インサニアはマークの自室に上がり込んでくつろいでいる。
ごちゃついた部屋は我慢して、ベッドに腰かけ持ち込んだアダルト雑誌を眺める。
たまに視線を外して―――股間に顔を埋めて必死にご奉仕をしているマークの頭を撫でる。
「んぅ、ん…」
頭を撫でてやると嬉しそうに喉の奥で鳴くので面白いなとインサニアは思っている。
前髪を掻き上げてその目を眺める。
熱で蕩けたマークの目は上目遣いにインサニアを見て、マークの舌先がインサニアのナニの裏筋をくすぐる。
欲しいのだろうなと思う、催促だ。
インサニアは目を細めて微笑み、頭を掴んでぐっと口の中にナニを捻じ込みなおす。
まだ調子に乗っているので挿れてやらない。
この男はすぐ調子に乗るのだ、ちょっと可愛い顔になるのがなんだかインサニア的に腹が立つ。
なので顎が疲れるまでしゃぶらせてやろうと思っている。
そもそもこうやってじっくりとフェラをさせるのはこういう時にしかできない。
病院では時短、インサニアの性欲が発散されることがまず優先される。
仕事の合間であるし、こんなふうにじっくりとできないのだ。
仕事中のセックスを思い返すインサニア。
声を必死に抑えて、尻を突き出し受け入れて精を吐き出させようと腰を揺するマークの姿は滑稽で面白いので好き。
なのでいつも後ろから犯してしまう。 壁に手をつかせて犯したときは満足した気がする。
自分で体を支えさせ耐えさせて、そうして崩れていくマークが好き。
両手を壁についているせいで口を塞げず漏れるマークの鳴き声が面白い。
『イっ…ぁ、んぅ…ぅぅ…』
唇を噛みしめて、名前を呼びそうになっているマークが堪らなく良い。
噛みしめる唇をキスでこじ開けるのが楽しかった。
別に名前を呼んでくれても構わない。もともと名を呼ばれるのが鬱陶しくて黙らせてたのをマークにも言っただけなのだ。
律儀に気遣ってくれるマークが愚かで可愛いと思う。
インサニアはマークが泣いて酷い目に合うのが好きなんだろうな、と自覚している。
犯しながら殴ってしまいたくなったりもする。しかしそれはお互い了承の上でないとこちらが犯罪者になってしまうので。
インサニアは雑誌を床へ投げてマークの頭を掴みなおして喉の奥へ押し込み熱を流し込む。
「っ…ぅ…ぅっ…」
マークは顔をより紅潮させながら精液を飲み込んでいく。
インサニアはこういうのは嫌いだ。ゴムをつけてサクっと終わらせたい。しかしマークが飲みたいというしシャワーも浴びないでほしいというのだ、変態だと思う。
本当に嫌だが、やってあげてしまう。自分はマークにとても優しい…と思うインサニアだ。
少し荒い息遣いでマークは舌でインサニアのナニを丁寧に舐め上げて綺麗にしていく。
「はぁ…インサニア…」
マークがうっとりした顔で腕を上げて抱き着いてくるのでそのままベッドに押し倒す。
インサニアはマークの腰に巻かれているタオルを奪い、脚を押し広げてナニを捻じ込んだ。
そこはフェラ中にじっくり解させてあるので安易にインサニアを受け入れてくれる。
マークを犯すのは気持ちがいい。
女とアナルセックスの経験は少しあるが、同じようでなんだか違う気がするのだ。
体格の問題だろうか?解らない。
「あっ…あ、あぁぁぁ…」
病院ではなく自室なので、しかも音楽を聴くために防音に優れている部屋、マークは遠慮なく喘ぐ。
マークの好きなところを重点的に当て擦ってやる。
「ひ!?や、あ?いん、さにあっ、待っ…!」
身体を捩じるマークだがインサニアはマークの腰を掴んで逃がさぬようにして腰を振るい続ける。
マークの中の伸縮が凄く気持ちいい。
ずっと味わっていたいぐらいだ。
前立腺をぐりぐりと押し上げると面白いほど仰け反る。
腰を前後に振る勢いを変えてそこを擦り続けてやる。
締め付けが気持ちいい、もっと奥へ欲しがっている伸縮の動きをしているのに前立腺を擦る刺激も欲しがってマークの腰が揺れている。
「はげ、しっ…!や、待って…待ってぇ…!」
「うるさい」
前立腺あたりを強く叩くように刺激してやると痙攣するので楽しい。
マークはシーツをぐしゃりを握りしめ、インサニアに抱き着くのを堪えながらも脚が絡もうと揺れる。
しかしマークの腰を掴んでいたインサニアの手はその動きを察して脚を掴み押さえるので絡むことは叶わない。
「うっ…う、うぅぅ…」
また仰け反り、唇を噛みしめながらマークは大粒の涙をぽろぽろと零していく。
後ろで達したのだ。
マークのナニから溢れ出る先走りが潮を吹くかのようにぷしゅぷしゅと不規則な量を吐き出していく。
こんなに前立腺を弄られているのに射精できずに尻でイってしまったのでマークはもどかしいだろう、とインサニアは思うと笑ってしまう。
後ろでイクのが早いのも、マーク自身がフェラ中に解すのをやりすぎてるせいだ。自慰をしている。
インサニアは指摘も指導もしてやらないが。
もっと尻でイカせたいのでより深くゆっくりと捻じ込んでいく。
マークは意識が半分トんでいるのか、抵抗もなく呻きながら体を震わせる。
奥を軽くとんとんと叩く様に腰を動かせばマークは気づいたのか悲鳴を上げてインサニアに飛びつこうとする。
しかしそれを押さえつけて次にインサニアは焦らすような腰の動きを繰り返す。
マークの腹を手で押さえ、じっくりと引き出し、ゆっくり挿入する。
マークの手が自身のナニを弄ろうとするので両手を握ってやる。
勃起しピクピク動くマークのナニが可愛いと思ってしまう。男の股間なんぞ嫌いなのに。
ぎゅっと手を握り締めるとマークも握り返してくるが力が弱い。
「はっ…ひっ…ぁ、…」
涎を垂れ流しながらマークは腰を浮かせて揺らす。奥に欲しいのだ、抉るような刺激が。
そう教え込んだのだが。
インサニアは愉快に思いながら手を離し、再びマークの腹に触れる。
「ひっぁ、ぁっぁ、ぁ…!?お、かし、インっさにあ、おかしくっなりゅ…!」
中と外の圧迫感に身悶えるマーク。
「お前本当にこういうの好きだよな…ここ叩かれるの、好きだな?」
マークの腹を撫でていた手の指先で、腹を突く。欲しがっているだろう場所を刺激する。
その動きに興奮したマークは再び、しかし軽く仰け反ってから小さな痙攣を起こす。
甘イキというやつだろう、とインサニアはマークの姿を眺める。
この男は感じやすいな、と思う。なんでもインサニアの指先が好きらしい。インサニアの指の動きが好きだと。
亀頭をその指先で撫でてやる。
ゴムなしの、素手でマークのそれに触れるようになったのは最近だ。
マークを可愛いな、と思い始めてからだったかもしれない。マークを男としてみれなくなっただけかもしれないが。
先端を指の腹で可愛がってやると瞬く間に射精した。興奮しすぎだと思う。
「いん、さにぁ…」
蕩けた顔のマークが精液で汚れたインサニアの手を掴みよせてしゃぶり始める。
「やめろ」
甘やかしてはいけないのでインサニアはマークを振り払い、体勢を変える。
後ろから犯す形だ。
マークの顔を見ていたいが、調子に乗るので解らせるのにはこの体位になってしまう。
もうあとはお互い満足するまでセックスをするだけだ。
先にマークが満足するので泣き叫ぶマークを犯すのが気持ちいい、余計こちらが興奮するということを解っていない。
がっちりとマークの腰を抱きしめ密着し腰を打ちつける。
打ち続けつうちにぶつかっていた先端が閉じられている直腸の先を抉じ開ける感覚が最高に良かった。
「~~~~っっ!!!!」
この瞬間の、泣き叫ぶマークの声が好きだ。
射精をして、熱を注ぎ込んでやる。
マークの蕩けきった嬌声にまた興奮してくる。
だらしなく射精し続けシーツを汚すマークのナニも気にならない。
気分がいいのでそれを扱いてやりながら、腰を動かす。
緩むことも知らず、しかしキツく締め上げてくるわけでもないマークのとろとろの中を味わう。
爪先でマークの亀頭…尿道口を軽く引っ掻いてやるとぎゅっと中が締まって痙攣を起こすので面白かった。
マークは変態なので尿道を責めてもいいのか…とインサニアはちょっと気が遠くなりそうだったが。
「いんさにあっ…いんさにあぁぁぁ…」
蕩けた顔でマークはインサニアの名を呼ぶ。
マークの身体が尻を突き上げてる体勢のままなのでキスがしづらいインサニアはマークのうなじに噛みつく。
「ふっ…!ふぅっ…!フゥーッ!」
興奮しているのか、マークはシーツをぐしゃぐしゃに握りしめ、それを噛み締めて下半身の痙攣を起こす。
マークの射精も潮吹きになっていた。量は尿だが透明なものを噴出させている。
首を噛まれながら一番奥にナニが入り込んでいるのがよほど良かったのだろう。
インサニアがキス以外で口で何かすることがなかったので余計に興奮させたのかもしれない。
インサニアは満足するまでそれを続け、終わった後はマークを放置しすぐにシャワーを浴びて身なりを整える。
部屋に戻るってマークの様子を見るがマークは犯された姿のまま。突き上げた尻から精液を垂れ流し、気を失っている姿は無様だなと思う。
でもその姿にしてしまいたいのだ、そうすることでインサニアは満足感を得られる。
酷い姿のマークが愛おしい。可愛い。面白い。好き。
「また明日」
インサニアは返事が出来ないマークに声をかけて部屋を出て行った。
彼なりに声をかけているので気遣っているほうなのである。
原典に返ってえっちを書こうと思いまして。インサニア視点でやろうと。
でもインサニアの内面はこの話よりもっとエグい感じだったんで、マイルドにしました。
本来ならもっと見下してて一般には不快に感じる思考をしている。悪い男だ…。
まぁそこからマークとの接触で人間として向上していくという感じなんですけどね。(言い訳)