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「なんだァ?また黒いの来てんのか」
パイレーツはコールドの腹の中へお土産の魚を詰め込みながら言う。
「…あぁ、キングが嬉しそうで何より」
コールドが答える。
「……」
パイレーツはキングの方へ視線を向ける。
来客者であるフォルテにあれこれ話しかけてウザがられているが確かに大層嬉しそうである。
「お前もロックマンもちっとは静かにできねぇーのか!!
あれこれぺちゃくちゃと!!!俺様に親しげに話しかけんな!!!」
「えー、じゃあどうしてここに来るんだい?」
「ロックマンと同じこというなー!!!!」
ワイリー博士の所へ帰りたくないだけだろうという答えはわかっているのに、キングとロックはニコニコとフォルテにそういうのだ。
「発電機野郎のとこへ行って寝る!!!」
「えーーーー!!!ダイナモくんのところかい!?」
キングの不可侵入領域(ダイナモの自室)へ逃げ込むフォルテ。
『ちょっと!また勝手に入ってこないでよ!!』
『煩い!あいつウゼェんだよ!!』
『それは知ってるけど』
なんて声が聞こえてくる。
「わたしがいったいなにをしたというんだい・・・」
手で顔を覆いながらキングが呟く。
「そんなこといってるからだろ……」
「あぁパイレーツ帰っていたのか」
「土産はコールドの腹にぶち込んでおいたからな」
「今日のご飯は魚だね~」
「…あいつの分もつくんのか?」
「フォルテくんかい?作るけど…」
キングは目を細めてニコリと笑う。
「妬いてるね?わたしに構って欲しいんだろう?
なぁにフォルテくんはお酒がダメだから君に晩酌の相手を頼むよ」
「勝手に決めんな!」
「決めて欲しいくせに」
「ぐぬぬ…」
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