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「飲み会にお前が誘われないのはだいたいパイルのせいだぞ」
ヒューズはベッドに倒れながら呟く。
酔っているためか少し息が荒いが、表情はいつも通りだ。
いつも通りブラストは彼を迎えにいき、ヒューズの部屋に運び、そしてどうせなら俺も呼べと言ったら今の返答が来た。
「どういうことだ?」
首をかしげるブラスト。
パイルに嫌われている、という自覚はないので不思議に思った。
「…尊すぎるらしい」
「……」
「…緊張してしまうそうだ」
「……それだけ?」
「パイルにとっては死活問題だ…俺には解らないが尊敬している者が横にいるのは尊すぎてしんどいそうだな」
「それぐらいで死ぬタマか!?今度は絶対俺を呼べよ!!!!悲しすぎるわ!俺が!」
「善処しよう…ブラスト、ぎゅってして」
「はいはい」
今日のヒューズは機嫌がいいらいい。甘えたいようなのでブラストはベッドに乗ってヒューズを抱きしめる。
少しコアの鼓動が早い。アルコールのせいだろう。
「ブラスト…」
ヒューズからブラストの唇を奪いに来る。
そうくるとは思っていなかったので踏ん張れずに押し倒されてしまうが、ブラストはヒューズを受け入れる。
ちゅっちゅっ…と挨拶の軽いキスからすぐに舌が差し込まれてくる。
ヒューズのキスも慣れてきたものでブラストの舌と妖艶に絡んでくる。
ピリッと舌先に痛みが走ってブラストは眉間を顰める。
しかしヒューズは気にせずブラストの両手を握りしめて蹂躙を止めない。
ピリ、ピリ、と最初は痛かったが今は痺れるような電流が意図的に流されてることにブラストは気づく。
「んぁ…ひゅー、う…」
舌が回ってない。思ったよりも痺れてるようだ。
「電流も使いようによっては気持ちいいのではないか、という話で盛り上がった。試したい」
「そ、れぁ…」
「俺に挿入されるのは嫌か?」
綺麗な顔でそんなことを言われて嫌がる者はいないとブラストは思う。
うまく舌が回らないので首を左右に振る。
ブラスト自身は気持ちよければなんでもいい拘りはとくにない男なのでヒューズのお願いも聞けるのだ。
「了解。準備を始める」
ヒューズはごそごそとブラストの下半身を弄りはじめ、ズボンを引き下ろし、剥き出しになる疑似セックス用の穴を確認する。
「…潤滑油がないな。俺ので代用する」
ヒューズは自分の指を口に入れて口内潤滑油を指に絡める。
(絵になるイケメンめ…イケメンめ…)
乙女のように頬を赤らめつつブラストは唸る。
いつも有線接続なので用意していなかったのは迂闊であったが、こういう姿が見れたので良しと思い直すブラスト。
濡れたヒューズの指がゆっくりと潜り込んでくる。
「ひぅっ」
久しぶりだからか、指だけでもキツさを感じた。
「この規格なら3本ぐらいイケるはずだがキツいな…」
「ちょ、いちいち言うな恥ずかしい…」
「すまない、解すが潤滑油が足りないのかもしれない」
(お前あんま喋らないからな…)
心の中でつっこみつつブラストはヒューズを眺める。
ヒューズは舌先を伸ばして潤滑油を垂らし指に絡ませながら解す様に指を動かしている。
「っ…ふ、…フー…ぅっ…」
「…」
ヒューズは無言でブラストの様子を見ながら指の数を増やす。
「2本目、入ったぞ。」
「うあ、ぁっ…!」
中でグッと擦り上げられてブラストは身体を跳ねさせる。
「通電」
「ぎゃっ」
悲鳴を上げてブラストは腰をガクガク震わせる。
ヒューズの指先から電流が走ったせいだ。
「痛いか?」
「い、いたくねぇけど…びっくりする…」
「ちゃんと伝えている」
「唐突なんだよぉ!」
「善処する。今度はもう少し和らげて長く流すぞ」
「ひっ!ひぅっ!ぁ、ぁぁぁ!!!」
ピリピリとした初めての刺激にブラストの腰が逃げるが、ヒューズのもう片方の腕ががっちりとブラストの脚を押さえこむ。
「まって、ひゅーず、まって、イキそ、いく…!いっちまう…!!」
「何故だ?気持ちいいのか?これが?」
「ッ…」
ブラストは自分の指を噛みしめながら電流の刺激に抵抗できずに達してしまう。
「あー…」
虚ろな目でブラストは自分の廃油に汚れる体を見下ろす。
「ごめ、…ひゅーず…ごめん…」
「構わない。好きな時にイクといい。3本目、通電」
「あがっ!あ、ぁ、あぁぁぁぁ…!!!!」
先ほどより強まった電流にブラストは身悶える。
「うん、解れた」
ブラストの身悶える様子よりも解れ具合を優先しているらしいヒューズはそう呟くと指を引き抜く。
「はぁ…!はぁ…!」
電流が止んでぐったりするブラストの腰をヒューズはもちあげる。
「挿入」
「ぅっ…!」
すんなりとヒューズのナニが潜り込んでくる。
(はいってるぅ…おれの、なかにひゅーずの…)
愛しくなってきてブラストはヒューズに抱き着く。
「接合完了」
全てを収めたのを確認するヒューズ。
「動くぞ」
「ぁ、あっ…!ぁぁっ…!!」
刺激にブラストは喘ぎ、キスを求めてヒューズはそれに応える。
「ひゅー、ずっ…ビリビリして…よ…」
「解った。行くぞ」
ヒューズはブラストの腹部に手を添えて電流を流す。
「あがっあ、あぁぁぁっ―――!!!」
「くっ…」
跳ねるブラストの中はぎゅうぎゅうとヒューズのナニを締め上げてくる。
「ブラ…スト…射精するぞ」
「いい、出して、中で出してくれ…!」
中でヒューズの熱が注がれてブラストはぎゅううっとヒューズにしがみ付いて意識を落とした。
****
「あぁぁぁ―――」
四つん這いのポーズで後ろからヒューズに犯されながら、ブラストはだらしない表情で低い声を漏らし続けていた。
先ほどからイキっぱなしだった。
電流を指先から流されつつブラストのナニは扱かれてほぼ強制的にイカされ続けているのだ。
「んっ…」
ヒューズは小さく呻いてブラストの中で廃液を撒きちらす。
接合部分の間からはどろどろと廃液が溢れてシーツに滴り落ちたりブラストの太ももを伝っていく。
「気持ちいいか?ブラスト」
「はひっ…ひぃ…」
「ブラスト?」
「ひゅーず、きもち、いい…よぉ…」
「…なら、良かった」
「ひゅーず、すきぃ…」
「うん…」
振り返るブラストに答えるように、ヒューズはキスをする。
****
「はい電流プレイ禁止ーーーーー!」
「何故だ?」
拒むブラストにヒューズは首をかしげる。
「気持ちよすぎる…俺の頭がおかしくなる」
「故障させるほどの電圧ではないが?」
「癖になるから怖いって言ってるんだよ察しろよ!」
真っ赤になりながら叫ぶブラスト。
「お前は難しいことを言う…」
「別にむずかしいこといってねぇよ…。あと動作を口頭確認するのも止めろよ…」
「あれは職業病のようなものだ。」
「えぇー…」
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