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椅子に腰かけるアシッドは下半身だけ脱いでいる状態だ。
そしてその足元にブラストが蹲っていた。
両手は後ろ手に拘束されていて、そしてアシッドの剥き出しの脚に自分の下半身を擦りつけて喘いでいた。
「はっ…はぁ…はっ…あ…」
(まるで犬だな)
蕩けた顔が可愛く思う。
「っう…ぅぅ…」
脚に熱い体液を浴びせられる。
アシッドはぷるぷる震えて達しているブラストの頭を撫でながらその脚をもっと押し付けた。
「あ、あぁっ…」
「染みこんでお前の匂いがつきそう」
「そうなってくれると、うれしい…」
「これ以上脚にマーキングされても困るよ」
ブラストを蹴り倒す。正しくは脚で軽く押しただけではあるが。
アシッドはブラストの上に乗りかかってくる。
「俺の中にマーキングはしなくていいのか?」
****
ブラストを覚えているアシッドの中は容易にブラストを受け入れてくれる。
初めての出会いが記憶が曖昧であっても、今ブラストはアシッドが愛おしい。
年上で、偏屈で、気分屋な性格ではあるけれど真摯に向き合ってくれるから好きだった。
ギアの後遺症なのか、胸の奥底から湧き上がってくる黒い感情もきっと、自分の中にあるものの一部なのだと思う。
こうやってアシッドを乱暴に抱いてぐちゃぐちゃにしてしまうのも、認めたくない心の中にある一部なんだ。
長い髪を床に垂らして乱れるアシッドの後ろ姿は何度見てもイイ。
「ぶら、す、と…ぶらすとォ…!」
「イっていいよ、先にイキなよアシッドさん」
ブラストはアシッドの逃げる腰を捕まえて奥まで貫く。
その衝撃で達するアシッドの中は痙攣で絡みついてきて気持ちが良い。
ぐったりするアシッドをオナホのように犯すのが最高に良かった。
まだアシッドは意識はあるのだが、言葉になっていない声を漏らすばかりだ。
「アシッドさん、中に出してほしい?外?」
「なかぁ…なかくだ、さ、い…」
言葉を必死に絞り出すアシッド。
言葉にした瞬間激しい攻めに襲われてアシッドの思考は完全にぐちゃぐちゃになる。
わけのわからぬ声をただ漏らしてブラストの熱を受け止めた。
「まだ意識あるねアシッドさん。気絶するまで終わらないけど解ってる?」
「―――…」
呂律の回っていない声を漏らすので何を言っているのかわからない。
「俺も休憩したいからアシッドさんだけ気持ちよくしてやるよ」
「ひぅ…」
引き抜かれ、そのまま抱き上げられたアシッドは椅子に座らされる。
「ほら脚開いて?閉じないようにしてくれよ?閉じたら終わりな?」
「んぅ…ぁっ!ひぅ!!」
ブラストにナニを咥えられてアシッドはガクンと体を跳ねさせた。
「ひっ…あ、あぁぁ…」
崩れないよう背もたれにしがみ付きながら、脚を無意識に閉じぬように椅子の脚にひっかけてきつい体勢になる。
「アシッドさんめちゃくちゃえっちだよね…」
****
「お前どっかいってしまうじゃないか」
アシッドはぽつりそんなことをいう。
「また会いに来るのに?」
「……」
ブラストの手をアシッドは手に取り、握る。
「……アシッドさん」
ブラストはそのままアシッドを引き寄せ抱きしめる。
「俺、アシッドさん好きだから。どっかいくわけないよ。ずっと一緒だよ」
首に巻いているチョーカーを外してアシッドの手を首に持って行かせる。
「ほら、アシッドさんの印あるし。いつでも一緒」
火傷の痕を触らせながらブラストは微笑んだ。
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