menu

「うっ…う…」

 ベッドに腰掛けているバーナーは、顔を歪めて視線を目の前のキングに向けていた。

 キングはバーナーの前で膝を突き、そのバーナーの(体格から見て)大きな手を舐めていた。

 指先からは火が出たまま。

 じりじりとキングのマスクや頭部パーツを炙っている。

 その火を当てまいとバーナーはキングが顔の角度を変えてくるたび身構える。

 キングの舌が、手のひらや間接を這うたびにバーナーは何ともいえないもどかしさを覚えた。

 れろ、とキングの舌が不意に間接に捻じ込まれるかのごとく強く舐めてきてバーナーはビクリと震えてしまう。

 じゅっと軽い音。

「ひっ!」

 バーナーは思わず手を上げる。

 キングのマスクが焦げていた。

「う、あ、キング、キングごめんなさいキング…」

「謝るのなら早く手を差し出しなさい。火は消しちゃダメだよ」

「ッ……や、もう…」

「嫌?」

「ッ…!!!」

 微笑むキングにバーナーは強く首を左右に振って、震えながら手を差し出した。

 再びキングが舐めてくる。

「バーナーくんは間接が弱いねぇ?」

「あ!?あっ!!?」

 キングがぐっとバーナーの手を掴み手首の部分へ舌を差し込む。

「あ、あぁぁっ!!?」

 普通ならばただくすぐったい感覚で終るはずなのに、昂ぶってしまっている体は快楽として感じてしまった。

 ガクガクと腕を震わせバーナーは身を仰け反らせる。

「はっ…はぁっ…キング、も…許してぇ……」

「何を?」

 きょとんろした表情を浮べるキング。

「さっきからバーナーくんが股間を私の身体にこすり付けてきてること?」

「!!!?」

 バーナーは下半身を思わず見る。

 密着してしまっている下半身はカクカク震えて、擦りつけているように見えないことも無い。

 そして下半身に意識が行ってしまったせいで廃油口が疼き始めた。



 欲しい、触ってほしい。イキたい、入れて欲しい。



 色んな感情がぐちゃぐちゃに混ざり始めてバーナーは涙を零し始める。

「外して、キング…これ外して…俺もう我慢できない……」

「今日もよく頑張ったねバーナー」

 優しい声色でいいながらキングはバーナーの貞操帯を外す。

「我慢する君の顔は堪らないね。可愛いよ」

「ひゃあああっ……!!!」

 キングがバーナーのナニを手で扱き始めてバーナーはベッドへ沈み、身悶える。

「あっ、キング、やめてキングぅ!でるぅ、でちゃうっ…!!!」

「出せばいいじゃないか?」

「ち、がうぅっ!!!そっちじゃ、なくて、そっちじゃっ……!!!!」

 ニヤリとするキング。

「そうかー今日は一度も排出してないんだね。おしっこ」

「~~~~っ」

 バーナーは顔を真っ赤にさせながらぶるぶると身体を震わせて廃液を排出し始めてしまった。

「ふ、ふふ…可愛い」

「ひっく、やだぁ…キング、やだ、やめて…」

 廃液はまだ止まらない。

 そんなバーナーをキングは抱き上げて膝の上に乗せた。

 尻にキングのナニの存在を感じ、そしてキングの脚を汚してしまっていることに恥ずかしさを感じる。

「あっ」

 中に挿入されていく。

 酷い圧迫感。

 しかしこれが欲しかった。

「君の中は熱いねぇ…」

「あっ!?やめ、とまってない、とまってないのに動いちゃ…あンっ…あぁっあっ………!!!」

 何度も突上げられる。

 そのたびにびちゃびちゃと水音が立つ。

「きんぐぅぅぅ……」

 泣きじゃくり始めるバーナー。

「そんなに気持ちいいのかい?」

「きもち、いいですっ……」

「そう、じゃあもっと私を楽しませてくれないか?」



    ****



「はふ、あむ……」

 バーナーは腰をくねらせながらキングの指を口いっぱいにしゃぶっていた。

 そしてキングも先ほどと同じようにバーナーの手を舐めている。

「ふっ…うっうー……」

 ガリッとバーナーがキングの指を噛み締めながらガクガクと腰を震え上がらせる。

 イっているらしい、目が焦点を合わせていない。

「君がイってどうするの…?」

「ご、めんな…さ、い…きんぐ、ごめんなさい…がんば、る、俺がんばるからぁ…」

 涎を垂らしながらバーナーはキングに答え、キングにしがみ付いてカクカクと力の抜けた腰を懸命に動かし始めた。

 キングのナニを包み込んでいる中はヒクついて痙攣のようになっているが、丁度いい刺激になっている。

 バーナーも限界なのだろう、表情は完全に蕩けてしまっていて先ほどから垂れる口内オイルがキングの胸元を濡らしてくる。

「あぁ、しかし本当犬みたい。駄犬。あはは、駄犬」

 バーナーの顔を掴んでキスをする。

「きんぐ、きんぐ……」

 バーナーは焦がしてしまったキングのマスクの部分をぺろぺろと舐め始めた。

「はやく、なかに、だしてくれよぉ……」

「あはは、駄犬だなぁ君は。いいよ、私はそんな君が気に入ってるんだから」



   ****



「キング、洗浄しちゃだめなんですか…」

 バーナーはもぞもぞしながらキングに問いかける。

 パンツは貞操帯なので自分では外せず、触れない。

 たっぷり中だしされてそのまま処理をさせてもらえぬまままた貞操帯を付けられたのだ。

「誰にも見えないんだからいいじゃないか。不満かい?」

「不満といえば不満ですけど…落ち着かないんです」

「しばらくすれば忘れるだろう。さっさと森を焼いてきなさい」

「こ、この状態で!?」

「………」

 キングは笑顔でバーナーを見下ろす。

「ッ…いってきます!!!」

 逃げるように部屋から飛び出して行くバーナー。

「可愛いねぇバーナーくんは!虐め甲斐が合って!あはははははっ!!」

 怖い笑い声を上げながらキングはすごく満足そうにいったのだった。

top