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人によってはグロく感じる描写があるので注意。
 パイルは肩から大きく排気していた。
 ベッドの上に押し倒され、自分の上に跨っているのはブラストだ。
 先ほどまで酒を飲んでいたのでその顔は紅潮しているのだが小悪魔的な笑みを浮かべて艶めかしく舌を出して唇を潤している。
「ぶ、ぶらすと…せんせ…?」
「お前かわいいよなー、マジかわいい~~~!」
 ブラストはそういいながら覆いかぶさってパイルの顔を撫でる。
「ふぇ、ふぇぇぇ…」
「なぁセックスしようぜ…?どっちがいい…?俺に抱かれたいか…俺の中に出したい?」
 背筋がゾクゾクする。
 夢のような状態だ。しかし―――
「え、えっちなのはイケナイトオモイマスッ!!!!」
「へっへっへ、お前みたいな子大好きだぜ?」
 ブラストは身を起こしたと思えばパイルの股間を弄りはじめてナニを出させる。
「はわわわわ!!!!!」
「あー、好きなサイズだぁ」
 うっとりした顔で言いながらブラストはそれを舐めはじめる。
 艶めかしい舌が這いずるその感覚と、普段の表情とはまったく違うブラストの様子にパイルは興奮した。
(だ、ダメだろコレは!!!!酔った勢いダメゼッタイ!!)
(ふぇぇ…ブラストせんせぇえっちだよぉ…)
(イチロー兄さん頑張ってあらがえーーー!!!)
 脳内会議を激しくしながらパイルは腕を伸ばしてブラストの頭を引き離そうとするのだが、ブラストはその腕の杭を掴むとそれを舐めはじめた。
 舐めながらもナニを手で扱いてくる。
「ふぇぇ…」
 クイイチローとクイザブローは撃沈した。(ジローは既に撃沈している)
「気持ちいい…?」
 問いかけながらブラストはナニの先端を口に含むと舌で刺激しながら吸い始める。
 パイルは低い呻き声を漏らしながら身悶える。
「で、るゥっ…!!!!」
 どぷっと音がした。
「ん、ぅ…」
 頬を膨らませながらもブラストはその熱い廃油を飲み込んでいく。
 そうして飲みきるとニヘラっと笑って「飲んじゃった」なんて言ってくる。
「なぁーパイル?どっちがいーいー?俺はどっちでもいいんだぜぇー?
 ほらぁ、もう準備出来てるしヨォ」
 ブラストはパイルに詰め寄り下半身を見せつけてくる。
 既に勃起しているブラストの自身と、その奥―――指で広げられて潤滑油の糸が引いている秘所。
「ブラストせんせぇ!!!」
 デカい声で叫びながらパイルは腕でブラストを挟むとそのままの勢いでポジションを入れ替える。
 ベッドに押し倒されるブラストであるが嫌がる素振りなんてものはない。
「トッカンンンンンンンーーーーー!!!!!!」
「んぎぃっ」
 パイルの極太パイルがブラストを貫く。
「あはっ…ぎっ…づぃ…」
 ブラストは震えつつ苦痛に笑みを歪ませながらパイルに抱き着く。
「あ、あっあっ…捲れる、ひっぱりだされちまう…!!」
「ブラストせんせぇの中、キツすぎだァ…!そんな、締められると我慢がぁ…!」
「わ、あっ…あぁぁぁぁ…!!!」
 中で射精されるが勢いの圧があってブラストは情けなくも声を上げてしまう。
「きつ、きついっ…」
「突貫でぇ、拡げますからぁ!」
「拡がるかな!?そういう仕様のパーツじゃないけど!?」
「トッカァン!!」
「んぎぃっ!!!」
 さっきよりも深く潜り込んできたのは拡がっているからなのか廃油の滑りのお陰なのか。
 ごつっと腹の奥で鈍い音が響いてブラストはさすがに焦ったがパイルは気づいていない。
 勢いづいてブラストを抑え込んだまま腰を振り続ける。
「あぁぁぁっ貫かれるッお腹、やぶれちゃうっぱいる、ぱいるぅ!!奥当たってるよぉ!ごつごついってるよぉ!!」
「せんせぇの奥に当たる度に腰がッ!止まらないッ!このまま、貫かせてくれぇ!」
「あっあっ…パイルゥ…!!!」
 身悶えるブラストだがパイルからは逃れられない。
 またパイルのナニが熱くなってくるが、押し上げてくる勢いと強さも上がってくる。
 脳内でエラー音が鳴りはじめる。
 押し上げられるたびに内部のパーツが歪んでしまうのだ。
 このまま疑似セックス用のパーツの内壁が破れたら内部パーツはどうなってしまうだろう?
 そう思った瞬間ブラストはゾクゾクと背筋に何かが走る。
 それは恐怖なのか興奮なのか…。その時のブラストは興奮に感じていた。
 その時ブラストが仰け反ったせいなのか、力が抜けたせいなのか―――イキかけているパイルの渾身の突貫が重なったのか
 嫌な音を立てながら腹からパイルのナニが生えてきて、ブラストは頭からパイルの廃油を浴びた。



    ◆◆◆◆



「き、気持ちよかった…割れたけど」
 穴の開いた腹を手で塞ぎつつブラストは呟く。
 弱い部分にたまたま当たって貫いてしまったのだ。
「ブラストせんせぇ…俺はとんでもないことを…」
 シラフに戻ったパイルがDOGEZAしている。
「パイル、誘ったのは俺だぜ?全然ヘーキ!」
「くすん…」
「しかしちんこ伸びた?」
 疑問を口にするブラスト。
 フェラをしているときのパイルのパイルは極太ではあったが腹の中に入るサイズだったはずだ。
「…パイルバンカーだから打ち込むときは伸びる方がカッコイイって…」
 しょぼしょぼの顔で呟くパイル。
 今まで使ったことがなかったのだろう。
「ナカウメ…ギミックの鬼…」
 どんだけパイルにギミックを詰め込んでいるのか、万能型といっても限度があるだろう。恐ろしい会社である。相手を殺す気か。そういう所好き。
 負けた気がするので負けないよう頑張ろうとブラストは思った。
「まぁとりあえずだ、俺の腹がこんなになっちまったし。腹直してから抱いてやるよ」
「え!?」
「あん?抱きたいのか?じゃあ疑似セックスのパーツ改良しねぇとな。こっちのが少し時間かかるぜ」
「ち、ちがうんですぅ!次もあるとかどういうことなのかわかんないんですぅ!!!」
「お前とのえっち気持ちよかったからぁ~」
 にこぉと笑顔になるブラスト。
「ひ、ひぇぇ…俺なんかでいいんですかァ!?」
「いいよいいよ。楽しいからな」
 ブラストは泣いてるパイルの頭(というかデコの取っ手)をなでなでと撫でた。

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