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双子が竜巻にひどいことをする回
双子やホロやコピーに犯される
双子がマジで精神的に狂っている設定
        
        「寄越せ」
        
         トルネードを睨みながらジェミニが言うので、トルネードは手にしていたメモリーを差し出すようにして一歩踏み出す。
        
        『はぁい、ご苦労さま』
        
        「!?」
        
         後ろから抱きしめられ、ぎゅっとメモリーを持っている手を握られた。
        
         振り返ればジェミニがもう一人。
        
         あぁ、だから名前がジェミニなのかとトルネードは理解した。
        
        『ふふ、蛇と遊んでたんだろう?蛇の匂いがする。だから『俺』に近づかないで欲しいなぁ』
        
        「じゃあコレをお前が渡してくれるのか?」
        
        『そうだねぇ。』
        
         ホログラムはトルネードからメモリーを奪うとそのままジェミニへ投げる。
        
         ジェミニはそれを受け取ると部屋の奥へ行ってしまった。
        
        『ねぇ、お前ここから出たい?』
        
        「なに?」
        
        『ふふふふ…出してあげてもいいんだよ?スネークへ嫌がらせをするのは私も『俺』も大好きだ
        
         少しだけ私たちのお願いを聞いてくれるんだったらね』
        
         トルネードを抱きしめながら目を細めるホログラム。
        
        「…内容にもよる」
        
        『一緒にお茶を楽しもう?』
        
        「それでいいのか?…スネークもお前も行動が理解できない。
        
         ただでさえ俺は自分の状況を理解できていないんだ。お前たちの行動が余計にわからない」
        
        『ふぅん。スネークはただお前が気に入っただけだろ。まぁまぁの顔だしな』
        
         トルネードの顎を掬うように手を押し当てながら顔を覗き込む。
        
        『私は純粋に楽しみたいのさ、お茶を。
        
         そろそろお菓子と紅茶が来るからゆっくりしていきなよ。
        
         どうせスネークは任務で帰ってこないしね。』
        
        「できれば今すぐ帰りたいんだが!」
        
        『それはダメ。ふふふ、スネークにたっぷり嫌がらせしたいし?ねぇ『俺』のことスキになって』
        
        「お前?」
        
        『私じゃなくて『俺』だよ。あ、あー…本体。わかる?本体。私はただのホログラム』
        
        「!?」
        
         解らなかった。
        
         触れられている感覚がある。声だって―――
        
         本物に思わせる作りになっているのだろうか。
        
         ホログラムの表情が変わるのでその視線の先へ目を向けるとジェミニがコピーをつれて戻ってきた。
        
         コピーはティーセットを持っていて、これがホログラムの言っていた『お菓子と紅茶』だろう。
        
        「おまたせー。」
        
        『私、コピーの紅茶好きだよ』
        
         ホログラムはトルネードから離れてそちらへ行く。
        
        「ジェミニったらいっつもホロに言わせちゃって。たまにはジェミニの口から聞きたいな~?」
        
        「……」
        
         コピーはソファに座るジェミニへ視線を向けるが、彼は黙ったままお菓子を手にとって食べている。
        
        「トルネードマンもそんなところに立ってないで座りなよ」
        
         微笑むコピーのその顔は、ロックマンとまったく変わらない笑顔だった。
        
        
        
            ◆◆◆◆
        
        
        
         何故このような状況になってしまったのか理解できない。
        
         紅茶を飲んでいると急に身体が動かなくなってきたのだ。
        
         そしてホログラムとコピーにベッドの上へと運ばれてしまった。
        
        「なに、を…」
        
        『ふふふ、毒が回って一時的に身体の機能が狂ってるだけだから安心しろ』
        
         ホログラムは後ろからトルネードを抱きしめて言う。
        
        『スネークの玩具ってどんな具合か気になるじゃないか。
        
         だから味見したいんだ。解ったかい?トルネード』
        
        「スネークに身体弄られて抵抗できなくなってるとは思うけどね。ヘタに暴れられても面倒だもの」
        
         クスクス笑いながらコピーはトルネードのズボンを降ろし、ナニを掴む。
        
        「やめろ、触らないでくれ…!」
        
        「いいんだよ、僕のことロックマンって呼んでも。ジェミニも僕のこと『ロック』って呼んで愛してくれてるんだぁ~」
        
        「ロックマンはこんなことしない!」
        
        「解らないよ?お前の知らないところで誰かのを今の僕のように舐めてるかも?」
        
        「う、あっ……」
        
         ぺろぺろと、小さな舌が先端を這いはじめる。
        
        「やめ、ひぃっ…頼む、やめてくれぇ…!」
        
        『あはははっ可愛いねぇ、『俺』!こいつ可愛いよぉ!』
        
        「ひっ…」
        
         トルネードは快感に耐えながらソファに座るジェミニを見た。
        
         ジェミニは紅茶を啜りながら、やはり睨んでいる。
        
        『ふふ、『俺』は機嫌があまりよくないんだ。だから喜ばせないといけない。
        
         これは『俺』のためのショーみたいなものさ』
        
        「かわいそ~。でも僕たちが可愛がってあげるから安心して?」
        
        「やめ、嫌だ…嫌……」
        
        「んふ、やだぁ…嫌がってるクセにもうお汁垂れちゃってるよ?あ、ねぇねぇココからも出てきてるけど
        
         これってスネークのじゃなぁい?残ってたんだねぇ?それともヤり終ってすぐにここに来た?」
        
        「………ッ!!」
        
         トルネードは顔を真っ赤にしてぽろぽろと涙を零し始める。
        
        「お前って真面目な顔して結構淫乱~」
        
        「ッあ、ふぁっ…!!」
        
         コピーに咥えられる。口の中が気持ちいい。
        
         そして小さな指がスネークの廃油でドロドロになっている中へ潜り込んでくる。
        
        「あぁぁぁ…やめ、て…!イク、イってしまう…!!!」
        
        『ふふ…『ロック』の口の中で出しておやりよ』
        
         ホログラムが囁く。
        
        『口の中で出されるの大好きなんだよ『ロック』は』
        
        「ちが、う…ロックマン、じゃ…な…い……」
        
        『否定しようが『ロック』だよ?少しでも『ロック』の面影を見たのならば『ロック』さ!』
        
        
         ホログラムの瞳が怖い。
        
         狂気を感じる。
        
         緑色の瞳の奥で光っている赤い光がスネークを思い浮かばせる。
        
        「……」
        
         コピーは目を細めて舌を手を使って刺激する。
        
        「ッあ、ぁっ……」
        
         ぶるりと震えながら、トルネードはコピーの口の中へ熱を出してしまう。
        
         じゅるじゅると音をわざとたてながらコピーはそれを飲み込み、顔を離す。
        
        「美味しいよトルネード。もっと気持ちよくなろうね?」
        
         コピーはそういいながら道具を取り出してきて自分の股間へ装着する。
        
         男性器を模ったモノだった。ペニスバンドだ。
        
        「僕もともとついてないから玩具だけど我慢してね?」
        
        「ッ、あっや、やだ…あ…!!!」
        
         ホログラムにうつ伏せに押さえつけられてしまう。
        
        『ほらトルネード、腰を上げなさい』
        
        「そうだよ、入れにくいじゃないか」
        
        「うっ…うぅ……」
        
         トルネードは泣きながら尻を突き出すように腰を上げる。
        
        「やだなぁ、泣いちゃった。別にいいけど、どうせお前はスネークに調整うけてるんでしょ?
        
         気持ちよくなってしまうんだからかわいそうな身体だよ」
        
        
        
        
        
         コピーに散々犯されて、トルネードはシーツを握り締めながら悶えていた。
        
        「君って前より後ろが感じるんだね?丁度神経回路を刺激するのかな?」
        
        「ッ~~~!!!」
        
         ゴリッと突上げられてトルネードは舌をだらしなく垂らしながら声になっていない声を上げる。
        
         自身の先端から廃油が垂れてシーツをより一層濡らす。
        
        『前も欲しいんだったら言えば入れてやるよ?』
        
        「はっ…あ、ぁぁ…」
        
        「あはは、締め付けが強くなったね?いれて欲しいんだ?
        
         お尻がとても気持ちイイのに前も欲しいだなんて真面目な顔して欲張りさんだね?えっちな子だなー」
        
        「た、のむ…もう止めて…止めてくれ…これ以上はおかしく、おかしくなって……」
        
         ハッとするトルネード。
        
         いつの間にか側にジェミニが立っていた。
        
         あの睨むような目つきはそこにはなく、張り付かせたような笑顔があった。
        
        「ジェミニ機嫌直ったの?よかったよかった」
        
         コピーはトルネードから玩具を引き抜いて離れる。
        
        「スネークが壊す前に俺が壊してやる」
        
        「ひっ…!」
        
         ジェミニがトルネードの腕を掴んでベッドから引きずり降ろす。
        
         そしてそのままずるずると鏡の前へ行き、トルネードの頭を掴んで顔を鏡へ向けさせる。
        
        「ッ……」
        
         自分の姿を見て絶句する。
        
         まるで他人のようにさえ思える。いや、そう思いたい。
        
         ジェミニがクスクスと笑う。
        
        「俺は美しいだろうトルネード。今からお前は美しい俺に抱かれるんだ、鏡で自分の犯されている姿を見ていろ」
        
        「嫌だ…そんなっ…」
        
        「貴様に拒否権はないよ、玩具」
        
         トルネードの唇をキスで塞ぐ。
        
         絡んでくる舌にトルネードは抵抗できずにいると、そのまま後ろから挿入される。
        
        「んっう、ぅぅ……!?」
        
        「ッ…ふふ、抱かれて嬉しいだろう?」
        
        「うあ、あぁぁ…!!!」
        
        「あはははっ可愛いねぇ?もっと壊したくなるだろう?」
        
         ジェミニは乱暴にトルネードを鏡へ押し付けて犯す。
        
        「やめて、やめてくれ…!おねが、い…」
        
        「俺もそうやってスネークに言ったさ!ははは、止めるわけねぇーんだよ!
        
         俺は蛇が嫌いだ!俺を汚した蛇が特になぁ!!!!俺が苦しんだんだからお前も苦しむべきだろう!?」
        
        (く…狂ってる…)
        
         言っていることが無茶苦茶だ、何故スネークの怒りを受けなければいけないのか。
        
         あぁしかし身体がおかしい。
        
         身体が、ジェミニに犯されているこの身体がもっと快楽を求めている。
        
         もっとほしい、もっと―――
        
        「はぁ…はぁー……」
        
         トルネードは蕩けた表情を浮かべ始め、強制的に付けられたセックスのためだけの穴へ自身の指を潜り込ませて弄り始める。
        
        「なんだ、やはり欲しいんじゃないか」
        
         後ろを犯していたジェミニはそれに気づいていう。
        
        「ふふ、お前が俺より軽くてよかった」
        
        「あっ…」
        
         M字に開脚するように脚を掴まれ抱き上げられる。
        
         ジェミニと繋がっている部分がはっきり鏡に写りこむし、自分が弄っているという淫らな姿に思わず身体を硬直させる。
        
        「ほらトルネード、手を止めるな。両手使っていいぞ?」
        
        「っあ、ぁぁ……」
        
         トルネードは羞恥心に涙を零しながらもジェミニの囁きに抗うことができずに犯されながらも指で慰めながらナニも扱き始める。
        
        「気持ちイイのか?自分の痴態に興奮しているんだろう?答えろよ」
        
        「ッ…きもち、いい…です……」
        
        「イキそうになっているお前の顔はなかなかそそるモノがあるな。俺よりは劣るが」
        
        「やぁっ…!!?触ったら、イク、いや、イキたくない…!!!」
        
         ジェミニがトルネードの手を払ってナニを強く扱き始めるのでトルネードが暴れる。
        
        「あははは、よく締め上げてくる。」
        
        「ッアアアアア……!!!」
        
         トルネードはジェミニにいかされてしまった。
        
        「ふふ、ホログラム。君も混じるんだ」
        
         濡れた指を舐めながらジェミニは呟く。
        
        『美しい二人に愛されるんだなんて幸せモノだね』
        
        「……」
        
         ぐったりしているトルネードの頭を掴み上げるジェミニ。
        
        「俺のホログラムにおねだりしろよ?スネークにも言わされていたんだろう?いえるよなぁ?」
        
        「い、いれて…くだ、さい……ここに……」
        
         トルネードは震える声で呟きながら穴を広げた。
        
        
        
           ◆◆◆◆
        
        
        
         ジェミニは紅茶を飲みながらホロと談笑している。
        
         床に放置されたトルネードは虚ろな目でその光景を眺めていた。
        
        「ふふ…あ、そうだトルネード。」
        
         ジェミニが目を細めながらトルネードへ視線を向けた。
        
        「お前、戻ったらロックと会うのか?ロックと何事もなく…いつもどおりに接するんだろ…?」
        
        「……?」
        
        「俺はっ…俺はできない、俺は…あぁぁーーーー!!!!!
        
         きっとロックと会ったら俺はロックを襲うだろう!!ロックのことが好きだから…!!!!
        
         俺は醜い…俺は、俺は…」
        
         手にしていたカップを落とし、そのまま顔を手で覆ってジェミニは嘆き始めた。
        
         ホログラムは動作を停止させていて微動だにしない。
        
         コピーがトルネードに歩み寄る。
        
        「あーあ、ジェミニの発作はじまっちゃったぁ。宥めるから君はもう戻っておいたほうがいいよ。
        
         本当に壊されちゃう。ジェミニはロックマンが好きだから君に嫉妬するよ。
        
         君を助けてあげる義理はないけど掃除するの僕なんだよね。」
        
         呆れた表情でコピーがいう。
        
         トルネードは何とか身を起す。
        
         どろりとジェミニの廃油が溢れてきて泣きたくなってくる。
        
        
         ガシャン!!!
        
        
        「ジェミニ!?」
        
         何かが割れる音に振り返るトルネードとコピー。
        
         割れた鏡を見てけたけた笑っているジェミニ。
        
         顔に切り傷が無数に入りオイルが流れていた。
        
        「あはははっ綺麗だよ俺、とっても綺麗!」
        
         割れた鏡に写る自分を見ながら笑う。
        
        『美しいですよ『俺』。とても綺麗だ』
        
        「そうだろう?俺は綺麗だ…」
        
         ホロに抱きしめられながら呟くジェミニ。
        
         その碧の瞳がギロリとトルネードを見る。
        
         悪寒が走る。
        
         逃げないといけない、本能的にそう思った瞬間身体が動いていた。
        
        「壊れろトルネード!!!」
        
        「うわっ!?」
        
         無造作に腕をバスターに切り替えてレーザーが放たれてトルネードは寸前で避けるが反射したレーザーは腕を貫く。
        
        「ぐっ…!」
        
        「トルネード、部屋から出て」
        
        「ッ…!」
        
         コピーに言われるがまま部屋を出るトルネード。
        
         コピーは扉を閉めて振り返る。
        
        「ジェミニ、僕がいるのに他人に嫉妬だなんて酷いや。顔痛くない?見せて?」
        
        「……」
        
         崩れるジェミニに歩み寄ってコピーはジェミニの顔を撫でる。
        
        「ジェミニは綺麗だよ…」
        
        「あぁ、『ロック』…俺は『ロック』が側にいてくれるだけで幸せ…」
        
         コピーを抱きしめる。
        
        「お人形遊びだとか酷いことをいうスネークが嫌い。『ロック』もホログラムも人形じゃないのに。
        
         あいつ絶対に俺の真似してトルネードを人形代わりにしたんだ、あいつ俺を人形にしたいくせにできないから。
        
         あの人形取り上げようよ『ロック』…俺、スネーク嫌いだ…」
        
        「酷いよジェミニ…僕よりスネークのことばかり。」
        
        「嗚呼ごめんね『ロック』。怒らないで、離れないで。」
        
        「可哀想なジェミニ」
        
         コピーはぎゅっとジェミニを抱きしめる。
        
        「ジェミニには僕しかいないよ。可哀想にね…可哀想に…」
        
        
        
             ◆◆◆◆
        
        
        
        「サードの設備だと規格外になっちゃうんだよね君の部品」
        
         マグネットはトルネードに言う。
        
         あのあと、ジェミニの部屋を飛び出してすぐにマグネットに回収された。
        
         そしてメンテナンスルームへつれてこられて腕を見てもらっていた。
        
        「君自身のデータは博士のアーカイブから読ませてもらって必要なパーツをあとで集めるからしばらくはそのままだね。」
        
        「すまない…。迷惑をかける」
        
        「いいんだよ、ところで」
        
        「?」
        
         マグネットはトルネードに顔を近づける。
        
         マスクのせいかもしれないが、碧の瞳は驚くほど感情を読み取らせない。
        
        「ジェミニちゃんとえっちなことしてたの?」
        
        「!!!?」
        
         かぁっと顔を赤くするトルネード。
        
        「ち、違うんだ!これは、無理矢理……!!!」
        
         思わず脚を擦り合わせながら身を引いてしまう。
        
        「ふーん、いいなぁ。ジェミニちゃんとえっちなことできて」
        
         表情も変えずに羨ましがる目の前の男にジェミニの面影を見た。        
        
  
 
 
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