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ファラオはブライトの部屋にて、ベッドに押し倒されていた。
タックルしてきたブライトはファラオの上に馬乗りになっており、そのぷにぷにの頬を赤く染めてもじもじしている。
「あ、兄上…?」
ファラオはどうしていいのかわからず手を彷徨わせつつブライトの様子を見守る。
「あのね、その…ハシタナイと思われるかも、なんだけど…お互いの将来のためにもお話は大事かなって…思うんだけど、どう?」
「抽象的な表現がとても可愛いと思いました」
「もう!その、ファラオと僕は恋人同士じゃない…?そろそろ、いいんじゃないかなって思うんだけど?」
「……ぐ、具体的に」
「わざとでしょ!はずかしいんだからこっちは!本当はファラオがリードするものじゃない!?!?」
「私はあなたを大切に扱っていただけなのですが…」
ファラオはブライトの手を握る。
「大切にしている、という言い訳であなたから逃げていたのかも。恥をかかせてしまいました」
「いや、うん…その、する?」
「勿論!」
なんだかんだで即答のファラオ。男は欲望に忠実なのだ。
「じゃあその、僕からプレゼントなんだけどぉ…」
歯切れ悪くブライトは言いながらうつむき加減にそれを差し出してきた。ちんちんである。
「これは…?」
ファラオも男である。いつでも出来るようにちんちんは既製品をつけている。そのことはブライトもなんとなーく把握していたはずだ。
「これ、その……オーダーメイドなのッ!」
ゆでだこのように真っ赤になりながら言い切るブライト。
「兄上専用ということでよろしいか!?!?!?!?」
「よろしいです!!!!!!」
飛び起きるファラオはブライトを抱きしめる。
「交換していい?」
「はい、お願いします」
家電に強いブライトはササっとちんちんパーツを取り換えていく。ちんちんが家電になるのかは怪しいところである。
「違和感ない?」
「はい、大丈夫です」
ファラオの返答が機械翻訳みたいになっているが興奮しすぎて自制が働いているだけである。
ちまっこいブライトを再び抱きしめて押し倒す。
「では、夢のようなひと時を私とともに―――」
「うん、好きにしてね」
「それは…我を煽っておられるのか」
ちょっと地が出つつもファラオは甘い囁きに本能が流れないよう気を引き締めつつブライトにキスを落としていく。
ぷにぷにほっぺにキスをするのが大好きなのだがそこばかりではだめだ、口にもしてブライトも気持ちよくさせたい。
ぎこちなく動く舌が恐る恐る絡まりにくるのがとても愛おしく興奮を煽る。
「あぁ、兄上…」
「い、いれて、いいよ…ほら…」
慣れないことをしているせいでブライトの手は震えているが、自分の脚をもって開く。自動的に潤滑油が流れる受容器らしくとろとろになっていた。
ファラオは一気に捻じ込みたい気持ちを抑えながらゆっくりと挿入し始める。
「んっ、あぅ…んぅ…」
艶めかしい兄の呻き声だけで興奮してしまう。
ファラオはブライトの腰を掴み上げつつ、腰を揺らして浅い部分を擦る。敏感なのか潤滑油が止めどなく溢れ流れてじゅぷじゅぷといやらしい水音がたつ。
「や…」
恥ずかしいのか顔を背けるブライト。そして腰を掴んでいるファラオの手に手を重ねてくる。
「もっと、奥…」
「―――ッ!」
我慢できずに一気に奥へ打ち付けるファラオ。ブライトは嬌声を上げて仰け反る。
中はピッタリだった、さすがオーダーメイドである。このままじっと収まっていたいが動かし二人はより高まっていかねばならない。
「ふぁっ…!ふぁらお、すごい、びりびりするよぉ…!」
「気持ちいいのですね兄上、兄上…!!!」
ファラオとブライトはお互いに抱きしめ合う。
「あぁーっ…!!!あぁぁぁ…!!!!」
「あにうえ…!!!!」
ブライトが絶頂を迎えるのと同時にファラオも達する―――
カッ
閃光が走った。ファラオは声にならぬ悲鳴を上げ、両目を押さえながら倒れる。
「ふぁらおおおおおおおお!!!?!?!?」
「ごめんね…まさか誤作動で光っちゃうなんて…」
ブライトはよしよしとファラオの頭をなでながら謝る。
「危うく腹上死を体験するところでした…」
まだ目がチカチカしているファラオはブライトに寄りかかっている。
「そんな死に方しないで…」
「我の目が敏感過ぎでした。兄上に申し訳ない。しかし腹上死は悔いのない死に方です」
「そんな力いっぱいいわれると…いやいや、ダメだからね?次はお互い気持ちよく終わろ?」
「はい!このファラオ、精根尽きるまでお相手します!」
「加減してね!!」
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