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 トーチの部屋にブラストはいた。
 トーチのサイズに合わせられている大きなベッドに二人は腰をかけていた。
 ブラストはトーチの手の大きさを確かめるように指を絡ませながらにぎにぎと握る。
「ブラスト?」
 トーチは少し首をかしげながらブラストを見下ろす。
「いやー大きいなって思ってさ。」
 八重歯を見せながら笑う。
「今更だろう」
「今更だよなぁ」
 ブラストはトーチの手を両手で握りなおすとそのまま自分の下半身へ持って行く。
「して?」
「あぁ…」
 トーチの指の腹がタイツ越しに撫でるように秘所を擦る。
 そこはぷにぷにしているだろう、そういうパーツをつけているのだ。
「んっ…ぅ…」
 もどかしい刺激だ。もっと強い刺激が欲しい。強請るようにブラストはトーチの腕にしがみ付いて下半身を擦りつける。
「トーチの、そろそろ欲しいなぁ…」
「いつも指で満足しているじゃないか」
「もう満足できねぇよぉ…」
「本当か?」
「うっ」
 トーチの指がグっと押し込まれる。
 タイツがそのままなので引っ張られる感覚が邪魔に感じる。
「まって、脱ぐから…」
「このままでいい」
「ひうっ!」
 一気に指が捻じ込まれてブラストは短い悲鳴を上げる。中でタイツは破けているが、引き裂かれたわけではないので指と共に巻き込まれて中に入って

いる。
「指一本でキツい」
「だい、じょうぶだからぁ…!」
「どこが大丈夫なんだ?」
 呆れた声でトーチは問いかけながら指を動かしていく。
 ブラストの感じるところは繰り返して覚えている。浅い場所で擦っていると強請る様に咥えこんでくるくせに奥を擦られると泣きそうな声をあげるの

だ。
 今も奥まで進めると涙をぽろぽろと零し始めた。
 柔らかさを感じるパーツにしているので指でその柔らかさを堪能するのはトーチは好きだ。
 今日も柔らかさを楽しみながら弄ってやる。
「うーーっ…う、とーち、俺も、俺もシたい…」
「?」
 何やらブラストはやりたいらしいので見守っていると、トーチのナニを取り出してそれにしゃぶりつきはじめた。
 サイズがサイズなので口に咥えるのが難しいのだ。
 口と両手で懸命に奉仕しているのを見下ろすのが少し楽しい気持ちになる。
 ちょっと悪戯心が沸いて、指で奥を叩くとブラストは熱い吐息を漏らしながらそれに応えるように艶めかしく舌でもって舐め上げてくる。
「ブラスト、気持ちいいぞ」
 嬉しそうに目を細めるブラストの腰を片手で掴み、そのまま指で乱暴に奥を叩いた。
 どうもブラストはこれが気持ちいいらしい、というのが解ったトーチはそれをするようになっていた。
「んぅっ…ああぁぁぁぁぁぁ…!!!」
 腰を痙攣させながら声を上げている。
 一通りブラストが落ち着くと指を引き抜く。
「うぁ…あ…トーチぃ、いれてくれ…いれてくれよぉ…」
 蕩けた顔のブラストは、とろとろになっているそこへナニを押し当ててくる。
「満足したんじゃないのか?」
「あんなのたりねぇよぉ!」
「…俺は入れる気がない。自分で入れてみろ」
「じぶん、で…」
 ブラストはトーチのナニを見下ろして顔色を少し変える。
「うっ…」
 恐る恐る腰を落としていくブラストだが、飲み込む前の、咥えこもうする段階で腰が止まった。
 やはりサイズに無理がある。
 しかしトーチはブラストの腰を捕まえたままにした。逃げれないブラストは内心焦っているだろうか?
 いつも軽い気持ちで痛い目を見ているのだ、今回も反省してほしいとトーチは思った。
「うー!」
「あ」
 ギチッと嫌な音がしたがブラストが一気に腰を落とした。
「ふーっ…ふーっ…!!!」
 歯を食いしばってブラストは顔をトーチの胸元に押し当てる。
「おい、無理しただろ?そんなことをするな」
「無理、してねぇ…、好きだもん、俺トーチ好きだもん…俺、お前が欲しい…」
「…泣くな」
 ブラストの頬を撫でるトーチ。
「後悔しても、責任は取れないからな?」
「後悔しねぇよ…」



    ◆◆◆◆



 ベッドの軋みと混じってブラストの声が漏れていた。
 トーチに軽々と腰を持ち上げられているブラストはトーチのペースで犯されていた。
 繋がっている部分は水音を立てながらトーチの中で出した廃油が動きに合わせて飛び出している。
「あ、あっああっ…」
「っフー…ブラスト…まだ意識あるか?」
 トーチは顔を近づけてブラストに問いかける。
 喘いでいたブラストは意識を覚醒させたのか、蕩けた笑みをトーチに向けながらマスク越しにキスをしてくる。
「とーちぃ、すき…こわして…おれをぶっこわして…」
 甘い声色で強請ってくる。
「もう、壊れてると思うがな…」
 難儀な性癖だな…とトーチは思いながらまだ意識があるというブラストの脚を力ずくに押し広げた。
「んぎぃっ!」
「関節が痛んだか?まぁいい、あとで直そう。でだ、みろ。お前は満足しているようだが俺の全てを収めてるわけではないんだ。
 …どうする?」
「っ…きてぇ」
 ブラストは強請るように言いながら手を伸ばしてトーチの頬を撫でた。

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