サキュバスマーク

えっちなおねえさんと僕

パラレルな世界でゆるふわ設定です。世界観はナーロッパ。


 バイスは今日も変わらぬ日常を過ごし就寝していた。
 そこにふと人肌の温かさを感じて目を覚ます。
 目の前に見知った可愛らしい顔。クセっ毛の赤毛と愛嬌のある笑顔が印象的なヒト。
 最近近くの食堂で働きはじめた可愛いお姉さんだ。名は確かマーク。
 今はその可愛い笑顔で自分の顔を覗き込んでいる。
 これではまるで―――

「夜這い!?」
「正解だよ。お邪魔します~」
「んぅ」

 キスをされてクラっと意識が遠のきそうになるバイス。
 おねえさんの舌の動きがえっちだ。おねえさんが手を握ってくる。指の細さにゾクゾクする。
 これで気絶するのは勿体なさ過ぎる、とバイスは頑張って気合を入れる。
 自分からも舌を絡ませ、唾液を交換し合う。
 おねえさんの唾液が甘くておいしい。舌が蕩けて消えてしまいそう。
 もっと欲しくなってバイスは強請るように舌先でマークの舌の裏側をなぞる。

「かわいいおねだりだね?大丈夫だよ、ほらいっぱいあげちゃう」

 マークは優しく微笑んだままバイスの口に指を突っ込み口を開かせたまま、舌先から唾液を垂らす。
 甘美な唾液にバイスは興奮する。興奮してしまう。
 身体が求める、おねえさんの体液を。
 しかしおねえさんは舌を引っ込めてやめてしまう。
 欲しくて舌を伸ばしてしまうがおねえさんの指が舌を押さえ込んでくる。

「君を見かけてから狙ってたんだよね。うれしい?」
「はひ…」
「よかった、ふふ、すごくおっきぃ…」

 ズボン越しに股間を撫でられバイスは呻く。
 身体に力が入らない。

「俺に任せてね。」

 マークはバイスからズボンを剥ぎ取り、剥き出しになったペニスの先端を焦らす様に舐めながら陰茎の根元を指先で優しく撫でるように扱く。
 もどかしく、しかし興奮するその愛撫にバイスは声を漏らして腰を揺らす。
 じわりと先走りが垂れてマークは嬉しそうに目を細めてそれを啜る。

「お、おねえさんっ…もっと、つよく、しごいてっ…」
「まだ夜は長いよ?おねーさんの好きにさせてほしいな?」
「そんなぁ…!」
「こういうの好きでしょ?」

 ちゅ、ちゅ、とナニに吸い付きつつ根元へ向かい、陰嚢を口に含んで舌で揉んでくれる。
 バイスの悲鳴のようなか細い声が上がる。
 にゅちゅにゅちゅと濡れた指先で陰茎を擦り陰嚢をしゃぶる、それだけしか刺激をくれない。
 不思議と射精ができない。せり上がってくる感覚がなく、袋の中で留まっているかのようなじれったい感覚がある。
 それが永遠に続くのではないかと不安になるバイス。

「あは、かぁいい」

 おねえさんはうっとりしながら指をバイスの肉尻に這わせ、アナルをグッと左右に拡げる。

「ひぃっ!」

 拡げられるそこへおねえさんの舌が潜り込んでくる。
 未知の刺激にバイスは混乱する。

「いぁっ!きたないですっ!そこ、だめぇ!」
「んふ」

 おねえさんの舌が長い。キスの時と違う気がする、熱くてぬめりがすごい。
 ペニスもここでやっと普通に扱かれはじめてしまう。
 バイスは前の刺激と後ろの刺激に身悶えぽろぽろ涙を零し、涎が垂れ流れても構わず声を上げ続けてしまう。
 未だに射精が出ないそこは寸止めのような苦しい快楽になってきていた。
 そしてこのままではおしりがふやけてしまう、という不安に塗りつぶされかけたとき、やっと解放されたアナルは舌にほじくられ続けたせいでヒクヒクと伸縮を繰り返す。
 マークはそこでぱくりとペニスをすべて咥え込んでしまう。
 それだけでバイスは射精してしまい、マークは精液を喉の奥で受け止めて飲み込んでいく。
 そして精液を吸い上げながらもっと欲しいと催促するように口腔でナニを扱き始める。
 じゅぽじゅぽと下品な音をたてながら。じゅる、と舌が、先ほどまでアナルを解していた舌がうねってペニスに絡まる。

「あっ…あぁーっっ!!!」

 情けない声を上げながら精液を出すバイス。
 普段大人しい生活ゆえに叫ぶことがないので大きな声を出すのは慣れない。
 しかし上げずにはいられない。

「あー、バイスくんすごいねぇ、ぜんぜん勢いも量も衰えなくて、イイよぉ…」

 ナニを頬ずりしながら褒めてくれるおねえさん。
 その顔にバイスは惚れてしまう。もうだめだ、えっちすぎて好き。

「おねえさんの中に挿れたいよね?」
「はいっ…それはもう、はいっ…!」

 気付かなかったがおねえさんの今の格好はロングの黒手袋とロングの黒ブーツのみだった。えっちすぎる。好き。
 マークはバイスの顔の上に跨り大切な場所をクパっと広げて見せてくる。
 初めて見る女性器にバイスはくらくらした。
 おねえさんのそこは美しく熟しきっていて顔に愛液が滴ってくる。

「かぁいいね…バイスくん好き…初々しい男の子かわいいんだよね」
「ありがとうございます…?」
「サキュバスの愛液は唾液よりも催淫が強めだから、えっちしてバイスくんの意識が残るかどうかわからないんだ。
 じゃ、挿れるね」

 不穏なことを言い放っておねえさんは腰を下げてバイスの勃起しているペニスを飲み込むように腰を下ろしていく。
 おねえさんの中に包まれていくその刺激は強すぎた。
 すぐに達して中に出してしまうがマークは気にせずぱちゅぱちゅと可愛く腰を上下に動かす。
 軽く動かしているだけなのに気持ち良すぎて。
 愛液が肌の中へ染み込んでいくような感覚とともに神経が鋭くなるような感覚。溶けてしまいそう。

「おねえさんすき!おねえさん!すきぃっ」

 気を失いそうで、それが勿体なくて、バイスは力の限りおねえさんに愛を叫ぶ。

「俺もだよバイスくん、いっぱい好きあいっこしようねっ!」
「おっあ、あぁぁ…」

 仰け反って一番大きい絶頂を迎えてしまうバイス。

「あは、かわいい~。いっぱい跳ねてね」

 意識が朦朧としているバイスに声をかけながら、マークは腰の動きを強めた。



    ****



 おねえさんとの愛の証。淫紋。それはへその下あたりにある。
 バイスはうっとりした顔で鏡の前でそれを眺めつつ淫紋を撫でる。
 おねえさんがサキュバスであったとしても好きなもんは好き。
 もう恋人に違いない。
 サキュバス的には淫紋はご飯マーキングだがバイス的には結婚指輪である。
 おねえさんが化け物であったとしても怖くなんてない。僕を選んでくれたので好き!と脳内お花畑全開である。
 そうしておねえさんを想っていると下腹部がきゅんきゅんしはじめてしまい、バイスは興奮に震えながら服を整えおねえさんの職場へ向かう。
 脳内はお花からえっちなことでいっぱいになる。
 あの日以降、毎晩セックスをしている。頑張って意識を保とうとしているがサキュバスの催淫効果のある体液にまだ勝てない。
 あと噂話で聞くよりも催淫の効果が優しめなのでおねえさんの優しさが滲みでちゃってるなとバイスは惚気るのである。
 通常、狂いそうなほどえっちな身体になってしまうらしい。精液も血が出るほど搾り取られるのだとか。
 こわい、おねえさんが過激派じゃなくてよかった。
 愛は痛いより気持ちいいがバイスの好みだ。
 父と祖父は痛めつけるのが好きみたいであるが。ヒトそれぞれである。
 職場の食堂に到着する。
 ピークが過ぎているので人はまばら。
 中を覗いておねえさんと目が合うと、おねえさんはウィンクしてくれる。かわいい。
 あざとすぎる。かわいい罪で襲われてしまうのでむやみやたら可愛いウィンクをしないでほしい欲が出る。二人っきりの時にしてほしい。
 バイスは食堂の裏に回って仕事が終わるまでマークを待つ。
 待つのは苦ではない。焦らしプレイのひとつと思えば。
 バイスは少しもじもじしながら体の興奮を誤魔化す。
 股間がキツい。お尻がむずむずする。えっちなおねえさんのせい。
 おねえさんのえっちな唇が恋しい―――

「お待たせ、俺のこと考えて興奮しちゃったんだ?」
「はい、苦しいんです」

 マークは嬉しそうに笑ってバイスを食堂の建物内へひっぱりこむとそのままトイレへ。
 ほかの従業員さんたちは自分たちを気にしない、そういう幻術のようなものを使っているらしい。
 道のド真ん中で誰にも気づかれずセックスもできるらしい。サキュバスってすごい!
 いつかやってくれるのかな、と思いながらバイスは便器の上でマークにお尻を突き出す。
 まずはアナル舐めだ。これはマークの趣味。可愛い子のお尻を味わうのが好きだという。
 きもちいいことだと擦りこまれているバイスはどうぞどうぞとお尻を捧げる。
 おねえさんがお尻を舐めながらしゅこしゅこと手でペニスを扱いてくれる。
 いつの間にかおねえさんはあの黒い手袋をしている。
 この革のような、ツルツルした不思議な手袋で扱かれるのが気持ち良くて好き。
 ねっとりとしたおねえさんの愛撫が続くこの時間がバイスは好きだ。逢瀬である。

「あっ…あひっ…あ、あっ…」

 口も閉じれず情けない声を漏らしながら唾液を流す。
 どうしてもだめだ、気持ち良すぎて身体の力が抜けるのだ。
 けれど態勢は保っている、おねえさんが身体を操って支えていてくれているのかもしれない。

「おひり、きもち、いっ…おねぇさ、ンッ…!もっと、おく、つついてぇ…」

 奥がむずむずして、しかし舌がそこまで来てくれなくて。
 気持ちいい所を知っているのに、教え込んだのはおねえさんなのに意地悪をしているのだ。

「あ、うっ!」

 気持ちいい所を舌先がぐりぐりっと押してきて仰け反るバイス。
 しかし射精はできない、おねえさんが食べるから出させてくれない。
 ぐりぐりは続く。この前は優しく撫でて転がすような刺激だったのに、意地悪だ。

「ひっ、ひぃっ…きもち、いっ!でも、強…!」

 おねえさんは喉の奥で笑いながら指先でナニの先端を弾いて遊び始める。
 痛くはない、弄ばれて弾かれるのが気持ちよすぎる。
 今日は意地悪なおねえさんだ。バイスが職場に来たから意地悪をしているのだと思う。

「いじわる、おねえさん、いじ、わるぅぅ」
「ぷは、うふ、バイスくんいじめると美味しいんだもん。お尻も柔らかくなってきたね。お尻のオナニーも覚える?」
「おねーさんにしてほしい…」

 オナニーは射精してしまうので勿体ないと思う。
 精液を一滴も零さずおねえさんに食べてもらいたいのだ。

「かわいー!」

 マークはバイスを便座に座らせナニにしゃぶりつく。
 瞬く間に射精する。その精液はとても濃かった。
 それをマークはすぐに飲み干さず口の中で留めて、舌に絡めてねっとりと味わう。バイスはそんなお姉さんが大好きだった。



    ◇◆◇◆



 バイスはマークの腰に抱き着いたまま家に帰宅する。
 幻術で周りの人間たちには手を繋いでいるだけに見えていたことだろう。
 おねえさんに抱き着いている情けない姿で見られていないはずだ。
 大人になればマークより背が高くなるはず。ミルクを飲もう。
 ―――おねえさんのミルクでもいいのだろうか?

「そういやバイスくん以外に家族いなさそうなのも選んだ理由だけど、親御さんはどこに?」
「さぁ?女のところ…?娼館とか…?わからないですね…。」
「生活費大丈夫?」
「はい、おばあ様がご支援してくれてますので。ぶっ太いんです父の実家が」
「そっか~。じゃあ俺がお泊りしても大丈夫か」
「そういうことになりますね!うれしい!」



   ◇◆◇◆



 懸命に腰を振るうバイスが可愛くて愛しくてマークは微笑む。
 一生懸命な顔を豊満な胸に押し込んで荒くも可愛い吐息を肌で感じる。
 とても良い子である。こんな存在(サキュバス)に対して献身的に付き合ってくれている。
 それがもう可愛くて仕方がない。

 大人になったらもっと魅力的になちゃったりして。

 想像しただけなのに子宮がきゅんきゅんと発情して愛液の濃度が変わる。
 バイスの興奮が狂わされてぱちゅぱちゅしていた腰遣いが緩まる。
 ああ、まだ子供だから無茶させれないのに。
 動けなくなるバイスをひっくり返してマークは自分で腰を動かして精液を搾り取る。
 好き、バイスくんが好き。淫紋を撫でるとマークの魔力に反応してバイスの生命力を削って精液を生み出していく。

 ああ、そうじゃなくて、愛しくて撫でただけなのに。

 どうやっても捕食者になってしまう。
 最初はそのつもりだった。けど可愛いんだもん。ずっと置いておきたい、ずっとそばに。

「バイスくん、かわいいね…」

 もう既にバイスの意識は朦朧としていてその顔に感情は乗っていない。
 マークは腰の動きを止め、繋がったままバイスを抱きしめ直して一緒に横になった。
 バイスの髪に顔を埋めて少年の汗の匂いを堪能する。
 朝が来てバイスが目覚めたら一緒にお風呂に入ってあげよう。
 身体を洗ってあげよう。
 そして少々そこで精液のご飯をいただいて、お風呂からでたらバイスくんに美味しい朝飯を作ってあげよう。
 いっぱい食べて大きくなれば、いっぱいえっちが出来るから。

「ずっと俺が居てあげるからね…」



あとがき

マークおねえさん
 どすけべサキュバス。根っこが優しいので血が出るまで精液を搾り取らないサキュバス。
 ショタが好きというわけではない、バイスくんとは真実の愛。
 ちなみに男性型にもなれるが搾り取る専門である。(なのでサキュバスである)
バイス
 すけべショタ(精通済み)。未成年だけど精神が成熟気味なので大人ぶってるように見える。
 生涯を平凡なもので終えたいと思っていたがおねえさんがすけべすぎたので考えを改める。

以下は登場しない気がするけどぼんやり浮かんだ設定

インサニア
 バイスの父親候補の一人。娼館を転々としている下半身直結男。一応医者の仕事はしている。娼館で。
 なんかしらんがハンスに懐かれ困り果てる。
ラミレス
 バイスの父親候補の一人。ならずもの。もしかするとフリッツかグスタフに襲われて吸血鬼になってるかも。
ハンス
 どすけべサキュバス。彼は根っこが優しくないタイプで血が出るまで精液を搾り取るタイプ。
 シャドー(インサニア)に懐いてからはデレデレしていて血が出るまで搾り取らない清純派になる。Mっ気を発揮。
top