「これって…本当に…家族同士の愛情表現なんですかぁ?」
涙目になってバイスは疑問を二人に投げかけた。
今、ベッドの上でインサニアとマークによってバイスはもみくちゃにされている。
服は中途半端に脱がされ半裸で仰向けの状態のバイスの股間にマークが顔を埋めてナニをしゃぶっているし、インサニアはバイスの抵抗を抑えるためか上半身を抱き締めるように後ろから腕を回し、バイスの露出した胸部を撫でている。
家族愛ではない、おそらく、きっと。
知識に一般常識はある、あるのだが…。
「あっ」
吸われ始めて腰を浮かせて仰け反るバイス。
マークのフェラが気持ち良すぎる。
お父様と同じはずなのに、違う気がするのだ。
お父様のアレは、『インサニア』を求めていて―――今、目の前のマークはバイス自身の反応を見て楽しんでいるようであった。
「イ、ク…!だしちゃう、おくちにだしちゃうぅぅ!」
「いいぞ出して」
インサニアの低い声に囁かれるままバイスは射精をしてしまう。
じゅるじゅるとワザと音を立てて吸いあげて飲み込んでいくマーク。
「はぁ…バイスくんの美味しいね」
微笑んでくるマーク。
バイスは顔を赤らめて短い呻きを発することしかできない。
「俺たちバイスくんのこと愛してるからね、いっぱい気持ちよくしてあげる」
「でも、それはっ…!かぞく?では、なく…」
「家族だからするんだろ。」
インサニアが言い切ってバイスの口をキスで塞ぐ。
お父様から仕込まれたキスと似ている、だがやっぱりこちらも違う。
「う、うっ…」
キスから逃れようと手を伸ばすがその手はインサニアに捕まってしまう。
指が絡まるだけなのにゾクっとした快感が走る。
「ちゃんと勃起できて偉いねバイスくん、インサニアのキスってえっちだよね?」
マークがそう言いながら腰を落としてバイスのナニを自ら納めていく。
「んぅ、う!?んぅぅ…!」
「大丈夫だよバイスくん、ちゃんと動くから」
「うっ!んぅ…ん…」
叫ぼうにもインサニアのキスで力が抜けてしまう。
そしてキスから解放されてもインサニアはバイスを抱きしめたままなので逃げることもできない。
「まー、くせんせぇ…きもち、よすぎ、てぇ…もう…」
「イっちゃう?我慢しなくてもいいよ、いっぱい出そ!」
「は、あ…」
「俺もキスしてあげるね?」
「ひぁっ」
マークが覆いかぶさってきて、バイスの意識はイキながらトんだ。
気が付くとマークが心配そうな顔で覗き込んできた。
「バイスくん大丈夫?バイスくんのお父さん思い出したりした?」
マークの手が優しくバイスの頬を撫でる。
暖かくて落ち着く。
お父様はこうやって撫でてくれただろうか?無い気がする。あったとしても、思い出せない。
「いえ…その、気持ち良すぎて意識を落としてしまい…すみません」
「ごめんね、いきなりでビックリしちゃったのかな?いっぱいバイスくんに愛情を与えたくて焦りすぎちゃったね、ごめんね本当に。
これからずっと一緒だもんね、焦らなくてもゆっくりやっていこう」
「え、あの…そのですね、えっちなことは別にしなくても…?」
「何故だ?愛情を示すのはセックスが解りやすいだろう?」
インサニアは首をかしげる。
「気持ち良ければ愛し合っているということだろう?嫌いだったら気持ちよくないし」
「そ、それは…」
バイスはマークを見るがマークは苦笑するばかりだ。
「この家では、そういう感じということでしょうか」
「そうだねぇ、インサニアこんな感じだからねー」
「僕の心臓がもたないかも…」
「なら鍛えるしかないな?」
インサニアもバイスの頭を撫でてくる。そのままキスをしてきそうなえっちな手つきだ。
「お、お手柔らかにお願いします…」
とんでもない両親のところにきてしまったぞ…バイスは半泣きになりながら思うのだった。
ちょっと歪んでいる愛情表現はお父様に近いが質が逆方向だ。
えっちに翻弄されのめり込みそうになっている自分が怖いバイスであった。