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これは人間の感覚で言うと直腸にアルコール注入です。
 吸血鬼であるリングはドリルを専属献血主として雇用し、一緒に住み始めた。
 日雇い生活だったドリルは永久就職が出来て嬉しかった。
 酒カス気質のあるリングが散らかす空き缶を片付け、掃除洗濯をし、御飯である血を提供する。
 よくできた家政夫でリングもニッコリ―――していいのか戸惑いがあった。
 ちょっとしたきっかけでセックスをしたのだが、あれ以来ちょいちょいセックスをしてしまう。
 抗うことは無論できるのだが、ドリルを怪我させてしまいそうで消極的抵抗になってしまうし、気持ちよくなってくるとそのまま流されてしまう。
 次第にセックス内容も濃くなっており、今回は拘束された。
 いつものドリルのナニを噛まないように口枷の部分が輪になっている猿轡を噛まされ、そしてベッドの柵と繋がっている鎖付きの首輪とその首輪から手枷が繋がり両手はそれで拘束されている。
 既に何度か中出しされて腹の中に精液が溜まっている状態でアナルプラグの栓をされている。
「ええねぇ、似合うやん」
 うんうんと満足そうにドリルが言う。
「…っ」
 リングは不満げにドリルを見上げながら脚をもじもじさせて腰を揺らしている。
 アナルプラグが長めのタイプなので中で擦れるのだ。
「今日はね、じっくり舐めさせてあげよと思て…これオレの血な。採血してもらったやつ」
 輸血パックに似た形のものを取り出してきて、それを破って自分のナニの先端を少し濡らす。
 血の匂いに思わずリングは前のめりになり、じゃりっと首輪の鎖がリングを引き留めた。
「ぁ…ぁー…」
 猿轡の輪から覗く舌が伸びている。唾液の流れる量も増える。
 精液でも『食事』が出来ることは解った、しかし『満足』を感じるのは血なのだ。
 血で濡らした先端だけをリングの口の中というか、舌が触れられるところまで近づける。
 リングはドリルの亀頭をちろちろと舌で舐め始め、まだ伸ばすことができる手でナニを掴む。
「手はこうするんやで」
 リングの手に自分の手を重ねてドリルは扱かせはじめた。
「ぁぁぁ…ぁぁ…」
 ギチッギチッと首輪が軋む。首輪に刻まれたよくわからない文字列がチカチカと光る。これはリングの力を人並に抑え込むときに光るものだ。こういうものじゃないと軽々と拘束を引きちぎってしまう。
 リングの舌はえろい、血を舐めとろうと執拗に亀頭を這う。ただ口が閉じれないので飲み込むというのが難しい。
 ぽろぽろと涙をこぼし始めるリング。
「あぁ、泣いてもーた。ごめんごめん、ほら奥に出したるさかいに」
 リングの頭を掴みドリルは自分の腰ではなくリングの頭を激しく動かし始めた。
 唾液が掻きまわされるぐじゅぐじゅという音と反射的に抵抗する舌の圧力が気持ちよい。
 舌を堪能した後は喉の奥へ押し込み、喉奥が亀頭を刺激する感覚を味わう。
「はいどーぞ」
「~~~~ッッ…!!!」
 流し込まれる精液。目を見開いて体を震わせるリングのナニはドリルの視界からは見えないが勃起状態から汁が溢れ出ていた。
「今日は試してみたいことあってー」
 リングを仰向けに倒して両足を開いた状態を維持する拘束具を付ける。
 そして先ほどのパックの中をドリルの拳サイズのシリンジに移し、アナルプラグをずぼずぼと引き抜く。
 その感覚が堪らないのかリングは声を上げながら仰け反っていた。
 くっぱり開いてドリルの精液が垂れてくるそこにシリンジの先端を挿入し血液を流し込んで素早く栓をし直す。
「あーーっ…!?」 
 アナルプラグで良い感じに擦りこまれたかリングは体を跳ねて身悶える。首輪が光り続けている。
 手の爪がジャキンっと伸びている、怖い。拘束してなければ二次被害があったかもしれない。
 リングの身体は人間の身体を忠実に模写していると自慢していたので腸から直接吸収できるのでは?と思ったがちゃんとそうなってくれたようである。
「あへぇ…!ぁぁぁ…!」
 喋れないので間抜けな悲鳴を上げている。血を吸っているときかなり興奮していたのでそれが直接となるとかなりクる模様。
「かわいいなー、アヘってんなー。よしよし~」
 ドリルはニコニコしながらリングの腹を撫でながら勃起状態のナニを扱いてあげる。
 アヘりながらリングは射精していく。射精が止まらない、絶頂ナデナデはかなりイイらしい。
 しばらくして落ち着いてきたのでドリルはリングの顔を覗き込む。
 かなりぐしょぐしょになってしまっている。
「かわいいかわいい、美味しかったかー?」
 ドリルはリングの口の中へ指を突っ込み舌を撫で、舌がその指に絡まろうとしてくる。
 ガチガチと猿轡が鳴る。本能的に噛もうとしているのだろう。
「もう1本分あるねん、イこか♡」
 耳元で囁くとリングは意識を覚醒させ首を左右に激しく振りながらアーアー叫んでいる。
 口から入れてくれと言っているのだろう、だがそうしない。虐めたいので。
 もう一度同じことをするとそれだけでリングは射精した。
「あ~、もうオレの血で射精してしまうクセついてしまうかもな~」
 ドリルは苦笑しながら激しく悶えるリングの頭をよしよしと撫でた。

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