンの解放である。きっと。おそらく。
医者ではあるが一応、刀を振るっていたりしてほどほどに身体は引き締まっているが筋肉質というわけでもない絶妙さ。
おそらくパーツのバランスがいいのかもしれない。
ついでにマークの身体はマーク自身が気を付けていてモテるためにやっていた行動であったがインサニアと恋仲になってからは美容と健康のためという趣旨に置き換わった。
「…僕にもフェロモン、あるんでしょうか」
「バイスは俺に似てるから…」
すいっとマークは目を逸らす。
「つまり?」
「カッコいいのにモテない、というなんか知らないけどそんなことになりそう!」
「それはママがお母様に囲われていたからですよ!」
「そんなことない!恋人になるまでぜんぜん女の子にモテなかったんだよー!」
頑なにそう言い切るマーク。
「でもまぁ、お母様とらぶらぶになってよかったですね?」
「そうだね…」
バイスはマークの地雷を察して話をすり替える。出来た男なので。
「あ、ママは自分のことカッコイイとちゃんと認識していらっしゃったのですね。意外です」
「ナルシストとか自意識過剰みたいに思われるかもしれないけどさ、この顔は平均より上じゃないかと思うし、一般的であったとしてもカッコいいという自己暗示で自信を持っていればモテると思って」
「ああ…ママの基本行動ってそこに収束されていくのですかぁ…」
最初の話題から変な着地点になってしまったが、まぁいいかと思うバイスであった。