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「すまない、遅れた」
ヒューズが部屋に入ってくる。
「貴方が遅刻だなんて珍しいね。仕事でトラブル?」
「いや、移動に、少し時間が掛かっただけだ…」
「移動に…?」
首をかしげるツンドラ。
ヒューズは少し顔を伏せてぷるぷるとなにやら小刻みに震えている。
「まぁいいや。準備出来てるから初めよっか~」
ツンドラは部屋の奥を見る。
そこに座り込んでいるのはトーチである。
両手を後ろ手に縛られて脚も自由に動かせないよう固定具で拘束されていた。
今から二人でトーチを堪能しようというわけだ。
言い出したのはツンドラである。どこか彼はセックスをスポーツみたいな感覚で楽しんでいるところがある。
ヒューズはヒューズでツンドラならいいかな…と話に乗っているわけである。
みんなすけべだ。
「おや?その可愛い尻尾はなに?」
「こ、これはらばーが!」
ヒューズの声が裏返る。お尻に可愛いウサギ尻尾がついていた。
「ラバーがつけろって?」
「ひぅっ!」
ツンドラがその尻尾を鷲掴むとヒューズはガクガク震えて内またになる。
「握りしめると、つ、通電ッ…して、…あっあっ!つんどら!やめ、にぎらないでくれっ…!」
「ほう、ラバーにこれつけとけって言われたんだ?」
「かわいいから、つけてってぇ…」
ツンドラの腕の中で涙を流しながら身悶えるヒューズ。
にぎにぎするとヒューズは面白いほど体を跳ねさせて喘ぐ。
恐らく自分でもにぎにぎして遊んでたから遅れたに違いない。
遅刻のお仕置きである。
尻尾を引っ張るとエグいサイズのボールがにゅぽんと出て来てヒューズは涎を垂らしながら軽くイった。
「こんなもの入れて真顔でいたのかい…?」
「あ、あっあ…ひっぱらないで、やめて、ださないでぇ…」
「でも出し入れして遊んでたから遅れたんだろう?僕たちよりラバーのボールが好きなんだぁ?」
「あ、あぁぁぜんぶでちゃうっぜんぶ、あっ…イク、だめ、らばーに、めっ…される、からぁ…!」
「怒られるのも好きなんだろ?」
「あぁぁぁぁ…!!!」
ずるずると一気に引き出されてヒューズはイってしまう。
びしゃびしゃと何か液体が出て来て床を汚す。
「ぜんぶでちゃったぁ…」
「代わりにトーチの入れてあげるよ。あっついけど。さてトーチお待たせ」
「っ…」
トーチは身を捩る。何か叫んでいるようだが発声回路が切られているので声にならない。
「好きなくせに」
何を言っているのかなんとなくわかるツンドラはそういってトーチの松明を取り出した。
****
ヒューズと二人でトーチの熱いそれをぺろぺろ舐める。
ツンドラは冷たい舌で、ヒューズは電流を帯びた舌で舐めるのでトーチは先ほどからバタバタ跳ねているが固定されているので逃れられない。
「…ッ!!」
勢いよく廃液が飛び出す。
「熱ッ…」
「あぁ、ヒューズの顔、傷ついちゃったら大変…」
ツンドラはヒューズの顔にかかった廃液を舐めとりはじめる。
「ヒューズ、トーチの中でいっぱいびゅっびゅしたいかなー?」
「したい…」
「じゃあしよっか」
ニッコリ微笑んでツンドラはトーチの腰を押さえる。
「ッ…!!!」
「うるさいなぁ、僕はヒューズと楽しんでるんだから黙っててくれない?」
「…トーチは黙ってると思うが」
「なんか言ってること解っちゃうんだよね…」
ヒューズは二人の間の絆のようなものだろうと思い、ツンドラに導かれるがままトーチの疑似穴にナニを捻じ込む。
ツンドラも馬乗りのまま腰を下ろしてトーチのナニを収めていく。
そして各々が快楽にそって動きはじめるとトーチはギチギチと拘束具を軋ませながら悶えるのだ。
排気する息も熱く、ツンドラに冷やされ続けてるので結露が凄く水滴が滴って床を濡らす。
「うふ、うふふ…トーチをぐちゃぐちゃにするの気持ちがいいね」
「きも、ちイイ…!」
「可愛いよヒューズ」
ツンドラは目を細めながらヒューズの頬を掴んでキスをする。
ビリビリと電流が走るので、ツンドラは痛いぐらいの刺激に体が硬直しながらも耐えた。
「ほらトーチ、喋れるようにしてあげたんだから喋りなよ?」
「ングッ…ゥ…!!うっ…!!」
トーチは床に手をついて声を必死に抑えていた。
トーチを挟むように下にヒューズ上にツンドラと、疑似穴と排泄口をそれぞれに貫かれていた。
「男二人に蹂躙されてるんだよトーチ?えっちだねぇ?」
「っゆるし…てくれ…も、ぉ…!」
「ヒューズを押しつぶすんじゃないよ?ヒューズは柔らかいんだから」
「はっ…はっ…」
トーチの腕はぷるぷるしているし、膝がついている脚もガクガクしていてツンドラが支えているようなものだ。
「余裕を無くそう。俺はこれが特に好きだ」
ヒューズはトーチの首筋から伸びるコードの先についた端末を操作する。
「んっあ、あぁぁぁっ!!!」
快楽のパルスのパターンが変わりトーチは身悶え倒れ掛かるが、なんとか持ちこたえる。
「はーーーっ…はーーーーっ…」
「通電」
「ッ―――!!!」
トーチは快楽に呑まれてヒューズを抱き込んで痙攣を起こす。
ヒューズから見えないが、結構ツンドラにも電流が行っててカクカク震えていた。
トーチの締め付けがたまらなくてヒューズはたっぷりと中に注ぎ込んだ。電流と共に。
****
「「腰が駄目」」
トーチとツンドラが同時に言う。
「息が合っているな」
平然としている淫乱ウサギのヒューズ。
二人は床に大の字で倒れていた。
「僕、電流耐性ないって知ってるでしょヒューズ?」
「調子に乗ってしまった」
「も~かわいいから許す」
「俺は可愛くないから許してくれないのか…」
「そうだよ???」
ヒューズは「くだらない喧嘩をしたんだろうな」と察する。内容は聞かない。二人の喧嘩は本当に些細な理由が多くてくだらないからだ。
しかしこうやってツンドラが鬱憤を晴らすとすぐ機嫌が治っていつも通りになる、チョロい男である。
「…あ」
ヒューズが急に絶望顔になる。
「どうしたのヒューズ」
「ウサちゃんの尻尾…取ったのラバーに怒られる…」
「………うん、一緒に謝ってあげるから」
「…あいつって怒るのか?」
「ゴム攻めにしてくる、恐ろしい」
「…全然怖くないんだけど」
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