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バーナーはキングから呼び出されたのでジャングルから急遽戻ってきた。
一体何のようなのか。早く森を焼いてノルマを達成したいというのに。
しかもいつもドーンっと偉そうに座っている王座ではなくキングの個室に来るようにといわれた。
「キング、お呼びですかー?」
バーナーはロックされていないことを確認してドアを開いた。
キングの個室は個室というよりは作業部屋に近い。
普通のベッドもあるがメンテナンスもできるスリープカプセルも置いてあるしバーナーには使い方がさっぱり
解らない機器が備えられている。
元々そういった機器のあった部屋を自室にしたような感じを受ける。
「やぁ来たねバーナー」
キングは椅子に座って寛いでいた。
「まぁこっちにおいで」
「はぁ…」
部屋に入りキングに歩み寄る。
「あの、俺はまだ今日の分の森は焼いてないんですけど…」
「あぁ、それね!今日はもういいんだ」
「は?」
キングは神妙な面持ちになる。
「これから君は一日一度私の廃油を飲まないと自爆してしまう身体になったんだ」
「いつからだよ!!?なんだよそれ!!!?」
「口を慎め王の前だぞ」
「は、すみません。どういうことか説明してください意味不明すぎてキングの頭を疑ってしまいます」
「言い方が悪かったな。実は君の自爆装置をどうにかしてあげようとしたのだが自爆装置は解除されず
設定だけが更新されてしまったんだ。」
神妙な面持ちで呟くキング。
「で、廃油自体は誰でもいいんだ。パイレーツに任せようかとも思った。しかしそれではバーナーくんの心に傷を与えてしまう」
「でしょうね、俺絶対何かしら売り飛ばされる系の目にあいますね」
「だろう?見てる分には面白いけど君を失いたくはないんだ…ならば私が自ら…と!」
「流れは大体把握できました」
納得するバーナー。
(すごい、信じた。本当頭がかわいそうな子だなアハハ)
なんて内心思いながらニッコリ微笑むキング。
「そんじゃさっさと廃油ください」
「素っ気無いな。恥ずかしがらないのか」
「え!?」
「今からえっちなことするんだよ?」
「ええええーーーー!!!!?」
顔を真っ赤にするバーナー。
「君は一体何を考えていたんだい?コップに注がれた私の廃油を飲むと思っていたのかい?」
「違うんですか?」
「私の王子様(隠語)を君が口でご奉仕するんだよ??」
「キングの王子様ってなんですかぁーーー!?いやだ、そんなことできるか!できるわけない!!!!」
暴れるバーナーだがキングはバーナーより腕力があるためバーナーの肩を掴むと軽がると持ち上げてベッドにイン。
「火、危ないから消そうねー」
キングの手がバーナーの肩にあるボンベの弁をきゅっきゅっと締め始める。
「らめぇぇぇ締めちゃらめぇぇぇ火が消えちゃうぅぅぅ!!!」
頭部の火も消えてしまう。
「ふふふふふふ、いいかいバーナー…これはお前のためなのだからね?
決してただ思いつきでこんなことをしているわけではないのだよ」
「んぅ、うっ…!!?」
キングにキスをされる。
初めてのキスにバーナーは戸惑う。
暴れようにもキングの手がバーナーの手に指を絡ませてきて
舌も触れ合うたびにゾクゾクとした快感が背筋を走っていく。
ぐったりするバーナーにキングは満足そうな笑みを浮かべながら身を起した。
「教えてあげるから、今度はバーナーの番だよ?」
囁かれるままバーナーはキングの露になったナニを口で奉仕し始める。
最初はキングは余裕そうにバーナーを指導していたがかすかに息が上がってくる。
「バーナー、零しちゃだめだからね?」
「ん、んっっ…!!!」
喉の奥まで突っ込まれ排出される。
必死にバーナーはそれを飲み込んでいく。
「っぷぁ……」
糸を引かせながら顔を離すバーナー。
「今日も自爆しなくてよかったねぇ」
「あ、アリガトウゴザイマス…」
熱でぼんやりした表情で答えてくる。
しばらくその行為は続いた。
バーナーは王の間に行く。
「いない…あれ?キングどこだよぉ…」
涙目になりながらバーナーはうろうろと基地内を徘徊していた。
今日の分をまだ飲んでいない。
まだ見ていないところといえばキングの自室である。
バーナーがそこへ訪れるとキングは作業台の上で自己メンテナンス中であった。
◆◆◆◆
闇だ、あぁ身体が動かない。
意識だけが完成されていて身体が完成していない。
いつ完成するのだろう、いつ?
この闇の中にいつまでいなくてはいけないのか?
無限―――否、電力の供給が止まるまでこのままなのか?
いやだ、嗚呼…人間なんて嫌いだ、私のことを忘れて、人間の脳など電子頭脳より劣るのだ。
嗚呼 動け な い ……
ハッとするキング。
またいつもの夢を見てしまった。
だからメンテナンスは嫌いだ。
しかしメンテナンスをしないことには、いつも完成した状態でいなければ―――
「……おや?」
ふと身体の重みに気づいた。
メンテナンスのせいで各種センサーを落としていたので気づくのが遅れてしまったようだ。
バーナーがキングの膝の上に乗って下半身を擦りつけながら抱きついていた。
「んっ…ふ、ふぅっ……」
声を押し殺しながら、廃油口のある辺りを懸命にキングの腹部へ擦り当ててくる。
(いやらしい子だなぁ、嫌いじゃない)
「キ、ングっ…はやく、起きて…んっ…ッ~~~~!!!」
腰をカクカクと震わせる。
軽く達したようである。
抱きしめてあげたいが四肢の電気伝達系統は完全にカットしてあって再び繋がるまでの時間がまだある。
「おはようバーナーくん。王の上で何をしているのかな?」
「!!!!!!!!???????」
顔を真っ赤にさせて硬直する。
どうやらメンテナンスが終るまで起きないものだと思っていたようである。
「ごめんね、私は眠りが浅くて…」
「も、もうしわけございませんっ…!!!!!」
「あ、そのままでいいよ。困ったね。君の痴態に興奮してしまったけど手足はまだ動かせないんだ」
「メンテナンス、終るまで…ここから出てます…」
「出なくていい。君が動けば」
「えっ…」
キングはバーナーに目を向けながらクスクス笑う。
「君が全部一人でしてくれればいいんだよ…ね? 口での奉仕だけじゃ満足できなかったんだろう?」
「あ、ぅ……その、まぁ…。キングのを飲み終わるたびに、下半身がおかしくなって…」
「なかなか面白い身体だね。いいよ、好きなようにしなさい」
「わ、ワカリマシタ…」
コクンと頷き、バーナーはいつもしているようにキングのナニを取り出して口に咥える。
流石に教え込んだため気持ちがいい。
排出してもバーナーは上手にそれを飲み込んで行く。
「っキング…いれます…」
「あぁ、見ててあげるよ」
「それは見なくてもいいですっ!!」
叫びながらバーナーは廃油口のハッチを開き、キングのナニをそこへ入れようとし始める。
「ッ…お、きい…!?」
「君が小柄なんじゃないかな…」
「や、入らない…」
涙目になりながらぐりぐりと入れようと頑張ってくれるのだが無理だった。
解せばいけそうなのだけれど今のバーナーにそこまでの余裕はないだろう。
「キングぅ…!」
「切なげに名前を呼ばれても今の私は動けないんだよバーナーくん」
「えぅっ…も、やだぁ…」
バーナーは泣きながら廃油口でナニを擦り始める。
スマタで頑張るらしい。
「ひっ…あ、あぁぁっ……!!!」
涎を垂らし腰をヒクヒクと震わせながら達するバーナー。
「おち、つかないっ…キング、俺どうしたらいいんですかぁ…!!」
「パイレーツ呼ぼうか?グランドのほうがいいかい?」
「ッ…」
首を左右にふる。
「落ち着くまでじっとしてなさい」
(私が生殺し状態だけど…)
「うっうっ……」
バーナーはキングの言うとおり、落ち着くまでしがみ付いていた。
その後、メンテの終ったキングに足腰立たなくなるまで相手をしてもらったのは言うまでも無い。
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