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蛇と岩が出来上がっている。普通にえっちする仲にまでなっている。
ジェミニが蛇に弄ばれている。
スネークの部屋は簡素である。
もともと開拓用に作られた施設なので最低限の必需品しか用意されてはいないのだが
スネークは形となる趣味を持ち合わせていないため酷くガランとしているのだ。
そんなスネークの部屋にあるベッドの上でスネークとロックは抱き合ってキスをしていた。
キスといってもスネークから一方的にやっているように見えるが彼の舌が長すぎるせいだ。
「す、すねーく」
ロックは息苦しそうな顔でキスから逃れる。
「もう服脱ぐね?」
「着衣エロでもいいのに」
「お洗濯するの僕だよ?スネークが代わりにお洗濯してくれるならいいけど?」
「む…じゃあ脱いでください」
服を脱ぎ始めるロックにムラムラするスネーク。
ロックとこういう関係になったのは少し前のことで、スネークが猛烈なアピールをしたのである。
周りからは「すぐに飽きる」などといわれてしまったが今のところロックに対して飽きは来ていないし離すつもりもなかった。
素体の状態となったロックを押し倒し、スネークはその人工皮膚を丹念に舐め始める。
「んっ…」
くすぐったいのか、ロックは声を殺しながら身悶える。
「スネーク…」
ロックは脚を開き股間部分のハッチを開いて廃油口を見せ付けるような格好をする。
スネークは満足そうな笑みを浮かべながら舌で廃油口を舐め始めた。
「ひゃっあんっ……ぁっ」
「アンタ本当、えろい声あげるねぇ…たっぷり可愛がってから突っ込みたいんだけど
今日も我慢できねーや」
「いつもじゃない…」
「でもロックも我慢しなくてすむでしょー?」
「あぁっ!!!」
スネークのナニが捻じ込まれる。
「あ、あぁぁっ…スネーク、きついよスネークぅ…!」
「アンタの中が、狭すぎるって言ってるんですよ。さっさと博士に頼んで換えてもらえっつーの!」
「は、恥ずかしい…!!」
「じゃあ俺がいってあげますよ!」
「や、やだ!やめてよ!!」
ロックは顔を真っ赤にして涙目でスネークにしがみ付く。
「僕、このままがいいもん…」
「ッ……!!!」
スネークはカッと頬を赤くしながらロックを引き離して脚を掴む。
「激しく たっぷり 犯す!!!!」
「やぁっ!ゆっくり動いて!ゆっくり!!」
「たっぷり中出ししますから俺の子を孕んでくださいね!」
「ロボットだから無理だよぉ!!!」
宣言どおりスネークは激しくロックを犯し始めた。
乱暴だが多少ロックを気遣うときもあるらしく、ロックを適度に気持ちよくはさせていた。
「や、すねーく、すねーくっ…!!」
「っ…」
「ひゃあ、あんっ…あぁぁっ…!!!」
仰け反りながら奥でスネークの廃油を受け止める。
ロックもイってしまったようで内部から小刻みな痙攣のような振動が伝わってくる。
「まぁ~だ終わりじゃねーですからぁ」
「っ…し、知ってるよ…スネークえっちだもん」
ロックはスネークの顔を掴むとそのままキスをする。
スネークはまた顔を赤くして怯むが負けじとキスを仕返した。
◆◆◆◆
情事後、スネークは満足そうにロックに抱きついていた。
「ところでスネーク…気になってたんだけど」
「なんですかぁ?」
「クローゼットの中から物音してて…サーチスネーク閉じ込められてない?」
「あー、いっけねー忘れてた」
身を起すスネーク。
そのままベッドから降りてクローゼットまで歩み、扉を開く。
「ジェミニ入れてたの忘れてたわー」
カラッポのクローゼットの中に拘束されたジェミニと、そのジェミニにコードで繋がっているサーチスネークがいた。
サーチスネークがコツコツと尻尾で壁を叩いてスネークを呼んでいたらしい。
スネークはジェミニの肩を掴んで引きずり出す。
「どうしてジェミニマンが!?っていうか何してるのスネーク!!?」
「ちょっとしたお遊びを…あまりにもオニイサマが独りで寂しそうだったからサーチスネークを介して俺の五感を
ダイレクトに伝えてあげようかと…」
「それって…僕とのセックスを、ってこと?」
「ソーデス」
ガンッ
ロックに頭を殴られる。
「ひでぇ。叩くことないのに」
「さすがの僕も手がでるよ!!!」
顔を真っ赤にして叫ぶロック。
「大丈夫ジェミニマン!?」
ロックはジェミニに駆け寄って顔を上げさせる。
「ッ……」
ジェミニはビクっと震えながら涙を流しているその顔をロックから背けた。
「あ、ジェミニ喋れないんっすよ。騒ぐから声帯回路切ってて。」
スネークはそういってサーチスネークから伸びるコードの一本を引き抜く。
「あっ…」
声を漏らすジェミニ。
「ジェミニマンごめんね気がつかなくて」
「し、知らない、お前らなんか知らない…!」
「ははは怒ってる」
「怒らせたのスネークだからね?ジェミニマン、機嫌直して。ね?」
「…ロック、ロック。ここ触って」
スネークはロックの手を取ってそのまま股間を触らせる。
「何するのスネーク!?」
「ひっ!!?」
「ジェミニマン!?」
ジェミニが悲鳴を上げてガクガクと腰を震わせるので驚くロック。
「俺も感じてるんだけど結構リアクション取るのが下手なんでぇ。
ジェミニとかだとどう感じてるとかすげーわかりやすい。笑える」
「やだ、スネークやめてよ!ジェミニマンを困らせちゃう……」
「えー、いいじゃねーですか。今ジェミニはロックにあそこ触られてる感覚に喜んで身悶えてるんっすから」
言いながらスネークはロックの手を開放すると、ジェミニは荒い息遣いで震えを止める。
「あーあ、オニイサマったらこんなにして。これは俺らが責任を取ってやらないとな」
いいながらジェミニのズボンを剥ぎ取ってしまう。
「ひぃっ…!!!」
ジェミニは涙を流しながら脚を閉じようとするがスネークが押さえつけた。
勃起状態のナニがむき出しの状態になってしまう。
「やめ、見るなぁ…見ないでくれ…!」
「ロックの中に入れてる感覚どうだった?気持ちよかったろ?」
「うるさいクソ蛇死ねぇぇ!」
「元気なオニイサマだこと。なぁなぁロック、一緒に舐めてやろうぜ?」
「え、僕たちが?」
「俺のせいだけどロックの締め付けが良すぎたせいもあると思うんでー。ね?いいだろ?」
「そ、んなっ…グッ!」
コードが接続されて声が出なくなるジェミニ。
「ジェミニも特に嫌がってないしいいじゃねーですか」
「う、…うん…。スネーク以外の、舐めるの初めて…」
ロックは小さな舌を伸ばして舐め始め、スネークは喉の奥で笑いながら長い舌をチョロチョロ這わせはじめた。
「…!!ッ……!!!」
ジェミニは仰け反り涙を流しながら声を上げるが、その声は音として出ないままだ。
スネークから送られてくる信号とは違ったダイレクトな刺激にすぐにイってしまう。
「ん…ちぅ……」
ロックは勿体無いと言わんばかりにジェミニのナニの先端を口に含んで廃油を舐めとり、残りを吸い上げる。
「はぁ…ジェミニマン、落ち着いた?」
「余計落ち着かないと思うなー。アンタえろすぎなんだよ」
「!? そんなことないよ!」
「こいつ全然萎えてねぇーもん。」
スネークはジェミニからサーチスネークを引き剥がし、拘束も外す。
開放されたジェミニは床に力なく倒れたまま動かない。
「ジェミニマン、大丈夫?ねぇジェミニマン……」
「だい、じょうぶ…だ……」
「酷いことしてごめんなさい…」
「いや、ロックが謝ることはない。悪いのは全部スネークだ死ねスネーク今すぐ爆発しろ」
「ヤだ」
「スネーク反省して!じゃないと一生えっちしないよ!?」
「すみませんでした」
「お、おう…」
素直に謝るスネークに引くジェミニ。
「俺様3Pでもいいです!」
「ロック、こいつ全然反省してねぇ……」
「………」
「スネークは可愛いところあるんだよね。少し性格にクセがあるけど」
ロックはジェミニに紅茶を差し出しながら呟く。
「何故あんな男に惚れているのかが不思議なぐらいだ。可愛いだけが理由で惚れていられるか?」
「んー…ちょっと強引な男の子っていいかな…っていうのは冗談だけど彼、優しいよ。
僕のこと真っ直ぐ見て好きってハッキリ言ってくれるし…」
ちょっと照れながら言うロック。
「ふぅーん…惚気られて妬いてしまうな」
「の、惚気てなんか…!」
ガチャーン…
遠くで食器が割れる音。
『もうスネークマン!もうちょっと丁寧に扱ってっていってるでしょ!』
『地形探査用に家事させるのが間違ってるんですよー!なんで俺がー!』
ロールちゃんとスネークの声が聞こえてくる。
「うーん、やっぱりお仕置きに家事をさせるのはダメだったね」
立ち上がるロック。
「ごめんねジェミニマン、少し見てくる」
「あぁ、行ってくるといい」
ロックを見届けて、ジェミニは紅茶を一口飲む。
「……あぁ、くそっ」
目を硬く閉じて悪態をつく。
ロックとスネークの例のあの感覚が忘れられない自分に苛立ちを覚えるし、きっとスネークはそれを楽しんでいるのだ。
しかしスネークがロックに対しての愛情があの時サーチスネークから伝わってきてそれを思うとキツく怒れない。
もし二人が別れることになったりしたら、スネークを思いっきり殴ってやろう―――
そう考えてジェミニは再び紅茶に口付ける。
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