エルネスティーネという妹
2009年に書いたものです。
エルナに襲われるキュルテンの話
どうしてこんなことになったのだろう…とキュルテンは思う。
やはりシュバルツバルトに帰ってくるのではなかった。
いやしかしジュノーにケティの住む孤児院があるから仕方が無いのだが。
やはり表立ってうろうろするものではなかった、と後悔の念が押し寄せてくる。
「お兄様~、どんどん食べてくださいね!」
「あ、あぁ……」
すごくうんざり顔のまま、キュルテンは目の前に座っている女性に頷く。
彼女はキュルテンと同じ色の髪と目をしていた。
二番目の妹、エルネスティーネだ。
ミカエラと違い知性と品は持っているのだがやっぱり血筋かおかしなところもある。
…兄であるキュルテンに対して異様に好意を示してくるのだ。
それはもう妹以上の、兄弟愛ではないもっと別の愛である。
ジュノーでばったり会ってしまい、半ば強制的にリヒダルゼンにあるレストランに連れられていた。
高級感あふれるそこはエルナの行き着けの店らしい。
場違いすぎて凄く息苦しいキュルテンだがエルナは気にしなくていいですよと気を使ってくれた。
「いつもエルナはこういうところで…?」
「はい!リヒタルゼンに住んでいますので!!!!」
「よくあんなゴミみたいな生活から…あぁいや、荒んだ生活からこんなところまでこれたね…
お兄ちゃんびっくりだよ…どういうマジックだよ……」
後半ちょっと卑屈になってるキュルテンだがエルナは気にして無い様子で、
「努力です!やはり勉強をしっかりしていれば良いところにいけるのですわ!」
「そ、そーなのかー……」
「お兄様?食が進んでおられないようですけど、遠慮なさらなくてもいいんですよ?」
「あぁ、ごめん。」
「お口に合いません?」
「いや、美味しいよ」
「よかった…」
ほっとしたのか笑顔を浮かべるエルナ。
ちょっと可愛いと思ってしまったが、キュルテンはエルナから視線を反らして邪念を振り払った。
血迷ってはいけない、思い出すのだこいつの性癖を。
隙を見せてはいけないのだ、それはエルナだけではなくほかの兄弟に対してもそうなのであるが。
「うふふ、どんどん食べてくださいねお兄様♪」
「あぁ……」
◇◇◇◇
足がふらつく、そんなに飲んではいないはずなのだが。
警戒しすぎて飲みすぎたのだろうか?
「お兄様、わたくしのアパートが近くに御座いますからそこで休まれては?」
キュルテンに肩をかしているエルナはそういいながらアパートへ誘導していく。
「いや、いい、このままジュノーへ帰る…」
「無理ですわそんなフラフラで。少しだけでも休まれないと」
「いや、でも………」
身の危険を感じているキュルテンだが、どうしようもないほど意識が朦朧としている。
なんだかんだでエルナの部屋の前までつくと、キュルテンも限界がきたのか意識を手放してしまった。
エルナはキュルテンを自分のベッドに寝かせた。
女性用のベットのためか、キュルテンが寝ると小さく見える。
「うふふふふふふふふふふふ……!!!」
不気味に笑うエルナ。
「ごめんなさいお兄様…一服盛ってしまったエルナをお許しください…うふふふふふ」
全然反省をしている様子のないエルナ。
「とにかく寝顔ゲット!」
言いながらカシャカシャとカメラにキュルテンの寝顔を収める作業に入る。
「あぁっ…お兄様の身体逞しい…!!!」
服を脱がせ、頬を赤らめるエルナ。
「エルナのモノ♪」
ほお擦りしてその筋肉を感じる。
そしてズボンを脱がしに掛かった。これがメインである。目的である。
「ご立派ですわお兄様!」
キュルテンに馬乗りになり、取り出したナニを愛しそうになでる。
そうして半勃起状態のそれに口付け始め、手で扱きはじめた。
「んっ…んん♪」
楽しそうにフェラをしているエルナの下で、僅かにキュルテンが動いた。
「う…?」
「あらお兄様気づきましたの?さすがお兄様早いですわね…」
身を起こし、エルナはポケットから小さなケースを取り出す。
蓋を開けるとそこには数本小さな注射器が並んでいた。
「薬の抵抗がお強いのは傭兵家業のお陰ですか…?」
「エ…ルナ……?つっ…」
首筋に一本打たれる。
「そうだわ、どうせもうずっとわたくしのものになるのですから…いっぱい打っちゃってもいいんですわ……」
ニヤリとキュルテン家特有の狂気笑顔になるエルナ。
「動かないでくださいましお兄様!」
兄の顔を押さえ込み、ぐいっと上を向かせ首筋を露出させる。
「え、るなぁ……!!!」
「痛いですか?大丈夫ですわお兄様!気持ちよくなって参りますから!!!!」
ぶすぶすと注射器を打ち込み薬の注入を数回繰り返す。
「かはっ…あぁ……」
空気が漏れているような呻きを漏らしているキュルテン。
「わたくし興奮して参りましたわ…ずっとずっと一緒にいましょうお兄様」
普通にバッドエンド(まじで終わる)のでエルナに対してめちゃくちゃ距離を置いているのである。
レオンなんでこんな女が好きなんだ…。