相変わらず酷い目にあう竜巻さん
改造描写あり。
壊に犯され、蛇に犯され



 綺麗に洗浄されたトルネードはメンテナンス台に乗せられ、手足を拘束されていた。

「お、おい…何をするつもりなんだ?」

 何やらモニターを眺めながらヒソヒソ話しているスネークとフラッシュ。

 そしてその二人を眺めてるクラッシュがいた。

「という感じで」

「まぁできねぇーこともねぇけど。あとでロックマンに怒られてもしらねーぞ。」

「まぁその辺はメモリーを書き換えて誘拐されてるときに改造されたことにすればいいんですよ」

「うわーえげつねーはははは」

 何やら不穏な会話をする二人に対して陽気に笑っているクラッシュ。

「おい、俺の話も聞いてくれ!助けておいて貰ってなんだが、何故俺は拘束されている!!」

「メンテナンスしてあげようと思って」

「改造とか言ってただろ!?」

「せんぱぁい、ヤっちゃいましょうよー」

 スネークはトルネードを無視して呟く。

「悪く思うなよ。俺はスネークに断る理由もなければお前を助ける義理もねーからよ」

「お腹開くんだったらドリルで剥がそうか?」

「しなくていいから、大人しくしててくれ」

「やめ、いやだ!いやだ!!!」

「嫌がる子って興奮する」

 スネークはニヤニヤしながらフラッシュのお手伝いをした。







 腹部を開いてパーツの一部分を付け替えていく。

 何をされているのか理解できなかった。

「神経通すぞ」

 閉じて呟くフラッシュ。

「了解」

「うっ…」

 ビクっと震えるトルネード。

「上手く繋がってるかな…」

 違和感を覚える。何かが違う。

「どれどれ…」

「ひゃう!!?」

 スネークの指が穴へ挿入される。

 ゾクリと沸き起こる快感、おかしいチップは取り除かれているはずなのに。

「ひ、あっ…!?なに、をした…!?」

「感じる?セックス用の穴追加してやったぞ〜嬉しいだろ?2穴になっちゃって。

 チンコは取っていないのが俺らの良心」

「俺を巻き込むな」

「えー、じゃあヤらないんですぅ?」

「ハイハーイ、いれてみたーい!」

「さっすがクラッシュセンパイ。好奇心旺盛!」

「ノリでいってるだけだろアイツ…」

 クラッシュが近づいてくる。

「……フラッシュ〜」

 泣きそうな顔でクラッシュはフラッシュを見てドリルアームをブンブン振る。

「だぁぁーもう!なんでハンドアームにしねぇんだよお前はよ!

 こうか!?」

 フラッシュは怒鳴りながらクラッシュのズボンを降ろす。

「ドリルアーム好きだから。それじゃいただきまーす」

「待て!やめろ、やめっ―――」

 ギチギチと拘束具を鳴らしながらトルネードは身体を仰け反らせる。

「あ、柔らかい」

「そりゃあこのためのパーツをつけましたからねー。」

「いいんじゃない?絡まってきて気持ちいいや」

「ひっ!動く、なっ…頼む、あっあ、あぁっ動くと、あぁっ…!!!」

「トルネードちゃ〜ん。超感じちゃってる?なぁなぁ気持ちいい?」

 スネークはトルネードの頭を掴んで呟く。

「気持ちイイって言えよ」

「ッ…」

 首を振るトルネード。

「結構強情なやつだな。クラッシュ先輩遠慮なくヤっちゃえばいいんっすよ。」

「オッケー」

「ッあ、ひぃっ…!?アァァァァァ……!!!」

「どんな感じ?なぁトルネード、教えてよ」

「おかしい、こんなっ…おかしいっ…! 気持ち、イイの…おかしいぃぃ…」

「気持ちイイのが正常なんだってば。」

「わーい喜んでて嬉しいなぁ。」

「たっぷり置くに出してやりましょうか」

「だなー」

「うわ、あっ―――」

 クラッシュが中で排出するのと同時にトルネードもイってしまい、自分の腹を汚してしまう。

「感度は良好っぽいですね。」

「わーすごい、中でこれ痙攣してて気持ちイイ」

 クラッシュは笑顔で言いながらトルネードの脚を拘束してる部分をドリルで千切る。

 スネークはトルネードの両腕の拘束を解く。

「ほらトルネードちゃん、センパイの手あんなんだし自分で動いてやろうな?」

「いや、だ、うぁぁっ…!!!」

 スネークに抱き起こされ、クラッシュもメンテナンス台に上がりそのまま深く腰を下ろす形にされる。

「いやだぁ…抜いて、頼むからぁ…!」

 涎と舌をだらしなく垂らしながらトルネードはクラッシュにしがみ付いて言う。

「バカだなー、クラッシュ先輩を満足させればいいんだよ」

 スネークが後ろから言う。

「そうそう、満足したら開放するし」

 微笑みながら頷くクラッシュ。

「あいつらみたいに酷いことしねーよ?」

「っ…」

 クラッシュにキスをされるトルネード。

 初めてのキスにトルネードはビクビクと身体を震わせて逃げようとするが、クラッシュが抱き込む。

「んぁ、ふっ…んぅ…」

 グイっと、トルネードの腰が動いた。

「…ぷは、なぁ、どこが気持ちイイのか教えてくれよ」

「………」

 唇を離すとトルネードの顔は蕩けていた。

 その表情でクラッシュにしがみ付きながら、恐る恐る腰を動かし始める。

「どこがイイのか口で言ってくれない?俺バカだからわかんねーし」

「んっう…ここ、ここが…き、きもちイイ…あっあ、ああ……」

 恥ずかしげに言いながらも執拗に艶かしく動く腰が不釣合いに思える。

「色々仕込みがいのある男だな」

「ほどほどにしとけよ…」

 ニヤニヤしているスネークにフラッシュはそっとツッコミを入れておいた。



   ◆◆◆◆



「ここ俺の部屋なんだ。ま、お前の部屋どんなのかしらねーけど適当にくつろげよ。しばらくここ使っていいからさ」

 スネークはトルネードを引っ張って部屋へ案内する。

 スネークを振り切って逃走もできただろう、しかしトルネードの左手首に腕輪タイプの発信機を取り付けられていた。

 彼曰く、逃げ出すと自動的に警報がなるし腕輪から特殊な信号がでて気絶させてしまうらしい。

 ハッタリかもしれないが、本当かもしれないしそもそも脱出ルートがわからない今逃走しても意味がない。

「…帰りたいんだが。俺には仕事がある」

「お前仕事中毒だろ。」

「俺はそのために存在しているんだ。ロボットはみんなそうだろう?」

「俺自由に暮らせる今の生活に不満ねーよ?」

「それは俺の自由がない」

「他人の自由なんかどーでもいい」

 スネークはニッコリ微笑む。

「自分がよければそれでいいんだよ俺様は!お前が何言おうが関係ねぇーな!」

「…そうか」

 黙りこむ竜巻。

「何か飲む?オイル飲む?E缶飲む?」

「いらない。お前はどうして俺をここに連れてきたんだ」

「…気まぐれ」

 ベッドにごろんと横になるスネーク。

「助けてやったのも気まぐれだしお前の身体洗浄してやったのも気まぐれだしボディスーツ用意してやったのも気まぐれ。

 気が向いたら帰らせてやるよ。それまで俺と一緒にいようなー?」

「理解できない…」

「…」

 スネークは身を起す。

「理解できんの?俺のことを理解できるやつは絶対にいないね。

 なぁなぁ立ってないでこっちこいよ」

 トルネードは手招きするスネークに歩み寄り、ベッドに腰掛ける。

「クラッシュ先輩どうだった?先輩、両手あんなんだし身体デカいからつっこむしかできないけどさ

 キス上手かったろう?」

「!?」

 カァっと顔を赤らめるトルネード。

「腰擦りつけながらのキスってどうだった?俺はそういうのスキだよ。自分のペースで気持ちよくなれるし」

「し、知らない!!」

「なーに照れてんだよ」

「う!?」

 スネークに頭を掴まれそのままキスをされる。

 スネークの舌が異常だった。

「うっんぅ…ぅぅ…」

 喉の奥まで舌がくる。

 身体が痺れるような感覚がして力が入らず拒めない。

 そのままトルネードはスネークに押し倒されてしまう。

「さぁて、俺も楽しもうかなぁ〜?」

「うわぁ!?」

 いつの間に忍び寄っていたのか、数匹のサーチスネークが腕を拘束する。

「いやだスネーク!俺はしたばかりで―――」

「俺はしてないし?」

 ズボンを脱がしながらスネークは言う。

「頼むスネーク、嫌だッ!!」

「なぁんでお前を改造したと思う〜?」

「?」

「ほら俺ヘミペニスだからさぁー」

「!!!?」

 スネークの下半身を見て驚愕するトルネード。

「な、なんで2本!?」

「蛇は2本らしいからつけた」

「お前はロボットだろう!?」

「俺、リアル思考なんだよね」

「お前は本物の蛇じゃない!!」

「はいはい…よっと」

「ひぃ!!?」

「入ってるのわかるだろー?」

「うあ、あぁ…動くな、やめろ…」

「えー、お前俺の玩具だから命令できる側じゃねーよ?」

 スネークはクスクス笑いながら腰を動かし始める。

「いっぱい出してやるからな?ふふ、可愛い…お前可愛いな…ふふふ」

 スネークの舌がトルネードの頬を這う。

「スキだよトルネード。ふふ、可愛いお前がスキ…」

 スネークはギラギラと赤い目を光らせてトルネードを見下ろしていた。



   ◆◆◆◆



 スネークは本来室内でのデータ処理がメインらしく、部屋にこもりっぱなしで端末と向き合っている。

 それ以外はトルネードとの性交だった。

 接続も含めたセックスにトルネードも次第に慣らされていき、今では素直にスネークを受け入れてしまっている。

「スネーク…出してッ…くださ、い…中に…中にぃ……」

 蕩けきった表情で『おねだり』をするトルネード。

「ッ…」

「あ、ぁぁぁ…!!!」

 スネークの腰へ脚を絡めながらトルネードは廃油を奥で受け止め震える。

「ひっぅ…あ、イってしまった…ご、めん…すねーく、ごめんなさい…」

「あんだけイカせといたのにまたイクとかお前本当淫乱だよなぁ」

 スネークはトルネードの聴覚センサーの近くで囁きながら、トルネードの濡れたナニを掴んでいじり始める。

「アアァッ…!!イった、ばっかり、だからぁ…やめ、いじらないでくれっ…」

「ヤだ♪」

「おかしくなる、頭の中がおかしく…」

「いいねぇ、中で締め付けてきてさぁ。もう一回したくなるねぇ。でも時間ねーや」

 引き抜いて、ナニからも手を離しトルネードから離れる。

 トルネードはベッドの上でぐったりとするが、息が荒い。

「しばらく出かけるんだけど、寂しくなったらサーチスネーク使っていいから。」

 本当に時間がないのかスネークは身なりを整えるとさっさと部屋を出て行ってしまう。

「うっ…うぅ…」

 涙が出てくる。

 自分の身体が他人のモノのようだ、自分じゃあない。

 スネークとヤるたびに、スネークに囁かれるたびに抵抗する力を奪われていく。

 身体がスネークのモノになってきている気がする。

 逃げようとする意志が薄れてきている。



『スネーク!!!!!』



「!!?」

 突然明るくなるモニターとともに怒声が飛んできた。

 モニターに映るのは一機のロボット。

 青い口紅に目がいく。

『いないのか!? 誰だお前は』

「お、俺は…」

『やだなぁジェミニ、スネークが黙って持って帰ってきた玩具だよ』

「ロックマン!?」

 ジェミニの横に映る少年を見て思わずトルネードは叫ぶ。

『あ、ごめんねー。僕ニセモノなんだー』

 目を細めてクスクス笑うコピー。

『まぁいい、お前。スネークからデータの話は聞いていないか?』

「いや、別に…」

『ジェミニ、あれじゃない。ほらテーブルの上においてるメモリー』

『嫌がらせか。おい貴様、それを俺の部屋まで持ってこい。すぐにだ!』

「俺が?」

『場所はそこから出て右だよ。突き当たり。じゃーねー』

 通信が切られる。

「……」

 身なりを整えてメモリーを手に取る。

「いや、こういうのって機密とかそういうものがあるんじゃないのか?」

 DWNってその辺あまりこだわらないのだろうか、自分はDRNなのに。

 あのジェミニという男はよくわかっていなかったようだが、あのロックマンそっくりの少年は知っていたはずだ。

(まぁいい…スネークが一緒で部屋から出れなかったし…)

 フラついてしまうのは性交のせいか、しばらくロクに歩いていなかったせいなんか。

 部屋を出て、ジェミニの部屋へ向かう。

 このまま逃げてしまった方がいいのではないか、と思ったが通路は一本道ではなかった。

 諦めてトルネードはジェミニの部屋の前で立ち止まると、扉が開く。

 一歩踏み込むと思わず怯んでしまった。

 明るい部屋だった。白を貴重とした明るい部屋。

 そしておびただしい数の大小さまざまな鏡。

 まるでミラーハウスだ。

 そして自分の姿が別人のように思える。酷く生気がなかった。

 鏡を避けながら奥へ進むと、白いソファに小さなテーブルと、大き目のベッドが一つ。

「…寄越せ」

 ベッドの横に置いてある一回り大きな鏡の前で向かい合わせに立ったジェミニがトルネードを睨みながら呟いた。