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これはおじ酸が誘拐された後ハンドパーツがバスターになっていたので、もともとのハンドパーツどこいった?
という疑問から発展した妄想なので細かいことは気にしないでね!!!!
ツンドラはアシッドの自室に来ていた。
長細い身体を縮めてソファに座っている、その手元にはアシッドのハンドパーツがあった。
「ごめんねぇ…今まで言い出せなかったんだけど、こっそり持ち出してたんだ」
反省しているらしく声は沈んでいる。
ツンドラが言うには、ワイリー博士に改造されたあとツンドラの前に改造が終了していたアシッドのバスターに取り変えられ放置されていたハンドパーツが目に入った。
それを無断にこっそり持ち出したという。
アシッドにしてみれば今更別に…といったところなのだが、ツンドラはずっと胸がつっかえていたのだろう。
「あと、使用済みなんだ」
自分の手と取り変えたという意味だろう。
たまにツンドラの表現はいかがわしい言い回しがあるな、とアシッドは思う。
「別にそれぐらい構わん。こんな仕事をしてるんだ、ハンドパーツのスペアなんていくらでもある。
それあげるよ」
「え、いいの?」
「いらないなら処分してくれ。返してもらっても困る」
「あ、じゃあ…貰うね」
ぎゅっと抱きしめるツンドラ。
自分の手を抱きしめられる構図はなかなかホラーな感じがある。
「ところでただの好奇心の疑問なんだが。結局俺の手はダメだったのかね?」
「あー、うん…指の細さはいいんだけど、長さが少し長すぎ?」
ツンドラの感覚があるらしい。
ブラストの奇怪な発言と同じ雰囲気があるので芸術面の何かなのだろうとアシッドは考える。
数字を算出しての黄金比でいいじゃないかと思うのだがそういう問題ではないらしい。
「削ってもいいぞ」
「ダメぇ!これはこれで完成されてるんだから!」
叫ぶツンドラ。
「そういうもの…か?」
「そう!…僕、少し君たちが羨ましいんだよ?完成されてる身体なの」
「んん?」
「君の身体は薬液のために考えられた身体でしょう?そのボディも、この手も」
確かに、この身体は薬液の保存や検査のため、その手は薬液に耐えられるよう設計されている。
ツンドラは自分の体に手を当てる。
「僕さ、自分の完成されていた身体を弄ってるでしょ。未完成なんだよね。たぶんずっと未完成なんじゃないかなぁ。
完成すればするほど、もっともっとって追い求めちゃうんだよね…『これで完成だよ』っていうのがないんだ」
「そういうものか?終りはあるだろう。君が本格的なアイスダンスのデビューを果たせばいいだけだと思うがね」
「僕には僕の仕事があるんだよねー」
「我々はロボットだからな。しかし転職しているロボットもいるんだから、進言してみるといい」
「…アシッドっていい人だよねー。」
「…普通だと思うが。普通じゃないのが多いだけで」
「…それ僕も入ってる?」
「まぁね」
「ひどくない?アシッドってブラストと付き合ってるんでしょ?」
「仕事の付き合いだよ」
「えっちなことしてないの?」
「………」
アシッドは目を細める。
「どうしてそこへ飛ぶんだ?」
「え?恋人同士はそうでしょ?あ!恋人じゃなくてもえっちなことしてていいと思うよ?」
「変な気を遣わないでくれ…何も、ない。何もしてないから…」
「アシッドはフリーなの?そうなんだー!」
手を抱きしめながらニコニコしないでほしい。
「ねぇねぇ!僕と付き合わない?」
「は?君はトーチと付き合ってるだろう?」
「うん、トーチはなんていうのかな…抱かれてあげたいっていうのかな…。アシッドに対しては抱きたい?
そう、愛してあげたい…」
ツンドラはアシッドに詰め寄る。
「えぇ…いらんよ、愛とか」
「アシッドも気持ちよくなるから気に入るよきっと」
「そもそもセックスなんてできん」
「薬液排出用の穴あるでしょ?」
「感覚あると思うか?そんな穴に」
「その辺は大丈夫大丈夫、僕に任せて!」
ツンドラはアシッドを押し倒す。結構な腕力だ。さすが力仕事用のロボット。
「っおい、俺は許可してない。離したまえ」
「…僕のこと嫌い?」
「普通」
「じゃあ今からおっぱじめれば好きになっちゃうね」
「おい…」
ツンドラの指が首の隙間に潜り込む。
もぞもぞ弄られて、緊急時に使用するコードを引きずり出されてそれをツンドラは自分の首筋へ接続する。
「手馴れているな」
「もともと一人でサポートロボット修理できるようにとか、知識与えられてるからね」
だからこそ自己改造も行えたのであろう。
「なるほど、使い方を間違っているだけか」
「そういう言い方するぅ~?はい、ちょっと感覚繋げるね…」
「うっ…」
ビク、とツンドラの腕の中で震えるアシッド。
身体の感覚に違和感を覚える。それはツンドラの感覚もフィールドバックされはじめているからであろう。
「折角だし使うね」
ツンドラは慣れた様子で自分の片手を外して、使用済みの方のアシッドのハンドパーツをくっつける。
規格が合わないのでぎこちない動きであるが、その指はアシッドの下半身を撫で、薬液排出口覆うハッチを開く。
どろりと薬液が流れてその手を緑色にするが、もともとがアシッドの手なので溶けることはなかった。
ツンドラはこの手にしといてよかったなんて微笑んでる。
「それじゃあ気持ちよくなろうねー?」
「本当にいいのか?俺とヤっても楽しくないだろ。というか、俺だぞ…」
「え?アシッド自分の容姿気にするタイプ?大丈夫だよ、ブラストと一緒にアシッドってえっちだよねーって話してたこともあるから。
自信持ちなよ!」
「変人に好かれやすいデザインということを知ってしまった」
「そういう言い方するゥー!もう、僕は好きだからね!」
「んっ…」
アシッドはビクリっと仰け反ってしまう。
感覚的にはツンドラの挿入する感覚が襲ってきている。
(こ、これ…は、耐えれるか…?)
ほぼ未知の感覚。体験するのは初めてだから仕方がない。
「あは、さすがにちょっと解け始めてるね。泡立ってるアハハ」
楽しそうに笑うツンドラ。
痛くはない、くすぐったいような妙な感覚があるのだ。
アシッドの腰を持ち上げてぐっと押し込む。
「うっ…ぅ…!!」
なんとか声を押さえてアシッドは耐えるが、ツンドラは目を細めてその姿を愛しく想いながら腰を打ち付けはじめた。
じっくり味わっていたいが、あまり粘るとナニが無くなってしまう。
ツンドラはデータを弄ってアシッドに与える感覚を挿入側ではなくされる側の感覚に変更させる。
その感覚のデータはツンドラ自身の経験に基づくものだ。つまりトーチとのやり取りのものである。
「ッアァァ――――!!!!」
耐えきれるはずもなく、アシッドは悲鳴を上げてしまう。
「ひっ!ひィッ…!!」
「大丈夫、大丈夫だよービックリしたねー?気持ちいいねー?」
「こわ、れっ…こわれるっ…!!」
「大丈夫だよー、ただのデータだよー」
アシッドの脚がツンドラの腰に絡みつく。
ツンドラはあやす様に言いながらも手加減はしなかった。
「あっ…あ…」
アシッドがイったのを確認したツンドラは再びデータを戻してゆっくりと許される限りセックスを堪能した。
◆◆◆◆
「ッ…ウ、ンッ…」
「気持ちいいね…」
ツンドラは自分のナニをアシッドのハンドパーツで扱きながら、その快楽をアシッドに送っていた。
アシッドはツンドラに抱き寄せられている状態でビクビクと体を震わせ声を押し殺していた。
「いく…」
「んっ…ぅ……!!」
「ふふ、お疲れ様ァ…。次からアシッドが触ってくれる?」
「っ…」
アシッドはツンドラを睨む。
「ダメ?」
「…気が、向いたら、な」
「うふふ、アシッド優しい~。好きだよ」
ツンドラはクスクス笑いながらアシッドを抱きしめた。
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