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ただ蛇と双子ががっつがっつヤちゃってるだけです。
蛇がドS。
        おもらししちゃったりするから注意
        
         ジェミニはスネークの前衛基地(ステージ)が嫌いだ。とても嫌いだ。
        
         蛇を思わせる外装がダメだ、配置されているスネーキーたちも気に入らない。エビ天は可愛いから許す。
        
         そんなステージにジェミニは連れ込まれ、犯されていた。
        
         ここでヤる理由は邪魔がはいらないからとかなんとか言っていたがジェミニへの嫌がらせもあるだろう。
        
         ベッドなんかあるわけないこのボス部屋で冷たく固く、そして鱗っぽい気持ち悪い床に押し倒されて犯される。
        
         身体で繋がっていながらもメット間をコードで接続されそこからパルスを送られて無理やり快感を味合わされていた。
        
        「っい、ぁっ……ッ……!」
        
         白目になりかけの表情で、口内オイルを大量に垂らしながらジェミニはスネークの腕を引っ掻きながらガクガクと仰け反って震える。
        
        「お、またイってるぅ♪えっちだなージェミニはー。ドライでイっちゃってさぁ、何度目だったっけかな?」
        
         とか言いながらスネークは何回目かを伝えてくる。
        
        「すね、くっ…もぉ…ッ…やらぁ…で、ない、からぁ……」
        
        「やだと言われても俺は終わって無いし。俺まだまだイケるもん。ほらジェミニもまだまだイケるって」
        
        「んぐ、うっうっ…」
        
         E缶を口に押し当てられて流し込まれる。
        
         ずっとこんな感じである。
        
         どうしてこうなったのか…スネークが怒ったからだ。
        
        
        
        
         蛇は性交時間が長いらしい…ということを聞いて「まじキモい」とドン引きしていたところをスネークに見られてしまった。
        
        「俺のことキモいんだ、ふーん」
        
         なんて笑顔で声をかけてきたときは終ったと思った。
        
         こいつは絶倫である。
        
         本気で犯されたらこっちが壊れてしまうんじゃないだろうか。
        
        「確かにお前はキモいが別にそっちはキモいとか思ったことは」
        
        「いやー一度味わって考えを変えた方がいいよオニイサマ、俺が本気で犯してあげればそっちのが好きになるかもしれないし。
        
         何事もチャレンジなのだよ!」
        
        
        
        
        
         そして今に至る。
        
         もう何度も中で出されたのでスネークが動くたびに水っぽい音を立てながら廃油が溢れてジェミニの尻と床を汚す。
        
         ジェミニの腹なんかはジェミニ本人の廃油でどろどろだ。こちらは時間がたっているのでボディスーツに染み込んで渇いた感じになってきているが。
        
         ジェミニ自身、序盤は嫌がっていたが犯され始めればアンアンしちゃうわけで。
        
         しかしそれも限度がある。
        
         快楽のピークを過ぎればもう苦痛しかない。
        
         とっくに限界を超えたジェミニは廃油も出し切って、さっきから出すこともなくイかされてばかりだ。
        
         無理やりスネークがコードを繋いでパルスを送ってくるせいなのだが。
        
         ソレさえなければただスネークがジェミニの穴に突っ込んでオナホ代わりにしているだけ、で済んだのに…。
        
         スネークの腕やメットの塗装はジェミニに引っかかれて剥げていた。
        
         今もガリリッとジェミニが引っ掻いてきて剥がれた。
        
        「腕縛った方が良かったなぁ。まぁいいや、ジェミニの今の顔すげー可愛い♪」
        
         涙と涎を流し、苦痛の快楽によって顔を歪ませているジェミニの表情を見下ろしながら満足そうに言う。
        
        「さすがに下半身の神経回路がおかしくなってきたか」
        
         ガクガクと震えっぱなしのジェミニの脚を撫でながらいうスネーク。
        
        「穴も緩んできたしもっと絞めてくれよ」
        
        「む、りぃ……」
        
         震える声で答えるジェミニ。
        
        「無理じゃない、やれ」
        
        「うっう…も、感覚が…な、いからぁ……」
        
         泣きながら答えてくれる。
        
         スネークのドS心がくすぐられてしまう。
        
        「そんな理由聞きたくねぇなぁ?お前の穴が緩いだけだし。お前のせい」
        
        「えぅっ…らって、ほんと、もぉ…ひっく、すねぇく、やだぁ…ゆるして、ゆるしてぇ……」
        
        「やべぇ、マジやべぇ…お前から『許して』とか言われたの初めてすぎて興奮してきた…!!」
        
        「やっあ、あぁぁぁ……」
        
         激しく犯され始めてジェミニはスネークの頭にしがみ付いて指を立てる。
        
        「ひっあ、あぁぁぁぁ………!!!」
        
        「またイってるなジェミニ!俺と一緒にイキやがって元気なヤツめ!もっと苛めたくなるだろ!」
        
         テンションが上がってきたスネークは、泣きながら呻くように哀願しっぱなしのジェミニの上半身を一端引き離す。
        
        「もっと色々用意しとけばよかったな…よし、これを飲めよジェミニ」
        
        「んぐ…」
        
         E缶とは違うものを飲まされ始める。
        
        「っ、う!」
        
         何を飲まされているのか察したのか、抵抗し始めるジェミニ。
        
        「サーチスネークちゃん!」
        
        「っ!!」
        
         ジェミニの両腕にサーチスネークたちが絡みつき動きを封じ込める。
        
         スネークは満足そうな顔で洗浄液をジェミニにたっぷりと飲ませた。
        
        「や、やぁぁぁ…すねーくぅ、ゆるしてぇぇ……」
        
         涙をぼろぼろ溢しながらジェミニが訴える。
        
        「嫌。」
        
         きっぱりと答えるスネーク。
        
        「漏らしちゃうところ見たいけどさすがに俺も鬼じゃない。蛇だし。
        
         ちゃんと出してもいいように突っ込んでやるからさ」
        
         いって細めの管を引っ張ってくる。その管の先は受け皿があるが。
        
         スネークはジェミニのナニを握り、その管を先端の口へ押し当てた。
        
        「ひぃい、いや、やめ、てくれ…!!!」
        
        「なんで?メンテのとき廃液排出するのこうするじゃん。まぁ寝てる間に、だけど」
        
         ずぶずぶと差し込んでいく。
        
        「ぎっ…ぅ、あぁぁぁぁぁっ…!!!」
        
        「擦れるの気持ちいい?」
        
         人間でいうところの尿道に当たるそこに管が通っていくわけで、ジェミニはその感覚に身悶えた。
        
         スネークは楽しげに管を差し込んではギリギリまで引き出したりを繰り返す。
        
        「うわー、よく絞まるわ。キモチいいぜジェミニー♪」
        
        「いた、い…すねーく痛、いよぉ……」
        
        「気持ちイイだろ?」
        
         パルスを送る。
        
        「ひぎぃぃっ!!!?」
        
        「気持ちいい、な?言え、どうだジェミニ?ん?」
        
         手を動かしながら言うスネーク。
        
        「き、も、ち…イイ、ひぐっ!!いい、キモチイイ……!!!」
        
         ガクガク全身を震わせながら何度も言うジェミニ。
        
        「だろー?」
        
         管を奥まで進ませ、スネークはごつごつと奥を刺激する。
        
        「ひうっ!?で、るッ…あっあぁぁ…」
        
         廃液の排出が始まってしまう。
        
         受け皿にジェミニの廃液が跳ねる音がして、羞恥心に身体を震わせる。
        
        「やっぱ漏らすところ見たいわ」
        
        「ひぃ!?」
        
         管を引き抜かれ、廃液がジェミニの腹を濡らす。
        
        「あ、あぁぁぁ…とまらない、いや、見るな、すねーく、見るなっ…!!」
        
        「そんなこといって見られて感じてるんだろ?そんな締め付けんなって、千切れるだろ」
        
         ニヤニヤ笑いながらスネークは腰を動かす。
        
        「ジェミニ、言ってみ?『おしっこしながら犯されるの気持ちいいです』って」
        
        「っ…」
        
         首を左右に振るジェミニ。
        
        「言えって、ほら、言え~」
        
        「うああああああああっ!!!?」
        
         強いパルスを送られる。
        
         耐え切れるかどうかギリギリの強い信号に頭が割れそうになる。
        
        「いい、…れす、すねーく、ひぁ、ぁぁ…おしっこ、しなが、ら…おか、しゃれ…てぇ、キモチイイ、れす……!」
        
        「あはは、舌回ってねぇー」
        
         もう焦点の合わぬ目で舌を垂らしながら声を出すジェミニに対してスネークは楽しそうに笑う。
        
        「サーチスネークちゃんとキスもできそうだな?」
        
         いってスネークはジェミニの口へサーチスネークを突っ込む。
        
        「んう、ううう……」
        
         虚ろな目でジェミニはしゃぶるように舌を動かし始める。
        
        「いい感じに壊れたなぁ、そういうのもいいな、興奮するぜ?あともう少しで終るからなジェミニ~がんばれ~♪」
        
        
        
        
        
        
        
        「以上24時間コースでした」
        
        「は?」
        
         あのまま強制シャッドダウンしてしまい、次に目を覚まして正気に戻ったジェミニにスネークがふざけたことを言ってきた。
        
        「なに?24時間コース?」
        
         ジェミニは眉間を顰めながらスネークを睨む。
        
        「ごめんなジェミニ…本気だそうと思ったんだけどやっぱ初心者のジェミニにいきなり一週間コースはキツかろうと思って…。
        
         徐々に慣らしていったほうがいいと思うんだ。やっぱり。」
        
        「なにその今後もやりますっていう会話!ふざけんな俺はもうお断りだ!!!」
        
        「アヘってたくせに」
        
        「お前がそうさせたんだろうが!!!早く身体を洗浄したい、お前の匂いが染み込む」
        
        「それいいな」
        
        「よくねぇ!くそ、脚が思うように動かん…!!」
        
         立ち上がろうとしているが、ガクガクと戦慄いているジェミニの両足。
        
        「まるで小鹿ちゃんだな。かわいい」
        
        「好きで小鹿になるか!お前のせいだ!干からびてしまえクソヘビめぇ!!」
        
        「あーもう、もう少し素直にならねぇかなぁお前…」
        
         ジェミニに肩を貸しながら言うスネーク。
        
        (ジェミニが素直になるまで続けよう)
        
         スネークは調教をがんばろうと決心した。
        
        
        
            ◆◆◆◆
        
        
        
         そうして定期的にスネークはジェミニに「24時間コース」を施していきつつ、仕込みも忘れず調教していった。
        
         目指すは一週間コースだか、まだまだ無理だろう。
        
        「なんだジェミニだけかー」
        
         休息所に立ち寄ったスネークはソファに座って紅茶を啜りつつケーキを食べていたジェミニを見て呟く。
        
        「そこは喜ぶところだろ。美しい俺を眼にすることができたんだ、光栄に思え」
        
        「はいはい光栄光栄。よっこいしょっと」
        
         ジェミニの横に座るスネーク。
        
        「じぇーみにっ♪」
        
         甘えた声で名前を呼びながらスネークは腕をジェミニの腰に回し、メットの尻尾をジェミニの肩へ回す。
        
         ジェミニは「ひっ」と尻尾に悲鳴を上げる。
        
        (まだダメかぁ…)
        
        「な、なんだスネーク」
        
        「くっつきたいだけ」
        
        「うぜぇ」
        
         いいながらジェミニは紅茶を飲むが、その手は僅かに震えている。
        
         昔のスネークならば、怖がられていると思っただろう。
        
         しかし昔と今は違う。
        
         この震えはジェミニが怖がっている震えではない、我慢しているふるえだ。
        
         スネークは微笑みながら顔をギリギリまで近づけて、ジェミニの横顔を見つめる。
        
        「ジェミニは綺麗だなぁ?お前の肌って意外とキメ細かいし?唇がえろ柔らかい」
        
        「エロは余計だエロは」
        
         ジェミニの視線が揺れている。
        
         スネークはその唇を指でなぞる。
        
        「はっあ……」
        
        「なにジェミニ?エロい声出して」
        
        「だ、出してない!」
        
         かぁぁっと顔を赤らめて叫ぶジェミニ。
        
        「えー?でもなんか唇震えてるぞ?大丈夫か?」
        
         指で撫でるのをやめないスネーク。
        
        「だい、じょうぶ…やめ、ろ…くすぐったいだけで……」
        
        「ふぅん?なんか熱いなぁお前の唇?」
        
         熱さは解らないが、そう言ってやるとジェミニは泣きそうな表情になって、視線だけスネークに向けてくる。
        
         キスが欲しいのだろう。
        
         調教したお陰でジェミニはスネークに対してかなり敏感に反応するようになった。そう仕込んだのだが。
        
         キスをしてやりたいが、甘やかすのはよくない。
        
         ジェミニという男は甘やかされて育ってきたので媚を売れば誰でもいうことを聞くと思っている節がある。
        
         それではだめなのだ、マグネットのような立場になりたいわけではない。
        
         ジェミニを愛してジェミニからも愛されたい、求められたい。絶対的な存在になりたい。
        
         ジェミニが自分なしじゃないと生きていけないような、そんな存在に―――
        
         シャドーに言ったら「スネーク殿もだいぶ病気でござるなー」と生暖かい目で見られたが心外だ。
        
         これは病気ではない真剣な純愛なのに。
        
        「さて、誰かさんのせいで溜まってる仕事片付けようっと」
        
         立ち上がるスネーク。
        
        「あ…スネーク」
        
        「ん?」
        
        「あ、いや……ケーキ、食べないか?」
        
        「甘いの嫌いなの知ってるだろ?」
        
        「あ、あぁ…そうだった、な…」
        
         名残惜しそうなジェミニが可愛く思えて口元が緩む。
        
         そんな顔を見られまいとスネークはジェミニに背を向けて、さっさと自室へ戻った。
        
        
        
        
        
         スネークのせいで身体がおかしい。
        
        (何故引き止めた、くそぅ絶対笑われている…!)
        
         ジェミニは頭を抱えていた。
        
         スネークの「24時間コース」のせいで自分の身体はだいぶ変えられてしまった気がする。
        
         最初は嫌だったのに、今では気持ちよく受け入れてしまっている。
        
         そうだ、繋がっていることがキモチいいと覚えこまされている、一種の洗脳だ。
        
         しかし何故か拒めない。
        
         なぜスネークを拒まないのかわからない。
        
         ヘビは嫌いだ、しかしスネークとヤってから自分はおかしい。むしろなぜ自分はスネークを受け入れたのか。
        
         自分の失言から始まったあの行為も苦痛ではないのだ。
        
         拒まない自分を理解できない。
        
         さっきだってスネークの指が唇に触れたとき、キスの感触を思い出してしまった。
        
         ジェミニはガツガツとケーキを口へ入れる。
        
        
        
         あぁ違うんだ、こんな甘いものじゃなくてスネークが欲しい…。
        
        
        
        「うっ!?」
        
         今自分は何を考えた!?
        
         一体何を!!
        
        
        
        
        
         ソファの上で悩みもがいているジェミニの姿をシャドーとマグネットは物影から眺めていた。
        
        「ジェミニちゃんに「恋愛感情だよ」って教えた方がいいかなぁ」
        
        「それだとスネーク殿とらぶらぶになってしまう故、黙っているほうがいいでござる。切実に」
        
        「うーん、悩むジェミニちゃんを見るのが辛いよぉ…」
        
        「親は子の恋愛に口を挟まぬほうがいい。結婚するときだけ口を挟めば!」
        
        「ジェミニちゃんスネークと結婚しちゃうのぉぉぉぉ!!?あ、でもジェミニちゃんのウェディングドレス姿綺麗そう」
        
        「え、スネーク殿がうぇでぃんぐどれすを着ればいい!絶対似合うでござるよ」
        
        「じゃあ二人分ニードルに見繕ってもらおうかな」
        
        「楽しみでござるなー」
        
         天然二人の会話は超飛躍してしまっていた。
        
        
        
        
        
        
        
         ジェミニはスネークの部屋に入る。
        
         ごっちゃりしていた。
        
         本当に仕事が溜まっているようだ。
        
        「24時間コースだの何だのふざけてるからだバーカ」
        
         ジェミニは言いながら、キーボードを叩くスネークに歩み寄る。
        
        「いいんだよ。すぐ終るし。」
        
        「ふーん」
        
         スネークの肩越しにモニターを眺めるが、何が何だかよくわからない文字の羅列。
        
        「暗号を解読?」
        
        「あぁよくわかったな」
        
        「勘」
        
        「ロボットが勘とかいうな…」
        
         ジェミニに対し呆れた表情を浮かべるスネーク。
        
        「何、消去法だ。お前がやってそうなことを上げていけばいいだけだし」
        
        「あ、そう…まぁこれ暗号化されてるんで解読してデータとして整理してるんだけどな…めんどくさいことばっか回してくる先輩は」
        
        「あぁ、フラッシュマンこういうの苦手そうだしな」
        
        「集中力ないんだよあの人。まぁセカンドナンバー全員にいえるけど」
        
        「ふぅん…」
        
        「嫉妬してくれた?」
        
        「お前じゃあるまいし。寝るからベッド借りるぞ」
        
         ジェミニは少し引き返して壁際に置かれている寝台へ向かう。
        
         資料が乗っかっていたのでそれを床の上へ退け落とし、横になった。
        
        (なんだろう、俺…おかしい…)
        
         スネークがそばに居るというだけですごく心が満たされている。
        
        (調教のせいかな…いいや、寝よう)
        
         ゆっくりと目を閉じて、ジェミニはスリープモードへ入った。
        
        
        
        
        
        
        
        
         目覚めるとまだスネークはカタカタと手を動かしていた。
        
         数時間眠っていたようだ。
        
         ずっと作業をしていたのだろうかスネークは。これはこれですごい集中力だな、と思う。
        
         背中しか見えないので表情はわからないが、きっと真顔だろう。
        
        「っ…」
        
         枕に顔を埋める。
        
         スネークの邪魔はしたくない、しかし構ってほしい。
        
        (スネークの、匂いがする…)
        
         土の匂い。
        
         きっと任務から帰還した後洗浄せずにそのまま寝たりしていたのかもしれない。
        
        「っ!?」
        
         ハッとするジェミニ、自分の手が無意識にズボンの中へ入っていた。
        
        (ここでオナろうと!?バカか俺、信じられん…!!!)
        
         動揺しまくるジェミニ。
        
         しかしスネークは今超集中している。振り返ることはないだろう。
        
         スネークの匂いが思考を狂わせる。
        
        (声さえ出さなければ…バレやしない…)
        
         ジェミニはスネークのいる方向に対して背を向けて、身を丸めてナニをしごき始めた。
        
        「っ…ぅ、んっ…」
        
         手の甲を噛み締めて動きを強める。
        
        (あ、イクっ…あ!?よご、れ……)
        
         スネークのベッドだったことを思い出して慌てるジェミニ。
        
         思わず隠すようにズボンを引き上る。
        
        「~~~~~~っ…!!」
        
         ぞくぞくとした快感が背筋を走りぬけ、ジェミニは枕を噛み締め声を殺しながら腰を震わせる。
        
        「…あ!?」
        
         枕元にサーチスネークがいることに気づいて思わずジェミニは顔を上げる。
        
         チカ、チカ、とサーチスネークの目が赤く発光している。
        
         ということはスネークに送信しているということで―――
        
        「ジェミニ」
        
        「ひ!!?」
        
         声の方へ振り向けば、スネークがベッドに乗りかかっていた。
        
         スネークの左目が発光している。映像を見られていた。確実に。
        
        「悪い子だなぁ…あーあーこんなにしてぇ……」
        
         子供にいうような口調でスネークはびくびくと怯えているジェミニのズボンをずり落ろす。
        
         どろり、と廃油まみれのジェミニのナニが露になった。
        
        「ちが、うんだ…その、手が、勝手に……」
        
        「へぇ?俺お前のオナってる所みたいなぁ」
        
        「え!?」
        
        「見せてくれよ。なぁ?もう一回オナるだけじゃん」
        
        「……」
        
         ジェミニはスネークから顔を逸らしながら、ナニを掴んで扱き始めた。
        
        「後ろの穴でオナらねーの?指とか突っ込んでさ」
        
        「え、いや…欲しいときは『私』がいれてくれるから…」
        
         ホログラムをつっこませていたらしい。
        
        「んー、じゃあ自分でやってみろよ。指で弄ってるところ見てみたいなー?」
        
        「そ、そんな…」
        
         顔を真っ赤にするジェミニ。
        
        「やれよ」
        
        「……」
        
         命じるように言うとジェミニは素直に言われたとおり指を挿入しはじめる。
        
        「えろいなージェミニはー」
        
        「う、うぅっ…」
        
        「俺の名前呼びながらイってくれよ?」
        
        「っ…す、すねーく、すねーくぅ…!!!」
        
         ジェミニの手が汚れる。
        
        「可愛い…」
        
         微笑みながらスネークは長い舌で汚れているジェミニの手を舐め始める。
        
        「次から「3日間コース」にしてやろうか?」
        
        「うん…」
        
         ジェミニは熱に犯された表情のまま、コクリと頷いた。
        
        
        
            ◆◆◆◆
        
        
        
        「ほらジェミニ、動くんだよ自分で」
        
        「ひぅ」
        
         スネークの上に乗っかったジェミニはガクガクと震えていた。
        
         あれから「3日コース」をはじめ、一日目は普段と変わりなく、今は2日目だった。
        
         体勢を変えたスネークが、ジェミニを下から突上げつつ自分で動けと言ってくる。
        
        「あ、あぁっ…すねー、く…すねーく……」
        
         ジェミニは口内オイルをだらしなく垂らしながらスネークの手を握って腰を動かし始める。
        
        「ここが擦れると気持ちいいですって言え。」
        
        「ひぅっ!」
        
         パルスを送られジェミニはカメラアイをチカチカさせて仰け反る。
        
        「あ、ぅ…こ、こぉ…こしゅりぇるとォ…きもち、いいでひゅう……」
        
         感じる部分を擦りながら喋り、ぼたぼたと口内のオイルが溢れてスネークの腹を濡らす。
        
        「口開きっぱなしだからオイルの排出ハンパねーんだな。えろくていいけど」
        
         スネークはジェミニを抱き寄せてキスをする。
        
         じゅるじゅると音を立てながらジェミニの口内に溜まっているオイルを吸い上げる。
        
        「ふ、ぅん…んぅぅ…」
        
         ジェミニはスネークの背中へ腕を回してそのキスに夢中になっていた。
        
         もう完全に出来上がっている。
        
        「ジェミニ…俺の事好き?」
        
        「す、きぃ…すねーくすきぃ…だからキスやめないでぇ…」
        
         ジェミニはそういってスネークにキスをしてくる。
        
        「くっそ可愛いな…苛めたくなってくるだろ」
        
        「ひうっ」
        
         ジェミニの首筋に噛み付くスネーク。
        
        「い、痛い…」
        
        「甘噛みだって。あーもうずっとお前と繋がっていたい」
        
         ヤンデレっぽい発言をしながらスネークはジェミニを抱きしめる。
        
        「俺とお前は相性がいいと思うんだよね。お前依存体質だしさぁ?俺は蛇だし。
        
         蛇嫌いじゃなかったらなぁー…」
        
        「う、スネ…ク……俺、お前の、こと、嫌いじゃ…な…い…」
        
        「ダメだ。好きって言って?心を込めて」
        
        「す、き…スネーク、すき…だ…」
        
        「あー、心が篭ってないなぁ」
        
         スネークは目を細めながらそういうとジェミニを押し倒す。
        
        「そ、んなっ…スネー…」
        
        「ずっと好きって言ってくれないと伝わってこないんじゃねーの?」
        
        「俺、ほんとに―――」
        
        「じゃあずっと言い続けろよ。好きってさ」
        
        
        
            ◆◆◆◆
        
        
        
        「へへへ、ジェミニに好きって言われちゃったぁ」
        
         スネークは手で顔を覆いながら照れている。
        
        「バカじゃねーの」
        
         酷くかすれた声で突っ込むジェミニ。
        
        「お前のせいで俺の声帯おかしくなったじゃねーか…」
        
         好きと言えというので言い続けたせいで声が掠れてしまった。
        
        「ジェミニ、俺のこと好きっ!?」
        
        「死ねばいい」
        
        「なんだよ、好きって言えよ」
        
        「誰がいうかバーカ。あーもうメンテしてくる」
        
        「あ、俺も行く。ジェミニは俺が居ないと寂しいんだろ?」
        
        「……」
        
         否定せず黙り込むジェミニ。
        
         スネークはニヤニヤしながらジェミニの腕に自分の腕を絡めた。
        
        「俺のことは好きなのかよスネーク」
        
        「別に」
        
        「なんだそれ…好きであるべきだろ、こんな美しい俺なのに」
        
        「ヤってるときアヘってるじゃん」
        
        「お前がそう仕向けてるんだろ!不本意な姿だあれは!」
        
        「優雅なエッチってどんなんだよ…」
        
        「俺と『私』のセックs―――」
        
        「ジガニーっていうんだよそれ」
        
        
        
        
         お互い、シラフ状態だとなかなか素直になれないのだった。        
        
  
 
 
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