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これは司さんに肉付けお願いねとぶん投げたメモ。
無茶ぶりし過ぎである。どうなったかは本を買ってクレメンス。(忌譚になります)
森へ入っていく

少しして開けた場所へ出る

うねっていた木々の枝や根はいつしか無数に折り重なった蜘蛛の糸になっていたし

佇むみこの表情は悲しみをおびている

「いらっしゃいましたか、奏さま」

「みこ、が…蜘蛛のあやかしだというのか…」

「沙汰を救ってくださいますか」

「みこ…」

「奏さま」

みこの姿が土蜘蛛へ

「土鎌も、お前も…救いたいと、思った。あやかしから解放されてお前たち二人で幸せに暮らせればと…思っていたのに」

「見込み違いでしょうか、奏さまは沙汰を救ってくださるほどのお方だと思っておりましたのに」

「みこ…私は、お前も」

「奏さま」

土蜘蛛の脚が伸びる

刀で打ち払うが、手元が狂ったのか刀が勢いで手もとから離れて地に刺さる

「っ…」

拳を構える奏に、みこはゆっくりと微笑む


*****
以下沙汰が死ぬときのあれ
*****

かすかに息がある沙汰を抱き上げる奏。

「土鎌の!」

「…おれ、をみこさまの…ところへ…みこは…畑に、いるんだ…」

沙汰は虚ろな目で宙を見つめる。

「目の前で炭のようになってしまったみこが哀しくて…辛すぎて…ずっと、おそばに…いたくて…ずっと…ずっと…一緒に…みこ…」

「死ぬところを見ていたのか…」

「みこ…この沙汰は、ずっとおそばに…」

ずしりと重くなる沙汰の体

「土鎌…」
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