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双子が奏さんのお尻をいじくる話2
巻も禄も奏に対して良い感情を持っている。
真面目で少し不器用なところが可愛いのだ。そう、可愛いのだ(大切なので二回いいました)。
今も可愛い。
伏し目がちになってそわそわしている。
これは待ちの体勢。自分から言い出せない故にそわそわするしかないのだ。
禄と巻はにんまり笑う。この辺は双子だなと感じさせる反応だ。
「正法院さん、一杯だけでもどうですか?」
禄が声をかけると奏はビクっと肩を震わせて顔を上げる。
まだ何も始まっていないのにもう赤い…耳まで赤くならなくても…と禄は苦笑する。
恐らく思い出して恥ずかしくなっているのだろう。
「い、いただく…」
消え入りそうな声で奏は答えて、杯を出してくるが手が震えている。
「奏さんも少しずつ飲めるようになってきてて、巻たちも嬉しいです」
巻が震える奏の手を支え、禄は酒を注いだ。
奏は息を呑み、そしてグイっと仰ぐように一気に飲み込む。
「はぁっ…」
息を吐く奏。
実際少しずつだが彼も飲めるようになってきていた。
「いい飲みっぷりですよ正法院さん。でもそんなに急がなくてもゆっくり飲んでくださいね」
「す、すまない…」
再び禄に注がれ、今度はゆっくり飲んでいく。
「っ…はぁ…」
深く息を吐きながらも奏は畳に手を突いた。
「ろ、禄…」
再び杯を突きだしてくるが、禄は微笑んで杯を取り上げる。
「え、まだ、ちゃんと酔えて…」
「奏さん、酔いつぶれるのもったいないと思うんですよ」
「そうですよ、そろそろシて欲しいときはきちんと欲しいって、いってほしいなぁ」
「そうですそうです」
双子に両側から抱き着かれ奏は狼狽する。
「奏さん、シたいんでしょう?」
「……し、したい」
◆◆◆◆
布団の上で全裸になった奏は顔を手で覆いながら双子の前で脚を開いていた。
「奏さん、今日はどっちを気持ち良くしてほしいですか?」
「ッ…」
奏は涙目で巻を視る。
「んも~今更恥ずかしがらないでくださいよ奏さん…ここがすごく欲しいって身体が言ってる方がもっと恥ずかしいんですよ?」
巻の指が奏の秘所に潜り込み、奏は仰け反るように跳ねて嬌声を上げる。
「何も言わなくても全部気持ちよくしちゃうから正法院さんも甘えてしまうんですよねぇ?
いいんですよたくさん甘えてください」
禄は悶える奏の頭を抱きしめる。
「今日はここ、気持ちよくしてあげましょっか」
「んぁっ…」
禄の小さな指が奏の口へ挿入されて、舌や口腔を撫ではじめる。
奏は気持ちよさそうに目を細める。
禄は奏がゆるゆるとした愛撫に身を委ねるのがとても好きなのを視て知っている。
大人が子供二人に淫猥なことをされているという、なんとも世間体が危ぶまれそうな光景になってはいるのだが、
一部精神が成熟しているのか怪しいところがあるので奏はそこまで頭が回らないだろう。
なので禄は「僕はそこに付け込んでいるんだなぁ…」なんて罪悪感を感じている。
でも奏を気持ちよくしてあげたいという歪んだ感情も持ち合わせてしまっている。
「正法院さん、少しだけこれを飲んでください」
「んぅ…?」
禄に言われるがまま、奏は流しこまれた水のようなものを飲む。
「正法院さんにとってお酒は毒のようですから。少し気分が高揚する薬を飲んでもらいました。
今日はお酒の量も抑えましたし、また違った興奮が味わえると思いますよ?」
「ひっ…こわい、気持ち良すぎたら…わたし、こわい…」
「大丈夫ですよ、僕たちがいるんですから」
「そうですよ奏さん、何も怖くないですよ」
身体が熱い。
いつもの酒から来るダルい熱さではなく、快楽を求めて体が熱を放っているかのような―――
「もっと、巻…もっとぉ…!!」
奏は涙を溢しながら巻に哀願する。
布団は奏が悶え続けてぐしゃぐしゃに皺寄ってしまっている。
四つん這いに、尻を突き上げて泣きじゃくっている奏。
「巻、僕が変わるから正法院さんを抱きしめてあげて」
「うん」
巻はよしよしとあやしながら奏を抱きしめるのを確認してから禄は張型を捻じ込んで、感じるところを攻めていく。
「~~~~~!!!!」
奏はガクガクと震えながら巻を抱きしめている。
何度目かの射精。
本来なら巻の中で受け止めてあげれればいいのだが、まだ早い。
「う、ぁぁ…でてる、からっでてるからぁ…!ごりごり、やめてっ…でてるのに、きもちいいのやだぁ…!!」
「それがいいんですよ奏さん。射精しながらゴリゴリされて気持ちいいんでしょ?怖いんじゃなくて気持ちよすぎて」
「あ、あぁぁぁ……!!!」
涎を垂らしながら奏は痙攣をおこす。
再びイっているのだろう、そしてそれを知りながらも禄が奏の一物を扱いているのだ。
もう出ていないのに絶頂する感覚に奏は意識を手放すしかなかった。
巻にぐったりと寄りかかる。
「奏さん気絶しちゃった」
「ここまでだね。結構もつようになってきたね」
「そうね」
二人は愛しそうに奏の頭を撫でた。
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