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百鬼夜行キャラがメインになってるのでどこに置こうか悩みました…
鬼たちは村の栄えている酒場に来ていた。
夕食のピークは過ぎていて、飲んだくればかりがいる。その仲間入りをしているわけだが。
エールを飲みながら鬼は肉を食べリンはナッツを食べている。
「リン、肉食べよ~?」
鬼はリンに肉をひと切れ口元へもっていく。リンは視線を動かすことなくそれを食べる。
「美味しいね~?」
のんびりとやり取りをしているとフラりと一人酔ってきた…もとい寄ってきた。
踊り子の姿をした美女だ。酒場で知り合った冒険者のツンドラ。
別世界では中性的な雰囲気を持っていたがこの世界では完全に女性だ。そして格好がエッチだ。
彼女は微笑んでリンの肩に手を置く。
「久しぶりだねぇ~!僕たちさっき帰ってきたところでね、ねぇねぇ暇なら飲み比べリベンジしない?」
リンに口の動きが読み取れるように顔を近づけて誘惑してくる。
以前飲み比べ大会が酔っ払いたちの中で始まっていて、それにリンも参加したのである。
意外かもしれないがリンも元々スターリングなわけで、めちゃくちゃお酒が大好き。
鬼はハラハラしながら見守り見事ツンドラとは引き分けに終わったのであった。
「いい、よ。やる」
頷くリン。
「そうこなくっちゃ!ロールちゃん、蒸留酒持ってきてくれないかい!」
「は~い!ほどほどにね!」
どどん、と小樽を置かれる。この世界…というかこの地域の蒸留酒は香りがついているのでジンかなーと鬼は思う。
ウォッカが恋しい、無味無臭なので水の代わりにもなるのに…と割と真面目に思っている。
ちなみにビールも水扱いをしているので水の判定がガバガバなスターリングだ。
「では!」
リンとツンドラは乾杯しあって飲み始めるのであった。
ぐったりするツンドラとリンをそれぞれのパートナーはお姫様だっこしていた。
「普段は上品に飲んでいるんだがな…」
「大変ですね…」
トーチに相槌をうつ鬼。
結局勝負はつかなかった。二人とも幸せそうにすやすや眠っている。悪酔いしないのが二人の特徴かもしれない。
はしゃいでしまうのは飲み友達感覚があるのだろうか?謎である。
二人はそれぞれの寝床に戻って介抱するのである。紳士なので。
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