menu

「可愛い顔するなぁ…」

 スネークは見下ろしながらそう呟く。

 目の前にトルネード。

 スネークはトルネードに跨って、トルネードのナニを下半身で擦ってやりながら喘ぐ姿を楽しんでいた。

 スネークによるコード接続によりトルネードの感覚は全て狂わされている。

 視覚を弄ってやった、トルネードは目の前のスネークをジェミニだと認識している。

 身体の自由を奪ってやった、トルネードは拘束されていると認識している。

 第三者からみればトルネードが何の抵抗もせずスネークにされるがままという姿に見えるだろう。

「じぇみ、にっ…もう、辛いっ…じぇみにっ…!!」

 涙を流しながらトルネードが訴え始めた。

「イキたいのかぁ?そうだよなぁ、俺の中に入れてスッキリしたいよなぁ?」

 スネークはニタリと笑いながらトルネードのナニへ手を添えて強く刺激し始める。

「うあっあ、あぁぁっ!!!!」

 ガクガクと震えるトルネード。

 しかしイキたくてもイけないのだ。

 スネークが操作して廃油排出を止めている。

「じぇみに、どうしてジェミニ…」

「お前の顔が可愛いんだもん」

 トルネードに答えながら頬にキスをする。

 本当に可愛いから唇にキスをしてやりたくなるが、残念なことにスネークの舌はジェミニより長い。

 スネークだとバレてしまっては面白くない。

 スネークはちゅっちゅっと軽いキスをトルネードに落としていく。

「じぇみに…」

(あー、キスしてほしいのか)

 スネークは苦笑しながら長い指をトルネードにねじ込んだ。

「んぅ、んっ……」

 トルネードの口の中はどろどろになっていて、熱い。

 涙をぽろぽろ零しながら指を懸命にしゃぶってくる。

(なんでこんな可愛いんだ…なんか懐かしい感じがするし…)

 少しロックの面影を見てしまい、スネークは思考をストップさせた。

 今は、ライト博士の所に厄介になっているが自分はDWNだ。

 DRNが恋しいわけじゃない。そんなことが、あるわけがない。

 DRNに戻りたいとか、そんなこと思っていないはずだ。

「もういいかぁ…」

 スネークは指を引き抜いてそのままキスをする。

「うっ…!?」

 トルネードの瞳に光が戻る。

「うっん、んぅ!?」

 目の前のスネークに混乱しているのかトルネードは呻くがスネークの舌が喉の奥まで入り込んでくる。

「っふ、ぅ…」 

 震えるトルネードが可愛い。

 スネークは喉の奥で笑いながら廃油排出を弄っていたものを正常に戻す。

「ぁっあ、あぁぁっ……!!?」

 いきなりの感覚にトルネードは悲鳴を上げながらイってしまう。

「やっぱイキ顔かわいいなお前。」

「す、すねーく…?なん、で…?」

「ん?可愛がってやってるだけだけど?ずっとジェミニだと思ってた?ジェミニの名前呼んじゃってかぁわいー」

「っ…」

 顔を真っ赤にさせるトルネード。

「俺を抱いてもいいんだぜ?」

「不埒な!お前は誰でもいいのか!?」

「なに怒ってんだよ。セックスも遊びの一つだろ?あぁ、お前は慰めるためにジェミニを抱いたんだよな」

「それ、は……お前がそれに対して怒っているのなら、謝る。すまなかった…」

(あれ?こいつ俺が怒ってるからこんなことしてると思ってんのか?)

 あまりに真面目すぎてびっくりするスネーク。

「…お前面白いな」

「は…?」

「俺お前のこと好きだぜー?」

 スネークはニコニコ笑いながらトルネードにキスをする。

「好き?は?意味が…」

「嫌われて無いってことじゃねーか。続きする?」

「結構だ!!」

「ケチ」

 スネークはそう呟きながらハッキングコードを引き抜く。

「うっ…」

「可愛い」

「う、うるさい!俺は可愛くなんかないぞ!!」
top