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スネークが大変残念な性格。
蛇と光が双子を食っちゃうお話なので光と双子の絡みとか考えられない人は読まないほうがいい。
蛇→光 っぽくなってるけど蛇双子前提
Al/BEの設定も含まれています。
「なんだこれは…」
おかしい、何かがおかしい。
ジェミニは自分に違和感を覚えていた。
視界に入る兄機のマグネット…と、なぜ居るのか理解できないがスネークとフラッシュまでもいる。
何故かスネークは腹を抱えて笑い、フラッシュは手にデジカメを持っていた。
「何を笑っているんだスネー……」
メンテナンス台から降りようとしたが、脚が届かない。
「!!?」
脚が短い、いや全体的に何かが可笑しい。
自分の手はこんなに小さかっただろうか!?
「あのねジェミニちゃん、ジェミニちゃんの本来の身体は今メンテナンス中なんだ。
ほら前みたいに別の身体にメモリーとコアを移したんだよ。
安心して!今回は先輩方が手を貸してくれてメモリーは完璧に移せたしその身体も有り合わせじゃなくてちゃんと作ってもらったんだ!」
「人の許可なくなぜこんなことを!俺はスリープモードのままでもよかったんだ!!!」
「悪かったな、メタルがお前のちっこい姿をみたいとか言い出したからさ。あいつ何でもアリで困る」
パシャパシャとシャッターを切りながらいうフラッシュ。
「やめろ!勝手に撮るんじゃあない!肖像権の侵害で訴えるぞ!主にエアーマンに!」
「や、やめろよ!シバかれるじゃねーか!俺は巻き込まれたんだぞ、これだってメタルが撮れっていうから撮ってるだけで!」
「先輩はロックマン一筋ですからねぇ」
「ちがっ!ショタコンみたいに思われるだろ!あれは部下だったらいいなーってだけだよ!!」
「ろ、ろっくまんは俺のだぞ!?」
「何でお前が対抗意識燃やすんだよ!!?」
いきなり食いついてくるジェミニに戸惑うフラッシュ。
「ジェミニはロックマンが好きだからなぁ。」
「ちがう、ロックマンは俺が壊すんだ!部下にされてたまるか!」
「なんだと、壊されてたまるか!ロックマンみたいな強い前衛が欲しいんだよ俺は!」
「間取ってジェミニで落ち着いたらどうです?こいつ一応前衛ですよ」
スネークがジェミニの頬をつっつきながら言う。
「いやロックマンに負けてるからいらねぇ」
「このHAGEEEEEEE!!!!!ぶちこわしてやるー!」
叫びながらジェミニは右腕を前に差し出すが、手がバスターに変形しない。
「あ、あれ?」
「武装はついてないし、俺らがコダワリの素材で作ったボディだからな。人間のように柔らかいぞ」
「あ、あぅぅ…後ろの排熱口がないのはそのせいかっ…ホログラムも出せない…」
「後ろ落ち着かなかったらメタルからこれ預かってるけど?」
青いランドセルを出してくるフラッシュ。
「ふざけんなぁぁぁぁぁ!!!!!」
叫ぶジェミニ。
「前の時は納得したのにめんどくさいやつめ」
「お前らショタコンに付き合っていられるか。マグネット、俺を部屋に運べ」
「わぁい」
マグネットはジェミニを抱き上げる。
「柔らかッ!!?なにジェミニちゃん!もちもちしてる!柔らかい!!きゃわきゃわ!!」
「ちょ、やめろ!」
マグネットがジェミニをむぎゅうっと抱きしめ頬擦りし始める。
「どーだ、ちっこいのはもちもちフワフワが一番だろ?」
凄く得意げな表情でいうフラッシュ。
「いやぁ先輩とマグネットが凄くイキイキしてる…」
ちょっと引いてるスネーク。
「ありがとうございますフラッシュ兄さん!!」
「いや、兄さんはやめろ」
マグネットに言うフラッシュ。
マグネットは何故かセカンドナンバー全員に「兄さん」をつけてくる。
何故こうなったのかわからないが、きっとメタルのせいだとフラッシュは考えている。
「ちくしょうここにはショタコンしかいないのか!」
「あっはっはっは!普段よりモテモテじぇねー?」
げらげら笑うスネーク。
「あ、忘れてた。先輩、写真はもうノルマ達成してるんですか?」
「いやメタルから課せられたノルマにはまだ到達してないな」
「なんのノルマだ…」
「いやぁ、なんかお前をちっこくする費用を出してやる代わりに可愛い写真いっぱい撮って来いって言われたんだよねぇ」
「あいつこういうことには容赦なく金をだしてくるからな。怖い。身内ながら怖い」
「というわけで被写体になれ」
「勝手なことを!マグネット!早く運べ!!」
マグネットを見上げて怒鳴るジェミニ。
「あぁ、うん…でもメタル兄さんのお願いじゃ…俺、縦に真っ二つになるの嫌だよ…」
「旧型に臆してどうする!お前は元屑鉄処理用ロボットだろうが!処理すればいい!!」
「む、無理いわないでぇ!」
「こいつメタル先輩のこと屑鉄と思ってやがる」
「まぁ間違っちゃいないが……おいマグネット、こっちにそいつ寄越しな」
「は、はぁい…」
マグネットはしょんぼりしつつジェミニをフラッシュに渡した。
「離せHAGEEEEEE!!!!」
「お前それやめろ。腹立つわ」
「ジェミニは頭ツンツンしてますもんね」
「うるせぇよ!」
「うー!」
ジタバタするジェミニだが、フラッシュの腕を外せない。
「なんか先輩がちっこいの抱いてると犯罪臭くて素敵」
「お前の趣味わかんねぇ…」
フラッシュにときめいているスネークをほっといて、フラッシュはスタスタと歩き出す。
「先輩、俺は先輩が大好きなんですよ!もうなんで先輩そんなにえろいの!?」
「……お前も苦労してるんだな」
「……どうにかしてくれお前の弟だろ」
ジェミニとフラッシュは遠い目をする。
なんかスネークの中でフラッシュへのラブスイッチが入ってしまったらしい。いつものことなのだが。
「で、フラッシュマンは俺をどこに連れて行く気なんだ?」
「外だよ。そっちのが邪魔がはいらないし」
「アオカンっすね!」
「……」
「クソ蛇、飴あげるから少し黙ってろ」
心が折れそうなフラッシュの代わりに、ジェミニがスネークに呟いた。
外に出た三人はとりあえずスネークがいい場所を知っているとかなんとか言い出したのでそこへ向かった。
森の中を進んでいき、森が開けたその場所が目的地だった。
「じゃーん、泉!」
何故か嬉しそうな笑顔で言うスネーク。
決して大きくはないが、澄んだ水の泉があってなかなか絵になる場所である。
「へぇ、さすがスネーク。地形関係に関しては物知りだな。」
「もっと褒めて!もっと!」
「水溜りにしては綺麗だな」
「泉っていってんだろオニイサマ!」
「はっきり言って興味がない。自分にしか興味がない」
キッパリいうジェミニ。
「かっわいくねぇ…」
「まぁいいじゃねーか。スネーク、一緒に撮ってやるよ」
「マジっすか!わぁい!」
「わ、やめろ!!」
抱きついてくるスネーク。
「やべぇ、背景が緑なのにお前も緑で配色がやべぇ。ジェミニを捕食しようとしてるようにしか見えない、ヤバいわ」
フラッシュは笑いながらシャッターを切る。
「えー、俺トード以外は捕食しませんてぇ…。てかジェミニ、お前もっと笑えよ」
ぷにっとジェミニのほっぺをつっつく。
「お前の玩具になっているから不愉快極まりない。フラッシュマンにデレデレしやがって…お前が縮めばいいんだ」
「我侭な…機嫌直せよ。ほら花やるからさ。」
言ってスネークは足元に生えていた花を一輪摘んでジェミニに手渡す。
「……俺はロールちゃんじゃないぞ。こんな花で機嫌が直ると思ったのか?」
「う、うぎぃぃあああああ!!!」
「どうしたスネーク!!」
いきなり叫んで地をのたうち始めるスネークに驚くフラッシュ。
「過去の思い出を抉ってやっただけですふふふ」
花を弄びながら微笑むジェミニ。
「オレ ベツニ ロールチャンさんノコト スキトカジャナイモン……」
地にうつぶせになりびくんびくんしつつ呻くスネーク。
(す、好きだったんだ………てかチャンさんって何だ?)
後輩の心の傷を知って、フラッシュは困惑する。
「こいつ、絶対ロリコン。」
「いやその頃は心が純粋だったんじゃねーの?知らないけどさ…お前らの過去」
サードと関わったのはメタルのみで、フラッシュがサードと顔を合わせたのは第三次世界征服失敗後なのである。
それまでは修理が完了せずスリープモードを繰り返している状態だった。
タイムストッパーという複雑なものをつんでいるせいでフラッシュの修理が一番最後になってしまったせいもあるのだが。
フラッシュ的にはなんか増えたなーぐらいの感覚だったが後輩が増えて嬉しく思ったものである。
「オレ ヘビ ダシ ロールチャンさん オレノコト シンヨウ シテナイシ…」
「スネーク、俺はお前のこと好きだぞ?(後輩として)」
「ほんとっすか!?」
バっと華麗に身を起すスネーク。
「立ち直り早ッ!!」
「先輩だいすきー!!!」
フラッシュに抱きつくスネーク。
「HAGEのどこがいいんだクソヘビ!」
「妬いてんのジェミニちゃん?」
ニヤニヤ笑みを浮かべるスネーク。
「先輩ってぇ頭いいしぃー、知的なくせにこの肉体だしぃー性格はどうしようもないしぃーギャップ萌え?
ちょっとズレてるところも愛しく思えちゃう!」
「お前の趣味は悪いぞスネーク!そんなのより俺のが美しいだろ!?魅力的だろ!?」
「いや、別に」
「俺のが美しいのにそっちがいいとかお前の趣味は悪いんだぁぁぁぁ!!」
「いたたたたたた」
ジェミニはスネークの尻尾をぐいぐい引っ張る。
「わかったわかった!あーもうお前も俺のことが好き!はい把握!!」
「いや、俺の場合後輩としてお前が…」
「いいんです先輩わかってますから…3Pですよね」
「「意味わからん」」
フラッシュとジェミニは思わずハモった。
このハイテンション時の蛇の思考回路が理解できない。
「え!?親睦を深めるんでしょ?せっくすせっくす」
「なんでそういう発想に行き着くんだよ!」
「お互いを理解しあえるのは性行為なんすよ先輩。いいですか、言葉なんてもんは上辺だけのもんなんです。
本心を言葉として発しても相手が受け取ってくれなきゃ意味がないし。」
「う、うぅ…」
「その点、性行為は本能と本能がぶつかり合う、言葉の要らない行為っす。
つまりお互いを理解できるわけですね」
「そうなのかなぁ…」
「そうそう!」
スネークは真っ直ぐフラッシュを見つめながら、フラッシュの手を握り締める。
「俺たちも、そうだったでしょ!?」
「か、かなぁ…?」
「そうやってお前はフラッシュマンを言いくるめてきたのか…」
「てへぺろ☆」
ひどい蛇である。
「あーしかしジェミニの身体まじでやわらけー」
「うわっ!?」
スネークが無造作にジェミニを抱き寄せて尻を揉み始める。
「こだわったからな」
「先輩のえっちー」
「違ッ…!!ちょっと本気出しちゃっただけだって!」
「やめ、スネーク…!!ひう!!」
ジェミニの身体が跳ねる。
「ごっめーん、指が滑ったー」
ニヤニヤ笑いながらスネークは尻を揉みなおす。
ジェミニが逃げようと身を捩ると、スネークは再び指でジェミニの廃油口の部分を強く擦る。
「ひっあ…!!」
「せんぱぁ~い、俺とジェミニ撮ってくださいよぉ~」
「お、おう……」
「ほらオニイサマ、笑顔で撮ってもらわないと~」
「む、むりぃ…!!」
スネークの手が股間を弄り始めてジェミニの息が上がる。
排熱口が付けられていないせいか、普段以上に息が荒いし身体が熱い。
「す、すねぇく、やめ、こんな場所で…!」
「外だから興奮するんだよ!ねぇ先輩!」
「俺を巻き込むな」
「先輩先輩…」
スネークはジェミニを抱いたままフラッシュへにじり寄る。
「えっちなことしましょうよぉ~、ジェミニは大人だから犯罪じゃないもん!
いやまぁ俺らロボットだから子供とか大人とかないけど!」
「いや、メタルのノルマ…」
「サーチスネークちゃんでヤってる最中の動画撮っておけば問題ナシっすよぉ!!
ねぇせんぱぁい…」
フラッシュの顔を掴み、キスをするスネーク。
「ふふ、ジェミニちゃあん…先輩のおちんちんをナメナメしましょうねぇ…!」
「やっ…!!」
抵抗の意を示すが、スネークはフラッシュのナニを慣れた手つきで取り出し、ジェミニの顔をそれへ押し付ける。
「う、うぅぅ…」
涙目になりながら、ジェミニは舐め始める。
ちっちゃな口にそれを咥えることができない。
たどたどしいフェラだが、ジェミニの仕草と表情がそそる。
「えろいオニイサマだなぁー!」
スネークはジェミニのズボンをズリ降ろし、普段よりも小さいサイズとなったナニを扱き始める。
「んうっ!すねぇく、やだぁぁぁぁ…!!」
涎を垂らしながらガクガク震えるジェミニ。
「何だよ、前はちっこい身体になっても俺に求めてきたくせにぃ…。
なに?先輩の前だから恥ずかしいの?別にいいじゃん、先輩のそれ俺も舐めてるから関節キスだな!」
「発想が下品になるよな変なテンションになった時のお前って」
「え、そうっすか?普通なんですけど…。それより先輩もノってくれないとジェミニが恥ずかしがってるじゃないですか」
「しゃーねぇなぁ…」
ジェミニの頭を掴むフラッシュ。
「やっ…んぐっうぅぅ…!!!」
小さな口の中にねじ込まれて涙を溢しながら唸るジェミニ。
「先輩って鬼畜ですよね、素敵」
「え!?そうか!?普通だけど!?」
「もう激しくヤっちゃってください。ジェミニそういうの好きなんで」
(この、クソヘビ後で覚えてろよぉぉぉ!!!)
心の中で叫ぶジェミニ。
「スネークがそういうなら遠慮なく」
「ぐっ!!?」
フラッシュが動くのだが喉の奥まで届いて苦しい。
後ろからスネークがナニを擦るので苦しさと快楽が交じり合う。
「あー、口の中狭いけど気持ちいいな」
「俺が仕込みましたからね」
「お前…いいやツッコむのもめんどくせえ。出すぞジェミニ」
「っうぅぅ」
ジェミニはフラッシュの脚を掴んだまま喉の奥で廃油を受け止めるのが、咽て咳き込む。
「あーあー勿体無い先輩のー」
スネークはジェミニを引き寄せ、廃油でどろどろになった口へキスをする。
じゅるじゅると、恐らくわざと音を立てながら廃油を吸い上げ長い舌を入り込ませ、ジェミニの口内を味わう。
「ごちそうさま」
「ふぁ…」
顔を上げるスネークの下で、ジェミニははふはふと荒い息遣いで蕩けていた。
「すね、欲しい…すねーく…」
脚を開くジェミニ。
「欲張りなオニイサマだな。折角先輩もいることだし、先輩のをいれちゃいましょう!」
「いいのかよ、オイ」
「いいんですって!俺が許可してんですから!」
「いや、あぁぁ…!!」
「嫌がってんじゃん本人が」
「レイプっぽくてなんか萌えません?興奮しません?大丈夫ですって、先輩は心配性ですね~」
スネークはニヤニヤ笑みを浮かべながらジェミニを後ろから抱き上げ、自身の首筋にあるハッキング用のコードを
伸ばしてジェミニのメットへ接続する。
「ひあっ!?」
快楽信号のパルスが流れ始めてジェミニの身体が大きく震える。
スネークの手がジェミニのレセプタを弄り始める。
「あ、あぅぁぁぁぁ…!!?」
「欲しいだろジェミニ、指じゃ刺激が足りないだろ?」
「ほしぃ、ほしぃぃ…!!」
「先輩にお願いするんだ」
聴覚センサー付近で囁くスネーク。
「い、いれて…!ふらっしゅのいれて…!!」
ジェミニは涙を流しながらフラッシュに訴える。
「いいけど入るのか?こういうことするって想定しないで作ったんだけど」
「いけんじゃないっすか?ちょっとぐらい裂けたってこれ仮の機体ですし問題ないっすよ」
「はやくぅ!!」
「ほらジェミニもこういってるし」
「あとでお前殺されかけてもしらないからな俺…」
フラッシュはジェミニの脚を掴んで押さえ、ナニと挿入し始める。
やはりキツい。
「えいっ」
「ぎっ……!!!」
スネークがジェミニの身体を押したので一気に入りこみ、ジェミニは悲鳴にならない声を上げた。
「おま、スネーク!」
「見てくださいよ先輩、腹がボコってなってますよ、やーんかわいー」
スネークはニコニコしながらジェミニの腹を撫でる。
その刺激がフラッシュのナニまで伝わってきてゾクゾクした。
「先輩、思う存分犯してやってくださいよ」
「…ジェミニに相当な恨みでもあんの?」
「違いますよぉ!愛です愛!俺、先輩大好きだし!ジェミニは…まぁまぁ好きですし!
二人がえっちなことしてる姿見てると俺すげー興奮するんですよ」
歪んでいる。大層この男の性癖というか、愛情は歪んでいる。
「ジェミニ~、先輩がたっぷり中だししてくれるからなー」
子供に言い聞かせるような口調でいうスネーク。
「…まぁはいっちまったもんは仕方がない…動くぞジェミニ。」
「ひあ、ぁぁっや、奥、届いて……」
「奥まで届いてキモチがいいそうですよ先輩」
「訳さんでもいい」
スネークがフラッシュの顔に手を添えて再びキスをしてくる。
「すね、く…やだぁ…!おま、え…俺のなんだからぁ…!!」
ジェミニがガクガクと揺さぶられつつスネークを見上げて声をだす。
どうやらフラッシュとキスをしているのが気に入らないらしい。
「お前の口ちっこいんだもん。」
いいながらスネークは今度はジェミニの頭を掴んでキスをする。
ジェミニの中がぎゅうぎゅう締め付けてくる。
スネークのキスで感じているのだろう。
しかしそんなに締め付けられると耐え切れない。
「っ…」
スネークのお望みどおりにフラッシュは中で出す。
「…!!っ…!!」
スネークのキスのせいで声の出せないジェミニの身体がガクガクと大きく震え始め、小さなナニからとろとろと廃油が流れ始める。
「中に出されてイったのか、スネークのキスでイったのかわかんねーな」
フラッシュは笑みを浮かべながらジェミニのナニを掴み、先端をぐちぐちと指の腹で擦り始める。
「うっ、ひうっ…」
ジェミニの腰が身悶える。
「ぷはっ…そうですねーどっちでイったんでしょーねー」
舌なめずりをしながらスネークも笑みを浮かべる。
その二人の笑い方がそっくりだと、ジェミニは思った。
◆◆◆◆
情事後…。
「ゆっくり飲めよ。溢すなよ」
「んー…」
フラッシュの腕の中にいるジェミニはゆっくりE缶を飲まされていた。
体力面ではやはり子ジェミが不利になるのだ。
「うふふ、もう俺らこのまま家族になっちゃいません?」
フラッシュに寄り添っていたスネークが突拍子もないことを言う。
「先輩が俺の嫁でジェミニが俺らの子供なんです。らぶらぶ家庭生活を送りましょう!」
「えらい爛れた家族だな。てかなんで俺が嫁なんだよふざけんな」
「ダメですかぁ?イケてると思うんだけどなー」
「死ねクソヘビ」
飲み終わったジェミニがフラッシュにしがみ付いて言う。
「お前!先輩に抱きつくとはなんだ!HAGEは嫌いなんだろ!?チンコか!?デカいのがスキか!そうかそうか!」
「落ち着け。お前ほんとなんで俺のことになると変になるの?」
「愛ゆえに!!だって先輩かっこいいんですもん、素敵だし。今のこのジェミニに抱きつかれてる姿も犯罪臭くて素敵です」
「それカッコイイとか関係なくね…?」
フラッシュはため息を吐きながら視線をジェミニに向けた。
「お前もなんで懐くかなー」
「懐いてないぞ、スネークへの嫌がらせだ。誰がお前みたいなHAGEのことを好きになるか。
俺は俺が好きだからな、まぁお前が俺の美しさに惹かれてしまっているのは仕方がないが」
「お前ら兄弟はなんで異次元会話をするんだ。…俺の電子頭脳を参考にした弊害?」
スネークとジェミニは能力的に高性能な演算機能が必要だったため、その当時一番高性能だったフラッシュの
電子頭脳を参考にされたのだが…。
どっちも両極端におかしいので心配になってくる。
「まぁたそうやってネガる。もう一戦しますか?」
「ジェミニが可哀想だろ」
「えー、さんざん中だししといてそんなこといいますか。ジェミニ気持ちよかったでしょ?」
「このショタコン」
「…ジェミニばっかり先輩に抱きついてずるいですよぉぉ!俺だっていちゃいちゃしたいんだぁー!」
スネークもフラッシュに抱きついてくる。
「失せろクソヘビ。フラッシュマンは俺の美しさに気づいてあんなに中だしをしたんだ。
お前の醜さが伝染るから森へお帰り」
「何その言い草!淫乱ナルシスト!」
「……」
もはやツッコみを入れる気力もないフラッシュ。
とりあえずこいつらが飽きるまでほおっておこう、と思った。
帰宅後、止めろというのにスネークがジェミニとのにゃんにゃん動画をメタルに提出して怒られた。
「なぜ怒るんですかメタル先輩!可愛いジェミニじゃないですか!」
「あぁ可愛いさ!けど、わたしのフラッシュを不良の道へ突き進ませるのどうにかできないか!」
「もうメタル先輩の時代は終ったんっすよ!これからは俺がフラッシュ先輩を育てていくんです!性的な意味で」
「このドロボウネコ!」
「ざんねん!へびでした!」
「もうやだこの家族」
フラッシュは再び心が折れかける。
「スネェェェクッ!!!!」
ジェミニとホログラムが飛び込んでくる。
「何だジェミニくん!今お兄ちゃんとスネークは大切な話を…」
「煩い屑鉄は黙っていろ!!このクソヘビめ散々俺を玩具にしやがってケツを貸せぇぇぇ!」
スネークの尻尾を引っつかんで叫ぶジェミニ。
ホログラムがすかさずスネークの腕を掴み上げる。
「ぎゃああ助けて!!せんぱぁぁぁい!!」
「自業自得だスネーク」
「俺と」
『私が』
「『テメェのケツへ同時につっこんでやるからなぁ!!!!』」
「裂けるわバカぁぁぁぁぁぁ!!!!」
双子に連れ去られていくスネーク。
「…初めて後輩に屑鉄とか言われたよ」
しょんぼりなメタル。
「面と向かっていえるのあいつぐらいだよな。俺は絶対いえねーわ」
「え…たまにそう思ってるってことかい?」
「まぁたまに」
「なんということだ…フラッシュはお兄ちゃんのことスキスキーな感じだったのに…」
(そういうところが嫌なんだけどな…)
落ち込んでいるメタルの横でフラッシュは慰めの言葉も思いつかないので、適当に黙ることにした。
たぶん勝手に立ち直るだろうし。
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