バイスは一人で眠りたいと二人に訴えてはいるのだが、心配だからと望みを叶えてもらえていない。
マークとインサニアに挟まれて眠らされる。
はさまんといて!と叫びたいバイスであるが、夢見が悪いとうなされているのは相変わらずなので…。
だがしかし、しかしだ、バイスがいるのだから配慮してほしいわけで。
「んっ…ぅ、ちゅっ…」
マークの艶めかしい呻きとリップ音が聞こえてきた。
バイスが寝ていると思ってちゅっちゅしはじめるのである。
ちゅっちゅするのなら二人っきりで寝ればいいのに!とバイスは思う。正論である。
マークの手が伸びてきてバイスの頬を撫でて、抱き寄せてくる。
はわはわするバイスだが声は漏らさなかったのでエライと自分で思った。
マークの胸元に頭を擦りつけるような形になる。
マークから良い匂いがする。ちょっとえっちな気分になってくる謎の匂いだ。
お父様はこんな匂いさせてなかったのに。
お父様はお父様で色香はあったけれども。
「インサニア、もうだめ」
マークの小声。
バイスを撫でていた手を離してインサニアの唇に指を当てて押し返しているのだがバイスには見ることは出来ない。
「別にいいだろ、バイスも静かだし」
絶対お母様は僕が寝ていないの解ってるくせに!とバイスは心の中で叫ぶ。
マークの方は解らない、本当に寝てると思ってそうなので。
インサニアの手がバイスの口を塞ぐ。
インサニアがマークに少し詰め寄る。インサニアの脚がバイスの上に重なって、詰め寄ったその分ぐりっとバイスの股間にインサニアの脚が擦りつけられる。
バイスはインサニアの脚を押し返そうとするがインサニアの指がバイスの口の中に侵入してそのえっちな指先で舌を撫で始めた。
マークはマークで再びインサニアのキスをされている。
お母様がえっちすぎる…とバイスは抵抗する気を失わせていく。
こうやって自分とマークを悶々とさせておいて寝るのだから、本当悪いお母様なのだ。