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 ジェミニは身体の自由を奪われてベッドの上へ倒されていた。

 両手両足を電磁ロック式の拘束具で拘束され、猿轡を噛まされている。

 目元にはゴーグルのような器具が装着されていた。

「ッ……」

 涙を流し身を捩りながら猿轡を噛み締める。

 流れてくる映像と、送信されてくる快楽の信号。

 スネークと『自分』が絡み合っている映像。

 しかしその『自分』は自分自身ではない、ホログラムだ。

 この映像はホログラムが送ってきて、体中に走る信号はホログラムから送られてくるデータだ。

『ジェミニ…』

 スネークが名を呼びながらホログラムの身体を貫く。

『んっう…』

『ジェミニ、好きだよジェミニ』

 聴覚センサーの近くでスネークが囁く。

 舌が這う。

 スネークは舌を這わせながら腰を動かし始める。

『あ、あっあっ…んぅ…スネー、クぅ…』

 ホログラムはスネークにキスをする。

「ッ…ふっ…ッ…!!!」

 ガクガクと身体が痙攣を起す。

 スネークの舌が喉の奥まで入ってくる感覚までも送られてくるのだが犯されている異物感はない。

 直接電子頭脳に快楽を流し込まれて反射的に身体が反応するのだ。

「っう、ぅぅぅーーー!!!」

 ボディスーツの中が気持ち悪い、廃油で滑っている。

 ジェミニはイってしまったがホログラムとスネークはまだイってもいなくて、

 イキながらも延々に犯され続けている感覚に気が狂いそうだった。

(も、止めろ『私』…!おねがい、もう、おかしくなるっ…お願いだ…!!)



 ―――まだスネークが満足していませんよ『俺』


 ホログラムが答えてくる。

「ぅっぅぅ…んぅっ……」

 ホログラムから送り込まれる信号が止むまでジェミニはずっと独りで快楽に身悶えていた。








 普段のジェミニのホログラムというものはジェミニがリアルタイムで操作している。

 どう動きどう喋るのか、全てジェミニが動かしている人形遊び。

 電子頭脳の半分はホログラムの処理に使ってしまっていていつも彼の頭脳はフル回転だ。

 しかしもともと『自律思考プログラム』というものがあってそれを起動させれば『もう一人の自分』が出来上がる。

 それを使えば頭脳への過負荷も和らぐのだがジェミニは使うことに大して抵抗感があった。

 よっぽどのことが無い限り起動しない。

 まるで自分自身なのに他人のように感じられて気分が悪かったからだ。

 しかし任務などで止む終えず起動しなくてはならない時もある。

 その直後であった、ホログラムに自由を奪われてしまったのは。








『お待たせしました『俺』。ふふ、そそりますねその姿』

「っかは…はぁ…はぁ…」

 猿轡を外され、ジェミニは荒い息遣いのままホログラムを見上げる。

「くそっ…許さん……」

『スネークと寝たからですか?ふふ、貴方も楽しんでたじゃあないですか…

 貴方と私、繋がっているんですからわかりますよ』

 ホログラムの手が伸びてジェミニのナニをズボン越しに触れた。

「っあぁぁ…」

 腰を震わせながら直接の刺激にジェミニは声を上げる。

『どうして欲しいか、言ってくださいよ。ねぇ『俺』?』

「ぐっ…ッ!」

 唇を噛み締めるジェミニ。

『そんなに私が嫌いですか?私は貴方が大好きなのに。』

「俺は、俺が好きなんだ、お前、じゃ、無いんだ……」

『貴方と同じ姿なのに…。じゃあいいです、勝手に貴方を愛し続けます。

 コレを使ってね』

 言って出してきたのはサーチスネークだ。

「!?」

『スネークは快く貸してくれましたよ。どうしたんです?顔色がよろしくないですね?』

 クスクスと笑みを浮かべながらホロは言う。

「やめっ…やぁ…なんで、蛇は嫌だっ…知ってるくせに!なんで!」

『…好きなくせに』

 背筋がゾっとするような笑顔になる。

『私より蛇が好きなクセに私より蛇が好きなくせに私より蛇が…スネークが好きなくせに』

「いや、あっ…!!!」

 快楽により砕けてしまった脚はホロを拒むことも出来ず、拘束を解いたホロはジェミニの脚を開かせてサーチスネークをねじ込み始める。

「ひぎっ…!!!」

 仰け反るジェミニ。

『よく濡れているからすぐに入りましたよ。ふふふ。コレが欲しかったんでしょう?』

「うあ、あぁぁっあぁあああああ!!!!」

 中でサーチスネークがくねり、その刺激にジェミニは我慢できずに悲鳴のような声を上げ始める。

 嫌悪感と、欲しかった刺激。

「たすけ、いや…へびが、助け…!!!!」

『気持ちいいと仰い』

 ホログラムはジェミニの顔を掴んで言う。

「ひぃっ…」

『言うんです。ほら?気持ちイイでしょう?』

「うあ、あっああああああああああ…!!!!」

 ホロの愛撫も加わって、ジェミニは涙を流しながら責め苦を味わった。



     ◆◆◆◆



『スネーク、また来ました』

 ふふふ、と花の様な笑顔を浮かべてホログラムがやってくる。

「よぅ、ジェミニ」

 スネークは目を細めてホログラムを迎え入れる。

 本体で無いことは百も承知。

 スネークは探査用であるからか、アイカメラとは別にさまざまなセンサーを持っている。

 見抜けないわけが無いのだ。

 とはいえ、若干の違いもあるのでサードナンバーなら誰でも気づきそうであるが。

 ホログラムの方が『大げさ』だ。

 『ジェミニ』を演じようと大げさになるのだろう。

 そしてスネークがホロをジェミニとして相手をしてやっているのはそのほうが「面白い」からだ。

「何して遊ぶ?」

『…貴方のやりたいように、して』

 スネークに抱かれながらホログラムは言う。

 その妖艶な目つきは本体には出来ないだろう。

「遠慮なく俺が満足するまでヤってやるよ」

『…好き。スネーク、好きです』

「ああ、俺もだジェミニ」

 キスを交わす。

 好きだという言葉とキスを交わしあっても、お互いの目は冷たいものだった。

 上辺だけの言葉なのだから仕方が無い。

 ホログラムがこうやってやってくるのもジェミニを愛しすぎてどっか壊れてるからだ。

 異様な愛情表現だ。

 あぁやって追い立ててねじ伏せるやり方は本体と同じ気もするが。

 ジェミニが壊れているのだったら、ホログラムも壊れていて当然だ。

 スネークはホロを犯しながら視覚センサーの一部をとある部屋へ切り替える。

 ジェミニの部屋へ。

 ジェミニの部屋に潜ませているサーチスネークの視界へチャンネルを合わせた。

《ッ…う、ふぅっ…ぅ、ぅぅ……》

 ホログラムに犯されたまま放置されていたのか、ボロボロのボディスーツの姿でいるジェミニの姿が映った。

 あのゴーグルを装着されてはいるが今回は両手両足は自由だ。

 一人ではゴーグルを外すことができないようにしているのかもしれない。

 ジェミニは両手で口を押さえ、声を殺していた。

 スネークはホロの感じる部分…胸元辺りを舌で執拗に舐め始めてみると、ジェミニもその部分が感じるのか

 片手で口元を押さえたまま、ぎゅうううっと自分を抱きこむように身を縮める。

《っは、あ、ぁぁ…やらぁぁ…》

 思わず出た声。

 口元から垂れる涎が床を濡らす。

《す、ねーくぅ…あ、ぅぅ…すねーく、すねーく…》

 もう理性が飛んでしまったのか、ジェミニはスネークの名を呼びながらむき出しの自身を手で扱き始める。

 その刺激にホロが反応した。

 ビクりと震えて締めあげてくる。

『ッ…』

「あれ?急に締まったね?」

『いえ、別に…』

 スネークの指摘にホロは首を振る。

「そうか気のせいか」

 言いながらスネークはジェミニの動きに合わせるようにホログラムのナニを掴み、扱き始めた。

『ひゃう!!?』

《ひゃう!!?》

 ホロとジェミニが大きく痙攣を起す。

「今日は良く感じてるじゃねーかジェミニ?」

 スネークはニヤニヤ笑いながらホログラムに言う。

 二重の刺激に襲われているのだろう、お互い同時に同じ刺激を感じるのは初めてだったのかもしれない。

 ジェミニとホロはまったく同じ表情だ。

 スネークはサーチスネークを操りジェミニのヒクついている穴へ潜り込ませる。

『あ、あっああぁぁぁぁ!!!?』

《すね、くっ…ひゃふ、すねーくっすねーくぅ……!!!!》

「クッ…ふふ、お前イイぜぇ?」

 ホログラムの脚を押さえながらスネークは腰を動かす。

『うあ、あぁっやぁっ…!!!』

 ジェミニとホログラムは同時に果てた。

 まるで双子のようだとスネークはクスクスと笑った。









 ホログラムは部屋に戻る。

 部屋の隅で意識を失っているジェミニへ歩み寄って抱き上げた。

『起きなさい『俺』』

「う、うぅ……」

『酷い人。サーチスネークで楽しんで…』

 呟きながらジェミニにキスを繰り返す。

 その呟きはスネークに対してなのか、ジェミニに対してなのか。

 ホログラムはジェミニをうつぶせに寝かせ、その両手をベッドに繋がる拘束具で固定する。

 これでどこにも逃げれない。

 こうやって繋ぎとめるとホログラムの心が満足感で満たされる。

「う…わ、『私』…?」

 意識を取り戻すジェミニ。

『お仕置きですよ『俺』。私以外を想って自慰行為をするのは止めてください!』

 鞭を取り出しながら言う。

「ひっ!?やめ、嫌だ、それは嫌だ」

 涙をぽろぽろ零し始めるジェミニ。

『ふふ、可愛い泣き顔です。』

 ホログラムはそう言いながらジェミニのうなじ部分にある接続部へチップを一つ入れた。

「はぅっ!?」

 ガクンっと力を無くすジェミニ。

 尻を差し出すようなポーズになってしまう。

「あ、あっあぁぁぁ…!!?」

 チップから流れてくるのは快楽のデータだ。

『もっと見たいですよ『私』の可愛い顔を!!』

 鞭を振るう。

 むき出しの臀部に向かって打ち付けるとジェミニは悲鳴を上げる。

『ごめんなさい、は?』

「あひぃっ…!!あっあぁ…ご、めんなひゃぃ…!!ゆ、るひてっ…痛い、の…こわれ、る…こわれ…!!!」

『鞭で感じるだなんて仕方がないですね『俺』は!』

「んひっぅっ!ぐぅっ!!おね、がっぃぃぃ壊れるぅぅぅおかしくなるぅぅぅぅ!!!」

 打たれるたびにジェミニは声を上げて身悶える。

 ナニからはとろとろと先走りが垂れ流れてシーツに染みを作り始めている。

『スネークで自慰行為をしないと約束しなさい!』

「しない、しなぃぃぃ!!!はぐっ…あぁぁぁ…!!!」

『イキましたね?お尻を私にぶたれてイってしまったのですよね?』

「ひっ……ひぃ…あぁぁ…」

 ジェミニは焦点の合わぬ目で喘ぎながら身体を震わせている。

『答えてください、ほら『私』…答えられるでしょう?』

「あぅ…あ……ッわ、たしに、叩かれて、キモち、ヨカった…です……」

『そうでしょう?愛しい私にぶたれてもイってしまうほど『俺』は私を愛しているのです。

 だからスネークなんて名前、もうその美しい口から吐かないでください?お願いですよ?

 穢れてしまいますから』

「ん、んん……」

『あぁ解ってくれましたか、愛しい『俺』』

 ホログラムはジェミニを抱きしめキスをする。

『スネークに絶対触れないでください。見てもダメです。穢れますから。

 貴方は美しいのです、美しい貴方に触れられるのは同じく美しい私だけ…』

「…」



    ◆◆◆◆



「ようジェミニ、『久しぶり』だな」

 スネークは微笑んで通りかかりのジェミニとホログラムに声をかけた。

『近寄らないでください』

 ホロが間に入る。

「なんでだよホロちゃん?愛を語り合った仲だろう?」

 スネークはニヤニヤしながらホロを抱き寄せる。

『そうです。貴方は私が好きなんです。『俺』じゃない』

「どっちも同じ顔じゃねーか。どっちでもいいだろう?俺はそろそろ本物を食いたいねぇ」

 長い舌でホロの頬を舐め上げる。

『私じゃ不満ですか?同じですよ』

「不満っつわれると不満だぜ?」

 スネークは視線をジェミニに向ける。

 ジェミニはホロと手を繋いだまま、俯いている。

 あぁ見るなと言われているから見ないのか。

 なんとも健気なモンだなぁとスネークは心の中で笑う。

「ま、いいけど。キスしてくれたら満足しちゃう」

『はぁ?』

 スネークはそのままホロの口を塞いだ。

 長い舌で喉の奥まで犯す。

 ホロはビクリと震え上がるがジェミニの手を離そうとはしなかった。

 必死に片手でスネークを押し返そうとする。

『んぅ、うっ…ふぅっ…!!』

「ん…」

 逃げようとするホロを抱きしめながらスネークはたっぷりと舌で弄ぶ。

「っ…ふ…ぅ…」

 ジェミニが口元を出て覆って肩を振るわせ始めた。

 やはり思ったとおり感覚を共有している。

 ホロの股間を弄ってやるとジェミニはガクガクと脚を震わせ必死に押さえようとする。

「す、ねぇくっ!」

 涙を零しながらジェミニがスネークの腕を掴んだ。

 真っ直ぐスネークを見て。

「もぉ、やめ、ろ…!」

「はいはい、止めますよ。クククッ」

 ホロを開放するスネーク。

「ホログラムの言いつけ破っちゃったなジェミニ?」

「なに……」

「これからお仕置きされるんだろ?混ぜろよ」

「……」

 ジェミニはホログラムを見る。

 なぜホログラムの顔色を伺うのだ。

 お前が主導権を握っているはずだろう?

「行こうぜジェミニ?」

「あっ」

 スネークに腕を引っ張られる。

「わ、『私』…!」

『お、おのれスネーク!離しなさい!!!』

「ヤだよ」

『スネーク!!』

「『お前』は一体何なんだ。そのうち自分で自分の首を絞めるのか?」

『何を言っているのですか?意味が解りかねます!』

「…」

 ジェミニは虚ろな目でスネークを見つめている。

 あぁ解っている、解っているのだ。

 愛しすぎて愛しすぎて、そのままホログラムが自分を壊してしまうかもしれないということは。

 解っているのだ―――











 スネークの部屋で、ジェミニとホロは拘束され首輪を付けられていた。

「お揃いの首輪で似合ってるぜ?」

『スネーク!『俺』には触らないで!穢れてしまう、『俺』は私以外触っちゃいけない!!』

「穢したくなるねぇ、そこまで言われるとさ。こっちこいよ」

 じゃらりと首輪から伸びる鎖を引っ張る。

「舐めろ」

『ッ…『俺』は何もしなくてもいいんです、何も…』

「二人でご奉仕しろよ?俺のこと好きなんだろ?」

『誰が!!』

「ジェミニが。だって、そうなんだろホロちゃん?

 俺としつこく寝たのはジェミニが俺のこと好きだからだろ?

 散々甚振って、火照ったジェミニの身体を美味しく頂いてさぁ?お前ズルいよ?

 あ、ジェミニがズルいってことになるのか?はは、ややっこいいなお前ら。何でもいいから俺のいうこと聞けよ。

 まぁ嫌でも言うこと聞かせるけどな。そろそろ気持ちよくなってくるころだ。」

『あ、あぐっ!?』

「『私』!? うあ、あぁ!?」

 双子は身体を身悶えさせる。

「ホログラムとキスしたときちょこっと弄ったんだけど、お前と繋がってるから面白いなー」

 ニヤニヤしながらスネークは言う。

「はぁ…あぁ…!!」

「ほら、舐めろよ」

「んぐ、ぅぅ」

『んぅ』

 双子はスネークのヘミペニスを咥える。

「お前ら気持ちいーわ。普段舐めあいっこしてるから?」

 スネークの見下した視線も気にすることなく、双子は懸命にナニへしゃぶりついていた。

 もう快楽に埋め尽くされて思考が働いていないのかもしれない。

 それはそれでスネークはよかった。

 これからゆっくり楽しんでいけばいいのだから。











「どっちがキモチいいか言えよジェミニ?」

 スネークはジェミニをバックから犯しながら言う。

「はっあ、あぁっどっち、って…」

 泣きじゃくりながらジェミニは混乱する。

 スネークに後ろを犯され、前はホログラムが残ったスネークのナニを手で扱きつつジェミニのナニを口で奉仕していた。

 感じる箇所を刺激してくるスネークもキモチいい、感じる場所を知っているホログラムも気持ちがいい。

「どっち?」

「わ、わかんナイっ…きもち、よすぎてわかんないっ…」

 涙が止まらない。

 喘ぎ声が勝手に漏れてくる。

「俺だろ?ジェミニ」

「んぅ、すねーくっすねーくがきもちいいよぉ…!!」

「だろう?可愛いジェミニにはたっぷり注いでやるからなぁ?」

「あ、あぁぁぁぁぁ!!!!」

 奥まで貫いてたっぷりと熱を吐き出す。

 ジェミニもイってしまったのかホロの口内へ排出していた。

「あ、あぁ…すねーく…すねーく、好きぃ…」

 焦点の合わぬ、虚ろな目でジェミニは言う。

「俺も好きだジェミニ…」

 キスをする。

「すねーくぅ…」

 壊れた笑顔のジェミニ。

 これは仕方が無い、ジェミニだけを電子ドラッグで快楽漬けにしてバカにしてやったのだから。

『……』

 恨みがましそうな表情で、ホログラムは二人を睨み上げている。

 その視線にゾクゾクするスネーク。

 ホログラムは悔しいのだろうか、怒りのあまりジェミニの脚に添えていた手に力が篭って指が食い込んでいる。

 しかしジェミニは痛がりもしない、感覚が狂っているからきもちいいのだろう。

 脚がさっきから戦慄いている。



 きっと、そうだきっと…ホロをバカにしてもきっとジェミニは今のホロと同じ顔をするのだろう。

 ジェミニの根っこはそうだ、スネークに惹かれていようとも根っこは自分が好きなのだ。

 殺したいほどに自分を愛している。

 だからだろう、自分をトレースしているプログラムを起動させたくなかったのは。

 ジェミニ自身がそのことを理解しているかどうかはスネークにはわからないが。



 殺させてやるものか、こんないい玩具を無くすのは惜しい。

 ジェミニに、ホログラムに、睨まれるのが楽しい。

 興奮する。



 もしかすると、壊されたいのは 自分自身なのかもしれない



 スネークはそんな考えを頭に過ぎらせながらジェミニを締め付けるように抱きしめる。

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