menu

 コピーロックとは色々とあったが、第三次世界征服が失敗したその後―――

 RWNの意識が完全になくなったのか、それとも壊れてしまったのか…

 コピーがジェミニに話しかけるとそれなりの反応を返してくれるようになっていた。

 あれだけコピーを無視していたのに、だ。

 ロックとはもう顔を合わせられないからなのかもしれない。

「ジェミニ、美味しい?」

「あぁ」

 紅茶を啜るジェミニは相槌のような返事を返す。

 反応してくれるといってもこの程度だ。

「シャドーのところに戻れ」

「やだ。シャドー僕の相手してくれないんだ。シャドーってスネークが好きなんだよ知ってた?」

 コピーは目を細め、ジェミニに顔を近づける。

「ジェミニは?ジェミニは誰が好き?僕?それとも―――」

「黙れ、壊すぞ。」

「いいよ?ジェミニに壊されるの。…できたらの話だけど」

「っ…?」

 ジェミニはバランスを崩してずるりとソファから落ちる。

「紅茶にちょっと薬をね。オイルの流れが少し遅くなるだけだよ、安心して」

「おま、え…」

「ジェミニ」

 コピーはジェミニの頭を掴む。


「僕は君が好き」


 その言葉に、ジェミニは一瞬目を見開くが、すぐさま苦痛の表情を浮かべた。






 コピーはジェミニが暴れ出さないようにベッドへ手足を縛りつけ、馬乗りになった。

「抱いてっていってるのに抱いてくれないから、これはジェミニが悪いんだよ…。

 僕だって男の子だから溜まっちゃうんだよねー」

 クスクス笑いながら、何やら端末機を操作して、そこから伸びるコードをジェミニのメットに接続する。

「あうっ!?」

「いい声…僕相手でも気持ちよくなれるように調整してあげるね」

「やめ、ろっ…あ、あっあ……」

 快楽のパルス信号を流されてジェミニは涙を溜めながらガクガクと身体を振るわせ始める。

「さて、ふふ…美味しいそうだよジェミニ、いただきまーす♪」

 ズボンを脱がし、半立ち状態にそれをコピーは小さな舌で舐め始める。

 ぺろぺろとした刺激がもどかしい、思わず脚が動く。

「どうしてほしいの?言ってくれないのと僕わからないよジェミニ」

「っ…だ、れがっ…言うか…!!」

「いいの?このままで?」

 コピーは端末を操作する。

「っあぁぁぁ!!!!」

 パルスが強まり全身に強い快楽が襲う。

「ジェミニ可愛い声出すね?僕より可愛いんじゃない?」

「ふっう、ぅぅ…!!」

 唇を噛み締め、涙と涎を流しながらコピーを睨む。

「んー、ちゅ…んっ……」

 コピーは目を細めながらジェミニのナニへキスをしたり、舌で舐るように刺激する。

「あー、何か垂れてきたよジェミニー?これなにー?ねぇ、なにかなぁ?」

 先端から先走りが流れ始めて、コピーは舌を離して問いかける。

「っ……」

 顔を真っ赤にするジェミニ。

「どういう刺激が欲しいの?」

「…」

「言ってよ?じゃないと勝手に進めるよ?」

 コピーはジェミニのナニの上へ腰を持っていく。

「入るかなぁ?頑張るね、ジェミニ」

「な、…いや、やめっ……!?」

「嘘。ずっとこうしたかったくせに、本物に!!!」

「あ、あっ…ああああああ!!!?」

 ジェミニのナニが、コピーの小さな身体の中へ飲み込まれていく―――





「ん、あんっ…あ、ジェミニ、ジェミニ好きだよ、もっと愛して、ねぇジェミニ…」

 熱で潤んだ目を向けて、コピーは腰を動かしながら言う。

「はっ、ふ…ロック、ロック……」

 ジェミニは涙を流しながら、快楽の刺激に震えていた。

 接合部分からはぐちゅぐちゅと水音がする。

「気持ちイイでしょ?本物と同じだもん。ふふ、ジェミニ可愛いよ…。

 とっても可愛い…僕は、ジェミニが好きなんだ」

「う、うぅぅ……」

 ごぽ、と廃油が溢れてくる。

 ジェミニがまた中で排出したのだ。

「ふふ…いっぱい出したね」

 腰を上げるコピー。

 ずるりと引き抜かれたナニのあとから、廃油がどろどろと垂れてくる。

「ジェミニ」

 コピーはジェミニの頬に手を添えてキスをする。

「っロック…ごめんロック、ごめん」

 ジェミニの目は焦点が合っておらず、明らかに正気ではない。

 しかしコピーは満足そうに優しい笑顔を浮かべる。

「どうして謝るの?ジェミニ」

 小さな指でジェミニの唇をなぞる。

「ロックを、汚したくはっ…なかったんだ…」

「嘘つき。知ってるよ。僕を犯したかったってこと」

「っ…」

 涙を流しながら首を振るジェミニ。

「いっぱい出したくせに…」

「ロック…許してロック…」

「許すわけないじゃないかジェミニ…嘘つきは、嫌いだよ?」

「う、うぅ…」

 キスで口を塞がれる。

 小さい舌が侵入し、ジェミニはその舌へ己の舌を絡ませにいく。



「コピー、お前何やってるんだ」

「あ」



 コピーはスネークの肩を掴まれて引き剥がされる。

「邪魔しないでよジェミニと愛を深め合っていたのに」

「…戻れ」

「ちぇっ…楽しかったのにな」

 コピーは身なりを整えると素直に部屋を出て行った。

 スネークはジェミニの拘束を解き、メットに繋がっている端末のコードを引き抜く。

「っ…あ?すねー、く?」

 ジェミニは身を縮めるようにスネークから離れる。

「ち、がう、俺は…違うんだ、俺は…俺は…」

「あぁ、お前は俺とヤってたんだよジェミニ」

 スネークはジェミニを捕まえ抱きしめる。

「お前と?」

「そうだよ、なんだ?ロックマンとヤってた妄想でもしてたのか?夢だそんなもん。

 俺が忘れさせてやるからさ…ねぇ?ジェミニ、抱いてよ」

「……」

 ジェミニは、スネークの言葉に囁かれるまま押し倒される。

「コピーが何を言おうが、あいつの感情なんか全部ニセモノだ。

 ロックじゃない。でも、俺はホンモノだからジェミニ…」

「―――あぁ」


    ◆◆◆◆


「シャドー、あの蛇男どーにかしてよ。僕の楽しみをいっつも邪魔するんだけど?」

「なんで俺にいう」

「お前あいつのこと好きなんでしょ」

「好きだが、拙者は恋愛の類はさっぱり理解できないでござるよー」

「誤魔化しやがってニセ忍者め」

 ご立腹なコピー。

「…コピー殿も感情の類は、諦めているのだろう?どう想いが本物であってもニセモノなのだ」

「…あぁ、僕とニセ忍者が同種だと思うとすごく嫌だなぁ。死ねばいいのに」

「可愛い顔してそんな毒舌吐くなでござる。そんなに寂しいなら俺が相手してやろうか?」

「残念だけど、僕は君のこと好みじゃないんだよね」

「奇遇だな、俺もだ」

「じゃあ言わないでよ」
top