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【トーチの証言】
 俺が悪かったんだ。修行不足で…。いや、聞きたいんだが反応が敏感過ぎないか?そんなことない?そうか…。
 こんなことになってしまったのは俺が勃起してしまったせいなんだ。
 ツンドラはそれに怒ってあんなことに…。
 やっぱり反応が敏感過ぎないだろうか?ちょっとムラっとしただけなんだが…そんなことない?そうか…。



【ツンドラの陳情】
 ついカっとなってやっちゃったよ…。弁償はするから…え?しなくていい?そう?これまで結構潰しちゃってるけど…。
 原因?あぁ、今振り返るとたいしたことない話なんだけどね…。
 ボク、その夜は雰囲気を楽しみたかったんだよね…なのにトーチったら良い雰囲気だったのにボロンしたんだよボロン!
 思わず握り潰しちゃった…本当は握るだけだったのについ、思わず、昔の力が…。
 あのぅ…ボクがいうのもなんだけど、もう少し頑丈にできない?トーチのおちんちん。



【事務の会計担当と技術班の音声データ】
「二人からの事情は聴きました。悲しい事故だったということで計上しますけど何で呼ばれたんでしょう?その話ですよね?」
「そうだ、実は予算の話でな…。今回潰されたカイザードラゴンペニスは俺たちの自信作だったんだ」
「雄々しいネーミングですねぇ。捩じ切られてしまったカイザードラゴンが予算となんの関係が?まさか予算を全部それにつぎ込んだ…!?」
「違う違う、逆だ。予算の枠を増やしてほしいんだ。俺たちはもっと強いペニスをトーチに造ってやりてぇんだ」
「ツンドラさんが頑丈なのをお願いしてましたね…トーチの整備費からこれの予算を捻出していたと思うんですけど…トーチがもっと
 手のかからない子だったらもっと遊べると思いますよ。トーチと相談してください」
「駄目だ駄目だ!こっそりやってやるのが親心だろう!」
「無理言わないでくださいよ。無理です。」
「じゃあこれ以上のモノをどうやってつくりゃいいんだよ」
「それ考えるのそっちでしょ」
「金を出してくれるのはお前だろ」
「うーん、というか…全部我々で作ろうとするのが間違いなのでは?ノウハウがないんですから…専門に発注するとか」
「それは嫌だ」
「……うーん…共同開発?ほら、ツテはあるでしょトーチのお友達がいっぱい…。B.B-BOMBカンパニーの子会社にソレ専門ありますしあと頑丈なのも限界がありますしレアメタルなんて買えないので逆の発想で柔らかくて潰れないゴムとか利用しません?」
「高温が問題で避けてたんだが…共同開発なら予算枠取れるか?」
「上と相談ですけど大丈夫だと思いますよ。上もトーチのこと大好きですから」


複数の企業を巻き込んだチン開発が、今動き出す――――



※カイザードラゴンペニスは火を吐きます。

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