INFERNO

第7話「ラクリマ=カンツォーネ」

「森林に囲まれたこの街、エミリアは綺麗なところなのよ。
 街の住人の半数はハーフエルフだし自然を大切にするのね」

 花梨は街中を歩きながらインフェルノに説明する。
 街の住人はエルフの特徴をもった者たちが大半で、賑やかというよりは静かな街だ。
 しかし何故だか視線を向けられる。特にインフェルノを見ているようである。

「なんか見られていないか」
「なんでかしら?」
「アンタたちグラディエフから来たの?」

 声の方を向くと、エルフの耳を持った淡い金髪の少女がムッとした表情でインフェルノを見ていた。
 背はそれほど高くもないし、目が茶色がかっているのでハーフであろう。

「ううん。砂漠の方から来たの」
「でもそこの医者はグラディエフの病院の白衣を着てるじゃないか」
「昔はそこの医者だったが今はもう違う」
「じゃあなんで着てるんだよ」
「わたしは白衣を気に入っているからだ」

 食って掛かる少女にインフェルノはまったく動じず着ているのは当然といった顔のまま答える。
 呆れた空気が漂う。

「ベレッツヘムは嫌いか」
「グラディエフ名物の一つだから嫌いだね。
 私らエミリアの住人はグラディエフが嫌いなんだよ。その服脱いでくれない?見ててムカつく」
「人の好みを他人にとやかく言われる筋合いは無いな」
「じゃあとっととこの街から出ていきな!阿呆ども!」
「待った待った待った」
「ウンウン、君の主張は良くわかった」

 飛剛と青水が割ってはいり、青水は何気に少女の肩を持って宥める。

「追い出されちゃ敵わないわ、インフェルノ…少しだけガマンして?」

 花梨がインフェルノに言う。
 しかしインフェルノはイヤそうな表情を浮かべた。
 強情である。

「気に食わないな。そもそもグラディエフが嫌われる理由がわからん。都会だからか」
「自惚れてんじゃないよ!
 アンタたちが勝手に私らの森を切り開いたり空気汚したりするからエルフたちの住むところがなくなってるんだ!
 ふざけんじゃないわよ侵略者!」
「この街に住ませたらいいんじゃないか、エルフを」
「あんたバカじゃないの!?自分の住んでるところを人間に侵略されてんのよ!?
 森はもともとエルフ族のモノなんだよ!」
「知らん。私が線路を引いているわけじゃない」
「キィィィィッ!!!!」
「あーもう、インフェルノ~」

 花梨はため息を吐きながらインフェルノの白衣を強引に脱がす。

「何を…」
「郷に入っては郷に従えって言葉知ってる?
 それに服を脱ぐぐらい良いじゃない。しばらく預かりますからね」
「……」

 ふてくされた顔をするインフェルノ。

「ごめんなさいね、この人は融通が利かないの。
 それにずっとグラディエフに住んでいたから周りのことがよくわかってなくて」

 申し訳なさそうにいう花梨に、少女はフンっとそっぽを向きながら、

「なんだいそれ?まぁいいよ、白衣さえ脱いでてくれればね」

 そういうとスタスタと去っていく。

「本当にエルフの血混じってるのかってぐらいに気の強い娘だったね」
「半分人間の血が混じってるからそうなるんじゃない?」
「うわ!」

 飛剛はぬっと後ろからくる影に驚く。

「ガルバさん。なんでここに?」
「空をピューっと飛んできたんだ。昨日出て、さっき着いた所」
「なるほど…直線だから道に沿ってのらくら歩いてる私たちより早かったわけね。
 いや~、移動方法ではなくって、なぜここに来たのかという話もお願い」

 顔を顰める花梨にガルバは可笑しそうに低く笑いながら。

「目的地がここだっただけだよ」
「そういうこと。」
「傷はもう良いのか」
「あぁ、おかげさまで。」

 インフェルノに答えるガルバ。

「しかしアンタたちがココにくるだなんて…わたしはてっきり北に向かうとばっかり」
「ちょっといろいろあって。 そうだガルバさん…劇団コッペリウスってどこに向かってるか解る?」
「それならこの街にいるけど?」

 素っ気無く答えるガルバ。

「え!?」
「わたしも劇団追ってここに来たクチだから…ってあんた達も劇団追ってたのか?」
「そうなの、探しものが劇団に…っあ!?インフェルノいねぇぇぇ!!」
「なにィ!?」

 全員慌てて辺りを見回す。

「もう!!慌てんぼうなんだから!みんな手分けして探すのよ!」

 馬に乗って走っていく花梨。

「…何?どゆこと?」

 キョトンとしてるガルバは青水と飛剛に顔を向ける。

「いろいろあってインフェルノが劇団に用事できたんだよ」
「劇団の女に用事があるんだけどね」
「よくわからないが、劇団の鑑賞目的じゃないってことは何となく解った」
「わりぃけど探すの手伝ってくれねーか?あいつ何を仕出かすかわからん」
「OK、空から見てみるさ」

 翼を生やし、空へと飛び上がる。

「そういや…気で追えないか?」

 青水は飛剛に呟く。

「え、僕も探さなくちゃいけないの?」
「テメー…」
「ここで風飛ばすと、ちょっとエルフの方々が警戒しちゃわないかなぁ?」
「そうか、じゃあ歩くか」
「面倒くさいなぁ…」

 トボトボと、飛剛と青水は歩き出した。



   ◆◆◆◆



 エミリアの広場で劇団は作業に追われていた。
 本来は劇場などを借りることが多いのだが、広い施設が無い場合こうやって野外ですることも少なくない。
 その場合は簡易の舞台を立てるのだ。
 裏方たちはその作業に追われ、残りの団員は楽器の音合わせを行う。
 その中でテンクウはヴァイオリンを演奏していた。

「テンクウ、大分上手くなったじゃないか」

 演奏を終えると団長が歩み寄ってくる。

「団長…」

 ヴァイオリンを肩から下ろすテンクウ。

「初めの頃は酷いものだったがなぁ…」
「ははは。弾けないと劇団に置いてもらえませんからね。でもまだまだです…」
「もともと手先が器用だから大丈夫よ」

 ラクリマがやってくる。

 いつもの黒いドレスではなく、青色をベースとした煌びやかなドレス衣装を身に着けていた。

「団長ー!舞台を見て欲しいんですけどー!!」

 裏方の一人が団長を呼ぶ。

「あぁ!今行く!…それじゃあ続けててくれ」

 舞台の方へと向かっていく団長。
 ラクリマはテンクウの横に座る。

「貴方と出会ったのは…いつごろだったかしら…」
「満月の夜でしたね。どうしたんですかいきなり」
「ううん…なんだかこの街にいると思い出しちゃうの…雰囲気が似てるせいかしら。
 私、びっくりしちゃったわ…貴方、森の中で血だらけになって倒れてるんですもの…」
「驚かせてしまって申し訳ないです…」

 苦笑しながら答えるテンクウ。

「一人旅をしていましたから…『魔物』によく襲われてしまうのです。
 でも、劇団に拾われて良かった。わたしは手品しかできないのに」
「前座で頑張ってくれたじゃない」

 微笑むラクリマ。

「私、貴方に出会っていなかったら今頃…悲しい歌しか歌えていなかった。ありがとう」
「ラクリマ…」

 テンクウは再びヴァイオリンを構えて弾き始める。
 それに合わせて歌い始めるラクリマ。
 その様子を作業をしながら眺めていた裏方の一人が呟く、

「団長、ラクリマさんってテンクウさんのことが好きなのかな?」
「なんだ急に」
「良い歌を歌うようになったから」
「そうだな。随分と明るい歌声になったもんだ。
 …ラクリマがテンクウを拾ってきたときは厄介なことが起きると思ったが。
 テンクウは物覚えがいいし才能がある。この劇団は才能がある者だったら拒まん。
 ほらさっさと仕事を仕上げてしまえ!時間が迫ってるぞ!」
「はーい!」






 歌が聞こえる。





「はぁ…はぁ……」

 インフェルノは広場に出た。
 足をとめ、息を整える。

「いた……やっと、見つけた……」

 ラクリマを発見し、歩み寄るインフェルノ。

「何だ?」

 弾くのを止めるテンクウ。

「お前!私の為に歌え!」
「きゃあ!?」

 インフェルノに肩を掴まれ悲鳴を上げるラクリマ。

「私の為に歌うんだ!!!」
「な、何なの貴方!?何を言って…!」
「私の為に歌えと言ったんだ!お前の歌が必要なんだ!私にはわかる!」

 叫び迫るのでラクリマは半泣きだ。

「ラクリマから手を離せ!」
「うるさい!うっ!?」

 手に激痛が走り、ラクリマから手を離す。
 見れば手の甲にトランプのカードが突き刺さっていた。

「邪魔をするな!」

 カードを引き抜いてテンクウを睨むインフェルノ。

「ラクリマに乱暴は許さん」
「一刻を争うんだ、私はこの女に歌って貰わないと殺される」
「意味が解らないな、それ以上ラクリマに近づくな!近づいたら容赦しない」

 カードを構えながらいうテンクウ。

「説明したって理解できんだろう、この女が必要なんだ、邪魔をしたら撃つぞ」

 銃を抜いてテンクウに向ける。

「そんな紙切れより銃弾の方が早いだろう?動くな」
「いやっ…!」

 インフェルノはラクリマの腕を掴んで引き寄せる。

「何なの貴方は!」
「お前が必要なんだ」
「いやっ!いやです!」

 暴れるラクリマ。インフェルノの視線がラクリマに向かう。

「ラクリマ!」
「ぐ!!!」

 無数のカードがインフェルノの腕に突き刺さり、インフェルノは膝をついて腕を押さえる。

「ぐっ…ぅぅ……」

 白い服が染み出した血により紅く染まっていく。

「ラクリマが嫌がることをするな。貴様に死の招待をするぞ…」

 歩みながら呟くテンクウ。
 インフェルノはキッとテンクウを睨んだ。

「死だと…?私の魂は地獄に捕らわれているらしいからな、今更だ」
「地獄…?」

 テンクウの青い瞳の中の瞳孔がギュッと閉じて瞳全体が薄い黄金色に変色する。
 異常な空気が溢れ始めた。死へ導かれるような冷たく静かな―――

「テンクウ…?」
「冥界に落としてやろう」

 手を振り上げる。

「だめ…」

 寒気がする、酷く空気が冷たい。
 テンクウが手を振り下ろすと全てが終わってしまう―――
 ラクリマは本能的にそう感じた。

「ダメよテンクウ!!」
「!」

 テンクウに抱きつくラクリマ。
 冷たい空気が一瞬にして消え、テンクウの瞳も澄んだ青い色に戻っていた。

「ラクリマ…!?」
「だ、ダメ…乱暴はダメよ…ダメ…」
「……そう、ですね。役人に突き出してきます」

 テンクウは宥めるようにそう言い、インフェルノの両手を縛り上げて立たせる。

「くっ…!離せ!!」
「うるさい、ついて来なさい」
「断る!」
「…」

 テンクウはため息を吐きながらインフェルノを引きずっていく。

(怖かった…お婆様が死んだときの冷たさだった…)

 身震いをするラクリマ。
 テンクウを良くは知らない。優しいテンクウしか知らない。
 知らない部分のテンクウを見そうになって、咄嗟に………

「まだいたんだねぇ」
「え?」

 振り返るラクリマ。
 団員はホラ、と言いながら

「昔よくラクリマの追っかけがいたじゃない。」
「あぁ…」
「テンクウさんが来てからそういうのなくなってたのに…油断大敵ってヤツね」
「……」

 そうなのだろうか、彼もタダの…?
 あの目は違うような気がした。
 真っ黒いあの瞳は本気の目だった。怖いほどに。

「ほらほら、そんな顔しないで」
「えぇ…」



    ◆◆◆◆



「もー何やってるんだか」
「こうなるとは思ってたけど…」
「本当になるやつがいるのか」

 花梨と飛剛、青水は呆れる。

「知るか。邪魔が入ったんだ」

 ムスっとした顔で、牢の中から答えるインフェルノ。

「一部始終を上から見てたけど、ありゃーただの誘拐だぞ?」

 ガルバがインフェルノに言う。

「…そういうつもりではなかったんだが。興奮した」
「そこでしばらく頭を冷やしてなさい。私たちが掛け合ってみるから」
「頼む…」

 しょんぼりしてるインフェルノ。

「私はいつ出れるんだ?」
「丸一日そこで反省してろって」
「こんな汚いところでか!?」
「自業自得ですっ」
「くそ…」
「じゃあ私たちはいくわね?お腹すいたら看守さんに言うのよ」

 花梨たちは行ってしまう。

(…あいつめ、何なんだ)

 インフェルノはベッドに横になりながらテンクウを思い出す。
 ただのトランプのカードを武器に使ったり、目の色を変えたり…普通ではない。

(そういえば最近エリザベスが出てこないな)

 青水から受けたダメージがまだ癒えていないのか、それとも何か企んでいるのだろうか。
 できればこのまま出てこないで欲しい。




 歌が聞こえる。




 暖かい歌。
 気持ちがとても暖かくなる歌。
 歌詞が素晴らしいだとか、曲が素晴らしいだとかではなく、その歌声が、心地よい。

「インサニア、少し眠る?」

 不意に声を掛けられて目を開くインサニア。
 マークが顔を覗き込んでいた。目を見開くインフェルノ。

「マーク…?」
「あ、もしかして寝てた?」
「え…」

 視線だけであたりを見回す。
 大学だ。大学の中庭。
 いつもマークと二人で並んで昼食を食べるベンチ。
 ベンチにマークは座り、インフェルノは彼の膝を枕にして横になっていた。

「まだ時間あるから寝てて良いよ?気分悪いんだろ?」
「…恋人同士みたい」
「それは辞退したいな。お前の恋人だと身が持たないよ」
「頭撫でて」
「いきなり甘えはじめるなよっ!恋人は辞退するって言ってるだろっ!」

 マークは何だかんだいいながらインフェルノのいう通りに頭を撫で始める。
 すぐに眠気が襲ってくる。
 このまどろんだ感覚が心地よかった。

「なぁマーク…」
「ん?」
「どうして空は青いんだ」
「…どうしてって」

 マークは空を見上げながらしばらく考え、

「落ち着く色だからじゃないか?」

 インフェルノを見下ろし、微笑みながら言う。
 青い空を後ろにしたマークの笑みはよく映えて見える。
 世界が拡がるような不思議な感覚。

「…そうか」

 涙を零し始めるインフェルノ。

「お、おいどうしたんだよ」
「わたしは…今まで空を見たことが無かった…」
「……」

 優しくインフェルノを撫でるマーク。
 インフェルノは目を閉じた。
 歌が聞こえる、遠くから。
 優しく心を包み込むような、優しい音色。








 深夜過ぎ。
 公演も終わり、ラクリマとテンクウは後始末を終えると団長に呼ばれ、宿の一室に案内された。
 そこには男3人とシスターが1人。
 花梨たちだ。

「初めまして、花梨といいます」

 挨拶をする花梨。

「すげー美人じゃねーか」
「だろー?インフェルノが血迷うハズだよー」

 ラクリマをみてひそひそ話す男だっちをスルーしつつ、花梨はまず謝った。

「私たちの連れがラクリマさんに迷惑をかけたようで…ごめんなさい」
「はぁ…」
「改めて、私たちからお願いしたいのです」

 花梨はラクリマを真っ直ぐ見つめて、

「彼…インフェルノは悪魔に取り憑かれています。それを祓えるのは『天使』だけなんです」
「天使……」

 顔を伏せるラクリマ。

「私たちは貴女の歌声こそ、その『天使』だと思っています」
「わたしは…わたしの声は天使なんかじゃありません」

 ラクリマは肩を震わせながら、

「私は、魔女です…呪われてるんです、私の歌声は…人を救えるものではない…」
「ラクリマ…」

 テンクウはラクリマを抱き寄せる。

「確かに貴女の歌声には力がある。」

 呟くガルバ。

「しかしその歌声は破壊ばかりではないと思うんだ、今日の歌だって良かったよ?
 ようは貴女の心の持ち様だと思うんだが」
「でも…あの人をどうやって救えと…見ず知らずの、あんな乱暴な人を…」
「うっ そういわれると…」
「もう一度インフェルノに会ってくれないかしら!?きちんと話し合えばいいと思うの!
 それでダメだったら無理に歌えとは言わないわ。
 インフェルノは言うだろうけど…あの人も死にたくないのよ、死にたくないから今まで旅をして貴女を探していた」
「…でも、私は天使じゃありませんので」

 立ち上がるラクリマ。

「私は魔女…いきなり天使だといわれても、困ります。…それでは、失礼します…疲れているので」

 出て行くラクリマ。

「やっぱりムリだったわね」

 ため息を吐く花梨。

「どうも、ご迷惑をおかけしました…私たちも帰ります」
「ん、んん…彼にも宜しくな」

 複雑そうな顔をしながら団長は花梨たちにそう告げ、外まで送っていく。

「…私の力でもどうすることもできないな」

 残ったテンクウは一人、呟きながら首にかけたペンダントを握る。

「死神は生きている人間を狩る能力はあっても、死者を狩る能力はない…」



   ◆◆◆◆



 ラクリマはこっそりと部屋を抜け出し、牢のある建物…インフェルノ元へと向かった。

「何かあったら声を上げてください」
「すみません、こんな夜更けに…」

 看守から灯りを受け取りながら、ラクリマはインフェルノがいる牢へと向う。

(あ…寝てる……)

 昼間とは打って変わって、結構可愛い寝顔である。

「うん…?」

 灯りに気づいたのか、目覚めるインフェルノ。

「誰だ?」
「私です…」
「!」

 ベッドから落ちながらも鉄格子のところまで詰め寄ってくるインフェルノ。

「何故きた?」

 随分と間の抜けたセリフであるが、彼なりに状況を把握したいのであろう。

「貴方のことが知りたかったからです」
「早く歌え」
「…私は天使じゃありません」
「なに?」
「私は魔女です、私の歌声は滅びを呼びます…小さい頃、悲しいときがあったときよく歌いました。
 すると、花は枯れ森は朽ち果ててしまったのです。天使がこんなこと出来ますか?」

 涙を浮かべながら呟くラクリマ。

「人だって…殺そうと思えば殺せる…」
「それでも!…それでも私はお前が天使だと信じている」
「え…」
「私の中にいるエリザベスを殺してくれ…!頼む、私はもう苦しみたくない!」
「でも、私が歌えば貴方も殺してしまうかもしれないのよ」

 ラクリマは顔を伏せる。

「人を、もう殺したくありません…」
「………」
「諦めて。私は天使ではないのよ…」

 そういって、ラクリマは引き返し始める。

「それでも…それでも!」

 叫ぶインフェルノ。

「私はお前が天使だと信じている!お前は私のために生まれて来たのだと!」
「……」

 灯りが消える。

「…やっと、会えたのに」

 インフェルノは膝をついて、項垂れた。

「私の天使…私の……」





END


↓↓↓当時のあとがき↓↓↓
次で終わるか、長くなったらあと2話か。
そんな感じでそろそろクライマックスです。
↑↑↑ここまで↑↑↑
あと3話です、ぜんぜんクライマックスまで長いぜ!?
この、インフェルノの傲慢さ当時書いてる時面白すぎて。
人に頼む態度じゃないの草なんですよね。もっと下手にでろ。
当時掲載した第七話原文→こちら
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