友達
「やっ…あ…ん!ぁっ…!インサニア…!!」
マークはキスをねだっているのかインサニアにしがみ付く。
インサニアは黙ってマークにキスをする。
気持ちよさに震え上がりながらマークはその舌の動きと突き上げられる衝撃に身を委ねていた。
「ひぁっ…!」
ビクッと震えるマーク。
インサニアはマークを押さえ込んだまま中に熱を放つ。
面白いほどマークの脚が伸びてガクガクと震えていた。
「―――っ……」
ぐったりするマーク。
インサニアはマークから離れるとベットから出―――
「ま…待って」
マークに腕を掴まれた。
「なんだ?」
「一緒に、いてよ」
耳まで赤くしながら呟く。
「恋人気分を味わいたいわけか。」
「そ、そんなんじゃないけど寂しいんだよ…!」
腕にしがみ付いて言うマーク。
「お前、何も言わないで俺を犯すじゃん。好きだからなのか?それとも便利のいい捌け口かなんかと思ってるの?」
「しいて言えば後者か」
「お前のそういうところ嫌いだ…!」
ぽろぽろ涙を零し始めるマークにインサニアはちょっとうろたえる。
本人自身も何故自分がうろたえているのかわからなかったが、とりあえずマークの横に腰を下ろす。
「泣くな。ラクリマはサスペリアが出来てからずっと俺を拒んでヤらせてくれない」
(そりゃーまぁそうだろうなぁ…)
ラクリマと話した昔の会話を思い出しながら思うマーク。
インサニアの熱烈なアプローチに折れたラクリマは「結婚はしてやるがすぐ離婚してやる」と心に決めていたのだが、子供が出来てしまう。
しかしその子供にラクリマはラブラブになってしまったのだ。夫には愛情などは一切ない。
ラクリマと一緒に暮らせているのはサスのお陰なのだが、インサニアはそれにまったく気づいていないのだ。
「他の女よりお前の方がまだ言うこと聞くし気持ちいいから。これが理由じゃだめか?」
「き、気持ちいい…?」
「あぁ。どう気持ちいいか詳細を話して欲しいのか?」
「そこまで話さなくていい!…でも、そっか。気持ちいいんだ…」
ちょっと嬉しそうな顔をするマークだが、インサニアは顔を顰める。
「お前も気持ちいいから犯されてるんだろ?じゃないとお前ただの変態だぞ」
「なんかその言い方釈然としない…。でも、無理矢理はやっぱりいやだよ」
「じゃあ何で拒まないんだ?」
「それは…よくわかんないんだ。お前だと抵抗できなくなる」
「…」
インサニアは少し考えるかのように視線を漂わせ、そしてマークに視線を戻す。
「やっぱりあの時のお陰なんじゃないか?」
「あ、あの時…?」
「よくお前、あのあと警察に行かなかったな。…やっぱりお前変態なんじゃ」
その言葉に顔といわず全身を真っ赤に染めるマーク。
「だからっお前だと抵抗できないっていってるじゃないかっ!
それにあの時は、お前のお母さん死んじゃった後だったし…」
「同情で?」
「…かもしれない」
コクン、と頷くマーク。
「やっぱり変だよお前」
「なっなんで!」
「寂しいだのなんだの言って、要はまだ満足してないってことだろう?」
「どういう解釈だ!俺はただ、お前が俺のこと、どう思ってるかって…」
「恋人ごっこをしたいのか?」
「えっ…そ、そうじゃなくて…」
「解らん。つまりお前も満たされたいわけだろ?男だもんな」
「ちょっと!?何して…!」
インサニアがマークの脚を掴んでくるので戸惑うが、インサニアは気にすることなくマークのナニを掴んで扱き始めた。
「やっ…やだぁっ…」
「どこがイヤなんだ?エロい顔しやがって」
「そんな顔してないっ…ひぁっ!!?」
舌が這い始める。マークはまた震え始め身を捩る。
「やっ…あぁ……」
****
過去の話だ。マークは食料の入った買い物袋を下げてインサニアのアパートにやってきた。
「あ、鍵開いてる…インサニア、いるんだろう?」
部屋の中は静まり返っており、なんだかいつもより薄気味悪い。
「お前大学来いよ?こんなところで篭ってたら病気になっちゃう…」
テーブルに食料を置いて辺りを見回す。
カラン…と音が聞こえたので隣の寝室のドアを開くとインサニアがいた。
部屋の隅っこで酒瓶に囲まれたインサニアが座り込んでいた。
「帰れ」
「インサニア…」
頬がこけて、痩せていた。泣いていたのか声が枯れている。
「お母さんが亡くなったのは悲しいことだけど、このままじゃダメだ」
「煩い、ほっとけ」
「酔ってる?」
マークはインサニアに歩み寄って顔を覗く。
「ね、隣の部屋行こうよ。ゴハン作ってあげるから」
「……」
「インサニア?」
インサニアは無表情で真っ直ぐにマークを見つめていた。
真っ黒い瞳からは何の感情も読み取れない。
それが不気味という人もいるし、惹かれる人もいる。
マークはどちらかというと、怖いと感じている。けれども何故か惹かれた。
インサニアに襟首を掴まれる。
「い、インサニ…!?」
「帰れって言った」
殴られて倒れるマークの上に圧し掛かってくるインサニア。
マークは痛む頬を押さえながらインサニアを見る。
「怒ってるのか?や、何を…」
腕を捕まれうつ伏せにされると後ろ手に縛られてしまった。
「んぐぅ!?」
口に何かの布を詰め込まれて息が詰まるマーク。
(やだ…!)
服を剥ぎ取られはじめ、マークは逃れようと身を捩るがインサニアに押さえつけられてしまう。
「初めてだろ?」
尻を撫でられビクつくマーク。その反応が面白いのか、インサニアの表情には歪んだ笑みが浮かんできていた。
(やだっ…やめろ…)
震えるマークだが、インサニアが止めるわけもない。
「ふっ…ぅ、ぐっ…うぅ…」
指で散々弄られた後、捻じ込まれその激痛に目を見開きながら呻き声を上げるマーク。
そして犯されているうちに意識を失った。
「ん…?」
気づくマーク。
両手をインサニアのベッドに手錠で繋がれ猿轡を噛まされていた。
「気づいたのか」
「んうーっ!」
インサニアが現れてマークは声を上げる。
「何を言っているのか解らん。痛むのか?薬を塗ってやろうと思っていたところだ」
そういいながらベッドに上がり、マークの脚を広げた。
「んぅぅっ!」
首を横に振りながらジャラジャラと手錠の鎖を鳴らす。
しかしインサニアはお構いなしにマークの傷ついた秘所にクリームのような何かを塗りこみ始めた。
その冷たさに身を震わせるマーク。
インサニアはただ黙って無表情でその作業をする。しつこく丁寧に、指の入るところまで捻じ込んでくる。
「ふあっ…あっ……」
(指、がっ…やめろ、そこはっ…)
涎を垂らしながら、脚を震わせて刺激に耐えるマーク。
「…ふふ」
「ぅぁッ…んっ…」
ビクンっと身体が跳ねるマーク。
「ここ、感じるのか?」
指でその部分を丹念に撫で始める。
「ふぁッ…ぁぁっ…!」
首を振りながら悶える。
「女みたい」
マークの太ももを舐めながら指を動かす。
「もう起ってるし…お前ってエロかったんだな、意外だ」
そう呟きながらナニを取り出し、再びマークの中へと貫く。
「ぁぁぁっ…」
涙を流しながら身体を仰け反らせた。
そうして何度も何度もインサニアに犯され、下半身の感覚が麻痺してきたのかわけがわからなくなってきた。
それでもインサニアは薬を使い無理矢理感じさせてマークの反応を楽しみ続ける。
―――気絶していたマークが気づくとインサニアは横で眠っていた。
「…インサニア」
「ん…?」
目を覚ます。
「なんだマーク、起きていたのか」
「なぁ、俺を解放してくれ」
「何故だ?」
身を起こすインサニア。
「お前は一生ここで飼われるんだ。私が世話してやる」
虚ろな目で呟いて、マークの頭をくしゃくしゃ撫でながらディープキスをするインサニア。
舌が絡み合うのが心地よい、優しく感じてしまう。何かが蕩ける様な心地よさだった。
「…寂しいの?」
「あぁ」
「でも、こういうのはダメだよインサニア」
「……」
無表情だが、なんだかイジけてるような雰囲気になるインサニア。
「そうだ一緒にゴハン、食べようよ…ね?」
「逃げない?」
「逃げるわけないだろ」
「どこにも行かない?」
「家ぐらいには帰らせてくれ。…いつでも遊びにきていいから」
「……」
インサニアはマークから手錠を外す。
マークの手首は変色して血が滲んでいた。今更ズキズキと痛みがやってくる。
「…」
「元気出せよ、な?」
擦り寄ってくるインサニアを優しく抱きしめた。
****
現在。
「…ハッ」
「どうしたマーク」
マークは濡れた髪をタオルで拭く手を止めてインサニアを見る。
「なぁ、なんでフェラが上手だったんだ…?ペロペロするぐらいだったのに」
「ラクリマが舐めろって言うから、なんか身についた」
「ラクリマさんって女の人じゃなかったっけ…」
「あぁ、ディルドがあるじゃないか、アレをだな――」
「いや、詳細は語らなくてもいいから」
「そうか」
インサニアは相変わらず表情を変えずに答える。
「そっかぁー…ラクリマさんってアレでも結構インサニアで遊んでたんだなぁ」
「え?」
END
↓↓↓当時のあとがき↓↓↓
マークは無茶苦茶に犯されてる方が萌える気がする><
↑↑↑ここまで↑↑↑