INFERNO

ゾンビたち2 -マークたち視点-

『あ、マーくん帰ってきたねぇ』

 アンナが窓から外を見下ろしながら呟くのでカルロも視線をそちらへ向けた。
 マークが繭のように包帯や拘束ベルトで包んだインサニアを引きずって歩いている。

『独り占めするためにインサニアくんをお外に連れて行くのズルいよねぇ。
 アンナたちここから出れないのに!いじわる!』
『そうだなぁ』

 アンナに合わせて頷くカルロ。
 マークは特別だ。彼は地獄に堕ちて死んだのではなく、その前に死んだから病院に縛られていない。

『お迎えにいこう!』

 アンナは玄関ロビーへ駆け出していく。穴の開いた後頭部からボトボトと肉片を落としていくのでカルロはそれを拾い上げながら後を追った。



『おかえりー!』
『ああ、ただいま?お迎え?暇なの?あははっ』
『暇に決まってるじゃん。マーくんはインサニアくんと遊んでるけどさぁ』
『えー?一緒に遊ぶ?ちょっと遊ぶコツを掴んだよ』
『えっちなことでしょー?マーくんとインサニアくんえっちなことしかしないからアンナは退屈』
『その通りだからなにも言えなくなっちゃうんだけど。カルロ借りてもいい?』
『カルロくんはアンナのものじゃないから自由に使えば?』
『うん』

 マークは嫌そうな顔をしているカルロを手招きする。
 カルロは諦めて物陰から出てきた。

『カルロのペニス貸して?俺無いからさぁ』
『嫌なんだけど』
『インサニアに突っ込んでもらうだけなのに?いいだろインサニアだよ。好きでしょ?』
『別にセックスしたいわけじゃないし…あーもう解った解った、お前怖いんだよ顔』
『カルロも顔半分ないから怖いと思うけど?』
『気迫じゃない~?』

 ゆるい会話をしながらカルロをソファに座らせてインサニアの拘束を緩めるマーク。

「っ…う、あ…?」

 周りを見回して怯えるインサニア。

『インサニアで色々やってたんだけどね、なんかイイ感じの身体に仕上げれるようになったんだよ。
 ほら、インサニアかわいい声で鳴こうね』
「ひっ!?いや、いやいやいや!!ああああああ!!」

 身悶えながら悲鳴を上げるインサニア。

『お尻を触手で慣らしたんだよ。死んで再生したらリセットになるんだけど』
『へー。』

 アンナとカルロは薄い反応。

『インサニア、触手じゃなくてちゃんとしたペニスの味を覚えてみようね?』
「な、に…?いや、マークいやっ!いやだ、男は嫌だ!」
『めっちゃ嫌われてるんだけど?』
『さっきまで触手は嫌ッていってたから真に受けなくていいよ。ほらほら出して』
『アンナの前なんですけど?』
『今更だよカルロくんのちんちんみてもアンナ別にどうとも思わないよ。出しなよ』

 アンナがカルロのズボンをずりおとす。

『キャア!』
『ほらマーくん、インサニアくんを降ろそう』

 アンナに握られたナニは勃起し始めるのでマークは遠慮なくインサニアの腰を下ろさせる。
 マークの『手』によってとろとろにされているそこは軽々とカルロのものを飲み込んでいく。

「や、あ…はいって、あああ」

 泣きながら悶えるが腰と両脚は痙攣を起こすほど快楽に震えている。

『うわ、えろ』
『でしょ?』

 カルロはそのままインサニアの両足を持ち上げるようにして打ち付け始める。
 悲鳴を上げながらインサニアはすぐ射精しはじめ、後ろでも達してカルロのナニを締めつける。
 抵抗できず泣くことしかできないインサニアを犯しているのはとても興奮した。
 もっと身体が小さければ、もっと子供だったら―――

 ―――齧って減らせば?

 インサニアの悲鳴が濁る。
 インサニアの口からごぼごぼと血が溢れていた。
 あれ?と声を出そうとしたが、口の中にいっぱいなにか入っているので飲み込む。
 美味しい、血肉の味が美味しい。
 カルロは千切れかけているインサニアの首に再び噛みつく。



『あぁ、こうなるんだね。だめだよカルロくん』

 後ろからアンナの声がしてカルロの意識は途絶えた。







 アンナはカルロの首をメスで切断してポイ捨てする。
 インサニアはもう死んでいた。
 アンナはメスをインサニアの胸元に突き刺してそのまま腹部まで切り開いて手を突っ込んで内臓を引き出し始めた。

『インサニアくんの内臓は綺麗で楽しいね』
『どの内臓が好きなの?』

 マークは残念そうな顔をしながらもアンナに話しかける。

『ぜんぶかな~。』
『…あれ?なんで齧っちゃったかなぁ…』

 首が繋がったカルロは困った顔をして呟く。

『お腹減ってたんじゃないの?』
『いや、子供だったらいいのにって思っただけで齧ってた』
『ふーん?でも手足から食べるべきだよ。それかアンナが切ればいいんじゃない?』
『そうだなぁ』
『そのへんは何でもいいよ。カルロは失敗だったなー。』
『うるせーなぁお前が勝手にやったんだけど?』

 マークに怒るカルロ。

『下半身だけ貸してよカルロ』
『他のヤツにあたれ。はい返す』

 インサニアだったものをマークに渡す。
 マークはインサニアの肉を拘束ベルトで包み込み、赤子のように抱っこする。

『カルロは都合のいい男だから今後とも付き合ってもらうからね?』
『マーくんってばインサニアくんのこと好きだねー』
『そうだね。あは、監禁されてたっぷり愛されたからね』
『根に持ってる…』
『助けてくれなかった君たちのことも恨んでるからね?』

 マークの目の笑っていない笑顔。

『アンナしらなーい』
『俺もー』
『俺がインサニアに犬扱いされながら散歩に連れ回されてた時にいたでしょ、気づいてたからね?
 こっちは手足切断されてるのに引きずり回されてしんどかったなー?体験させようか?』
『マーくんこわい!いじわる!』

 メスを振り回して威嚇するアンナ。

『他に何されてたのか気になるわ』
『聞きたい?趣味悪いよカルロ』
『インサニアくんのことなんでも知りたがるの被害者のことなんも労わってなくて悪いよカルロくん』
『もうみんな死んでるからいいじゃん…』

top