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リングの受難。リングとスカルは女の子
骨輪
 赤い鎧を着た赤毛の女は手にしたチャクラムを投げて襲い来る触手を刈っていた。
 このダンジョンに入ってまだそんなに時間は経っていないのだが既に女の息は上がっている。
「スカル!こっちにばかりくるんだけど!」
「こんなガリより肉のついてるお前のが美味しそうだからじゃないか?」
 白い服、白い髪の細身の女がナイフでスパスパと流れてくる触手を切りながら答えた。
 二人はリングとスカル。とある理由でこんな不愉快なダンジョンに来ていた。
「行くぞリング」
「スカル待って待って待って!!!!」
 容赦なく歩き出すスカルにリングは触手から逃げるように追いかける。
「こんなところにツンドラが通っているとは…キズモノにされてはいかない」
「わたしの心配は!?ねぇ!?わたしの!!!!心配!!!!!しろーーーーー!!!!」
「ツンドラが心配じゃないのか?」
 ギロリとスカルに睨まれてリングはヒェっと体を竦める。
「し、しんぱいだけど…いえ、心配デス…」
「…」
 歩き出すスカル。
 ガコンッとスカルの足元が不穏な音とともに沈む。
「ん?」
 そのまま気にせず歩き出す。
「あぎゃあああああ!!!!!」
 上から降ってきた媚薬スライムに襲われるリング。
「またか…」
 スカルは足を止めてリングを見守る。
 このダンジョンのトラップは殺傷力がないということは把握済みなのでスカルは助けようともしない。
「た、たすけっ…いや、ひっ!」
 透明なスライムの中に身体を埋めるリングは顔を赤くする。
 中は良く見えて、装備が解除されていきリングの下着がずるりと降ろされていた。
「あ、やぁ!やだやだやだ!!!!あーーーー!キてる、なかぁ!!」
「ふむ、良く見えるのは不思議な感じがするな」
 脚を広げられ秘所が丸見えなリングの姿を見ながら感心しているスカル。
「助、けっ…しゅかりゅ…たしゅけへぇ…!」
 媚薬が聞いてきているのか呂律が怪しくなってくるリング。
 スライムの核がリングの押し広げられている秘所へ潜り込んでいくとリングを包んでいた粘液たちも吸い込まれる様に核へ続いていく。
「ひっ…ひぃ…」
 粘液でねとねとになったままのリングが床に転がされる。
 腹部には淫紋が浮かんでいた。
「濃厚な媚薬を長時間受けるトラップか?」
 ニヤリと笑うスカル。
 リングは転がったまま自分の身体を抱きしめてブルブル震えはじめていた。
「リング?」
 スカルの細い指がリングの頬を撫でる。
「ひゃぅっ」
 涙を零しながらリングは悲鳴を上げて身悶える。
「さ、さわら、ない、でっ…!」
「触るよ?気持ちいいんだろ?」
「やぁぁ!」
 抵抗するリングだが、ただ触れるだけでも快感が身体を走り抜けるので抵抗らしい抵抗などできなかった。
 スカルはリングのあらわになった胸を掴んで優しく揉みはじめるとリングは面白いほど身悶えた。
「ああああああああ!!!!!」
「かわいい…」
 舌舐めずりしながらスカルはリングの身体にキスを落としていく。




   ◆◆◆◆



 全身にキスを落としたころにはリングはもう蕩け切っていた。
 蕩けた顔は恍惚としていて漏れる声も甘い吐息のようだ。
 不意に腰がガクガクと震えはじめるのでスカルはどうしたのか尋ねる。
「おなかっ…うごいて、きもちいいのっ…きもちいい…」
 どうやらスライムの核はリングの膣の中で元気よく跳ねているらしい。
「じゃあ飛び出さないように蓋しとこうか」
「すか、る…?」
 スカルが下半身を脱いでそのままリングの脚を持ち上げてくる。
 そうして己の秘所をリングのどろどろになっている秘所へこすり付けはじめた。
「ひぁぁぁぁっ!!!!!」
 嬌声を上げながらリングは歓喜にみちた顔でスカルを見る。
「すかるっ…!すかるっ…!」
「自分から擦ってきて淫乱な雌犬だよお前は」
「きもちいい、きもちいぃぃ…!!!」
「お前ばっか気持ちよくなってんじゃねーよ」
「ふぁぁっ…ごめん、なしゃいっ…すかゆ、すかゅ…!!!」
 リングは恍惚の表情のままスカルの脚にしがみ付きながら腰を揺らした。




   ◆◆◆◆



 スカルは気絶しているリングを担いで村の酒場に戻るとツンドラがいた。
「スカル!行き違いになってたねぇ!」
 酒場の看板娘に伝言を頼んでいたのが伝わっていたらしい。
 二人はこのツンドラを追いかけてここまでやってきていたのだった。ただトラップのせいで目的を忘れて楽しんでしまったがリングが喋らなければ問題ないのだ。
「そうか。あんなダンジョンに入ってお前は大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ!罠にかからないからね!」
 その言葉に後ろで座っていた騎士が負のオーラを放っていたがスカルはスルーをする。
 リングと同じ匂いがしたので。
「リングどうしたの?大丈夫?」
「トラップに掛かっただけだ。そのうち気づくだろ」
「んぅ…スカル…?」
 タイミングよく気づくリング。
「あぁ、スカル…」
 怪しい目付きでリングはスカルにキスをし―――
「おわーーーーっ!夢じゃない!!!」
 思いっきりスカルの顔を掴んで押しのけていた。
 ツンドラは「素直じゃないな~」なんてのんびりしたことを呟いている。
 そうして無事戻ったリングとスカルはこのあとツンドラの彼氏紹介に暴れるのだが別の話である。

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