四肢切断インサニア
四肢切断マークは当時描いとるしインサニアでいいか…となった(インサニアでいいか!?)
もしインサニアがカルロに監禁されていたらのIF
最悪だ―――インサニアは朦朧とする意識の中、悪態をついていた。
身体は痺れていて動かせない。
カルロに抱っこされているが、そもそも手足が断たれていた。
カルロがアンナを唆して手足を切らせたのだと思う。薬を盛られて意識を失っていたインサニアは自分の状況と普段の彼らの関係からそう想像するしかなかった。
罵詈雑言をカルロに吐こうにも舌が痺れていて動かない。
「ここで暮らそうね」
普段の飄々とした声色ではなくなんか湿度の高い、子供に言い聞かせる様な甘い声色でカルロがインサニアに言ってベッドに降ろす。
インサニアは忌々しくカルロを睨む―――睨んでいるつもり。
「今日は体力使ってるから寝ないとだめだよ?」
何やら小瓶を取り出して匂いを嗅がせてくる。
薬品の匂いを感じた瞬間、インサニアの意識は落ちた。
ここはカルロの自室らしい、とインサニアはぼんやりと把握する。
窓は雨戸を締められていて光が入ってこない。
部屋の中は真っ暗だ。
カルロがいるときに周りを見た時、部屋の壁は本棚が並んでそれでも収納しきれない分の本が床や机に散乱していた。
マークの部屋より散らかっていてインサニアはイライラした。
屋敷の図書室にでも閉じ込められているのかと思ったが、かろうじてクローゼットがあってカルロが着替えていたので、おそらく自室なのだ…。
逃げることも考えたが手が使えないため内鍵がたくさんついてる扉を開けられる気がしない。異常すぎるが、子供のころから鍵はそうらしい。
増やしていって今の異常な状態なのだろうと思う。
そうして、ほとんど薬で眠らされ、起きている時はこのような真っ暗で何も解らない状態かカルロがいて絵本を読まれたり食事の世話をされたりで楽しくない。
手足を奪われたことが非常に腹立たしいが、アンナが手足をもっていっているはずである。
ならホルマリン漬けではなく保存液に漬けて「生」の手足を眺めて楽しんでいるはずだ。
あの女はそういうことをする。
自分の切ったモノを眺めるのが好きだから。生きていると尚更良いと思っている。
だからくっつけようと思えばできるのだ、腕を生やすのはコストがかかるが繋げるのならさほど難しくはない。
「ただいまインサニア」
部屋が明るくなる。
カルロが帰宅した。荷物と食事のトレイを持って。
ブーツを脱ぎ捨て荷物は一人用のソファに投げ置き、本を避けながら(多少踏みつけているが)ベッドまで来て腰かける。
「お腹空いたァ?食べさせてあげるねぇ」
甘ったるい声。
顔はいつものへらっとした笑みではあるが。
インサニアを引き起こし、ふわふわクッションを背もたれにし食事を取らせ始める。
味は可もなく不可もなく、ストゥルニ家で出されている食事と同じものだろう。
食事の後は抱き上げられて風呂だ。
隣の部屋が風呂とトイレになる。反対側にも扉があって、もしかすると図書室のような最悪な部屋と表向き用の部屋の二つがあるのかもしれない。
つまり何かしらカルロに訪問者が来てもベッドの上のインサニアが見れる部屋ではなく反対側へ案内されるわけだ。
インサニアはイライラしながら心の中で罵詈雑言。
口に出していってもカルロにはきかないのだ。
イライラする。
甘ったるいカルロの声も、こうやって世話をされるのも、いかがわしい薬を嗅がされるのも。
朝、起きると朝立ちしていた。久しぶりだ。
まったく抜いていないのだからそうなるだろうなとインサニアは思う。
横でインサニアを抱き枕にして眠っていたカルロも目覚める。
そしてインサニアの変調に気づいて舌打ちだ。
こいつ嫌い、とインサニアは思う。
「マークはどうしてた?」
声が普段の声色に戻っている。
「口か尻」
「はぁー。しゃーねぇな」
嫌々、といった顔でカルロはインサニアの勃起するそれを手で扱きつつも口でしはじめる。
「ここ切ってもよかったな」
「そんなことしたら絶交だからな」
「絶交はヤだなぁ…でも友達ってこういうことしないんだよインサニア。あと子供はこんな大人なカタチしてない」
「狂ってないで口を動かせ、苛々して仕方がない」
「あぁ、溜まってるのか。全然気にしてなかった」
カルロはインサニアの腰を抱きながらしゃぶる。
「っ…は…」
身を捩るインサニア。久しぶり過ぎて声が漏れてしまう。
素直にカルロの口内に射精する。カルロはそれをティッシュに包むよう吐き出す。
「まっず」
「マークは美味しいって言ってる」
「あいつはそういう趣味だろ…。あーもう、お前の射精管理も考えないといけないのか、子供なのに」
「子供じゃない」
カルロに不満げなインサニア。
「待ってろ、準備するから。今日はとりあえず抜くわ」
「なんか嫌になってきた、やめろ」
インサニアは拒絶するがカルロは言うことを聞かない。
結局色々と道具を持ってきたカルロにいいようにされてしまう。
絶妙な雑さが出てエネマグラを突っ込まれて放置され、インサニアは声を堪えて身悶える羽目になってしまう。
そのインサニアの横でカルロは黙って本を読んでいるのでたちが悪い。
「か、るろっ!かるろ、すとぅるにっ…!!ハッ…取れ、これっ…取れぇ…!」
前立腺を刺激され続け、前で行くより後ろでイキそうだと恐怖したインサニアが叫ぶ。
中の伸縮で余計に刺激が強まってインサニアはとろとろになりながら射精する。
「まえっ…さわって、まえぇ…!」
「うーん、おねだりするのは可愛いが内容が可愛くない…」
文句を言いながらカルロはベッドに上がり、インサニアを抱いてペニスを扱いてあげる。
それが良かったのかインサニアは蕩けた顔で、テンポのある呼吸に落ち着いていく。
(これはこれでアリか…?)
甘えてるような感じが、子供っぽさがあっていいのかも…とカルロは思い直して手で扱いてあげながらはふはふと空気を求めているインサニアの可愛いお口に指を入れて舌を撫でてやる。
「はっ…んぅ…ちゅ、ん…」
(指しゃぶる赤ちゃんっぽい!)
悦ぶカルロ。
赤ちゃんもストライクゾーンというわけではないが、許容範囲である。
インサニアが気絶するまでカルロはエネマグラを抜かなかったし弄り回すのを止めなかった。
カルロは純粋にインサニアと、子供のインサニアと友達になって遊びたいだけなのである。
だからインサニアのサイズを短くして、世話をして、遊ぶのだ。
インサニアはちっちゃくなったが動けなくなったので本を読み聞かせたり一緒にお昼寝をする。
そうして外で遊ぼう、という気持ちになって事前に準備をした。
インサニアに仕立て上げた新しい服、子供の頃よく来ていたデザインの服を着せて、気に入らなかったナニはフラット貞操帯で抑え込んだ。
これがかなりの苦痛だったようであるが、まぁ我慢してもらいたい。
大人になっているのが悪いのだ。
憔悴しきっているインサニアを抱っこして庭に出た。
人目が怖いので温室の方へ行く。
温室は毒草ばかりであるが、見た目は綺麗なのでそこでお茶でも飲もうかな、という話だ。
「みてインサニア、この綺麗なお花が睡眠薬になるよ。盛りすぎると永眠になるんだけどね。
昔使われてた麻酔だよ。今は使われてないけど。俺らは使ってるけど。こっちは―――」
(聞きたくない…)
ストゥルニ家の闇話は遠慮願いたいインサニアだ。
しかしカルロはテンションが上がってるのかペラペラ解説してくれる。
テーブルには事前に用意していたティーセットがあり、カルロはインサニアに飲ませたり食べさせたりする。
久しぶりの日の光は心地よかったが、カルロと温室が心地よくない。
「カルロ=ストゥルニ、もう私を解放しろ。隠せっこないだろ」
「嫌。なんでそんなこというんだ。一生お世話してやるって」
「インサニア家とマークが許すわけないだろう」
「インサニアからも言ってくれよ、俺と友達だからここにいるって」
「死ねクソボケ」
「なんでそんなこというの?ねぇインサニア、俺に何が足りない?マークみたいにセックスしないとだめ!?
お、おとなにならないとだめ!?こ…こどものインサニアが好き!ちっちゃいインサニアはセックスしない!精通してないと思う!」
「うるさい。私は大人だ。お前も大人だろ。今の私は精通してんだよ」
「うううううう…」
カルロは頭を抱えて唸る。
インサニアはカルロの執着がよくわからない。
子供の頃を言われたって、もう覚えてさえいない。だから過去にしがみつかれても困るのだ。
「インサニアはセックスできないから苛々して俺をいじめてるんだ」
「おかしな思考をするな」
「絶対そうだろ、お前下半身で生きてるし。解った、セックスする。それでお前が子供に戻るなら」
「いや、待て。戻るわけないだろ」
服を剥ぎ取られる。
「やめろ、おい!貞操帯で痛いんだ!やめろ!」
犯されるインサニア。
散々道具で解されてきていたので痛みは少なく済んでいるが貞操帯のせいで勃起できずそこが苦痛だった。
温室というあたたかな場所であるせいか、それとも刺激のせいなのか、汗が溢れる。
カルロは苦悶の表情でインサニアを犯している。
そんなに嫌ならするな、とインサニアは心の中で叫ぶ。
声を出そうとすると、別の声がでそうだった。
◇◇◇◇
だいたいわかってきたカルロはセックスの時は薬を使ってインサニアをバカにすることにした。
そうすれば可愛く甘えてくれる。
おねだりをして、キスを縋ってきて。
許容範囲だ。
「かる、ろ、もっと、ぼくの、おしり、いじって…」
キスをちゅっちゅと繰り返しながら囁くインサニア。
「いじってるよ?」
「ちが、う…かるろので、ほしいの…」
「そっかぁ。ちゃんとおねだりしてえらいね」
インサニアが望むのでカルロはインサニアを犯し始めた。
「インサニア、きもちいい?」
「う、んっ!かるろ、きもちぃ…いっぱい、きもちぃぃの、して…」
「インサニア…」
インサニアを抱きしめる。
違うのだ、こういうのが欲しかったわけではない。
カルロは記憶の中のインサニアを追う。
ちょっとした事件を思い返す。
いじめっこがインサニアにちょっかいを出して、キレたインサニアが鉛筆でその子の頬を刺したのだ。
鉛筆が怖くなった、先端恐怖症もそこからだ。
でもインサニアは怖くなかった、堂々としているインサニアが好きになった。
自分とは全く違うインサニア、そこから祈り崇拝し―――
今のインサニアはどうしたことだ?
こうしたのはカルロだ、お前だ、頭の中で自分が自分を責めてくる。
インサニアの手足を取ってどうするのか、そんなことしたら、鉛筆で刺してくれないではないか。
薬で退行させたって子供になるわけじゃない、ただ理性が緩んでセックスを求めているだけだ。
「間違えた…間違えてしまった…」
チャンスだと思ったのだ、手足が奪えるタイミングがあったのだ。
ちっちゃくすれば、子供だなんて、そんなバカな話があるか。
「かるろ…?泣かないで…?」
気持ち良さにふわふわ笑顔を浮かべるインサニアはぽろぽろと涙を零し始めるカルロに頬を擦り寄らせる。
「間違えた………」
もうカルロは動けなくて、インサニアを抱きしめることしかできなかった。