鋼と速と影に虐められる竜巻 光とはゆるえっち 切断、だるま注意 足がふらついて上手く歩けない。 しかしトルネードは壁にしがみ付くように手を這わせながら進む。 逃げなくてはいけない。 ギャリンッ 「!?」 金属音と共に腕に激痛が走った。 目を向ければ宙を舞う腕と目の前をメタルブレードが過ぎ去る。 「ア、アァッ……」 トルネードは失った腕を押さえながら床に倒れこむ。 その間に壁や床を削りながらブレードが過ぎていく。 「ククク、どうした逃げろよ。真っ二つにされたいかそうかそうか」 指でくるくるとメタルブレードを回転させながらメタルは楽しげな口調で近づいてきていた。 「お前は『どうしてこんな目に』なんて思っているんだろう? ただわたしはロボットを切り刻むのがとても快感だ。それが理由だ。」 「う、あっ…」 トルネードは何とか立ちあがってメタルから逃れようとする。 そんなトルネードの背に向けてメタルは再びメタルブレードを投げた。 ガキィッ 「む」 「メタルはトロいんだよ、まぁ俺が速いのがいけないんだけどさ」 トルネードとメタルの間に入ったクイックがメタルブレードを弾いていた。 そしてくるりと振り返ってブーメランを投げる。 「ヒッ―――」 まず残っていた腕が飛ぶ。 そして戻ってきたブーメランによって片足が切断させる。 そのままトルネードは倒れることはなかった。 影から出てきたシャドーに抱きかかえられたからだ。 「拙者のモノでござるなー!」 「シャドーが一番ズルい!!」 クイックが吠えるなり姿を消したかと思えばシャドーの進行方向に立ちふさがっていた。 そのままブーメランが振るわれるのでシャドーブレードで凌ぐ。 「落ち着くでござるよクイック殿。さっさとトドメを刺さないのが悪い」 「それじゃ面白くないじゃないか。まぁいい、シャドーの勝ちだ好きなようにするがいい」 「メタルこわー。俺メタルこわいわ」 メタルの発言に呟くクイック。 「で、シャドーそいつどうするんだ?ぶっ壊すんだろう?」 「いや、もともとスネーク殿の玩具故にそこまでは致さぬ。 お二方が壊した、ということならスネーク殿も怒らないだろうが」 シャドーはトルネードの頭を掴んで顔を上げさせる。 トルネードは涙を流しながらも唇を噛み締めて痛みに堪えていた。 「なかなか顔は良い。少し遊ぶのもいい気がしてきた」 「お前面食いだよな」 「わたしたちに相手にされてないけどな」 「うるさいでござる!うるさいでござる!どうして拙者の相手をしてくださらぬのか!」 ぷんぷん怒るシャドーだがクイックとメタルはニコっと笑みを浮かべるだけだ。 「ショックでござる…」 「元気出せよ、緑のソイツ犯すんだろ?ならいいじゃん」 「なんか釈然としないでござるよ…」 ◆◆◆◆ トルネードは残った脚もメタルに切り落とされてダルマ状態で犯されていた。 「スネーク殿に教えられてるでござろ?」 「んぐ、うっうぅ…」 シャドーに頭を掴まれたまま口にナニを捻じ込まれトルネードは苦しそうに呻く。 懸命に舌を動かしているが上手とはいえない。 「ほらこっちもシメろよ。飽きてくる」 「っ…!」 クイックが尻を叩くとトルネードは喉の奥で声を上げる。 「あ、こうするともっと気持ちよくなりそうじゃないか?」 トルネードの様子を見ていたメタルが言いながら、脚の切り口から垂れるコードの類を掴んで引っ張る。 「ぎゃあああ!!!」 顔を上げて悲鳴を上げるトルネード。 「あ、締まる締まる。キツいぐらいに」 クイックはそう言いながら動きを止めない。 何度か中だしをしたので繋がっている部分からは挿入を繰り返すたびに廃油が溢れ出てくる。 「ほら口を休めるなでござるよ〜」 「ひぅ、んぐっ…うっ…」 ガクガクと震えるトルネードの体。 顎を伝ってシャドーの廃油が垂れて床を汚す。 「…DRNはDWNのオナホですって言えたらお家に帰してあげてもいいよ?」 「メタルこわっ!俺そこまでじゃないわ!」 「日ごろの逆恨みって怖いでござるな!」 「逆恨み?心外だ。さぁ言ってみろ」 「い、たい…痛い…頭が……」 トルネードは虚ろな目で呟く。 「何?壊れかけてんの?」 「スネーク殿に頭の中でも弄られたのでござろうか?」 「あいつ怖いわ…」 「言えそうにないな…。まぁいい、サービスでもしてやろうか。 お前の姿はとてもそそる」 メタルは自分のメットの首筋部分にあるスイッチを押してマスクを左右へスライドさせて そのままトルネードのナニを口に咥え、舌で刺激を与え始めた。 「うあ、あっあ…あぁぁ……!!!」 震えながらトルネードはイってしまう。 「我慢してたのか、すぐイってしまうだなんて。面白味がないから枯れるまで出させてやろうか」 舌で唇に垂れる廃油を舐めとりながらメタルは言い、再び咥えた。 「あ、ぁっあ……あっ…」 トルネードのカメラアイが揺れ動き、その光源はチカチカと点滅しはじめる。 激痛と快楽が混じり合って苦しい。 心の中では行為を拒否している、嫌悪している。 しかし頭の中でその快感に飲まれてしまえと命じる何かがいる。 (痛い、頭が…痛いっ…焼けそうだ……!!) トルネードはそのまま意識を手放してしまった。 ◆◆◆◆ 「人が仕事してる間にお前らは輪姦ですかそうですか楽しそうですね」 フラッシュは淡々とそう言いながら、三人とトルネードを見る。 「飽きたから持ってくか?」 クイックはフラッシュに笑顔を向ける。 この男は他人やモノに執着心がないせいか、酷く素っ気無い。 「オメーのじゃねーだろソレ。スネークのだろ」 「そういやそうだったっけ?まぁいいや俺は気にしないし」 「クイック殿は切り替えが早い、速すぎる」 「メタル、エアーが呼んでたから行ってこいよ」 フラッシュはメタルに視線を向けて言う。 「あぁ、そういえば通信が来ていたな。夢中になってしまっていた」 マスクを戻しながらメタルは立ち上がった。 「ダルマになったロボットを犯すの楽しいんだ」 「そんな感想いらんし!俺らお前の相手絶対しないからな!?」 恐ろしいことを述べて去っていくメタルに叫ぶフラッシュ。 「クイック殿!飽きたのだったら拙者とヤらないか!?」 「断る」 「何故だ…!何故俺では駄目なんだ…!!」 落ち込むシャドー。 「二重人格だからだろ」 フラッシュは歩み寄ってトルネードを持ち上げながら呟くが、クイックはふるふると首を横に振った。 「いや普通にナイなって。だって俺に突っ込むんだろ?ありえん」 「いいじゃないか!つっこむぐらい!!少しだけでいいから!」 ぎゃいぎゃい言い始める二人。 「……疲れる」 ◆◆◆◆ 「ハッ…」 意識が戻るトルネード。 「起きたか」 「!」 すぐ横にフラッシュがいた。 「お、お前は…」 思わず逃げるようとするトルネードだが四肢がないことに気づく。 フラッシュがベッドに乗りかかりトルネードの頬に触れた。 「似てるような気がしたけど、似てないか」 「?」 「こっちの話だ。気にするな。」 それだけ言ってフラッシュはトルネードから離れると作業用の椅子に座って端末と向き合う。 「おい…俺はこのままなのか?」 「直すのめんどくせぇし、俺忙しいからな。遊び相手ぐらいしかできねーよ」 「……」 トルネードは暗い表情で黙り込む。 「眠って…目が覚めたら、夢だったらいいのに」 「本当そうだよなー。お前は運が悪かった」 トルネードの独り言にフラッシュは作業をしながら答える。 「……」 「壊れたら楽になれるんじゃねーの?」 「できない」 「ふーん…じゃあ愛してやったら少し楽になれる?」 「え…?」 フラッシュは立ち上がってトルネードに歩み寄ると抱き上げる。 そしてそのまま再び椅子に座った、トルネードを抱いたままで。 「俺はあいつらみたいな猟奇的な趣味は持ち合わせてないからな」 「う、あっ…」 コードでフラッシュと繋がるとすぐに快楽のパルスが送り始められる。 スネークのような強烈なパルスではなく、緩いパルスだった。 「んっひぅっ…」 トルネードは声を抑えたくて必死に唇を噛む。 フラッシュの抱いた手が下りてトルネードの股間をゆっくりと撫で始める。 腰が震える。じわり、とボディスーツが湿ってきてトルネードは涙が出てきた。 「…」 フラッシュは何も言わず作業をしながらトルネードへの愛撫をし続ける。 「やめ、てっ…ひぅ…!! や、こんな…こんなのは、いやっ…」 「可愛がってやってんだから大人しくしとけ」 「うっ…んぅっ……」 トルネードはフラッシュの作業が終るまで延々と愛撫され続け、開放された頃には完全に表情が蕩けていた。 |