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IF話。ナミとのえっちが書きてぇなーとか思いながら書いたやつですね。
 飛頭蛮はそっと襖を開けて部屋に入る。

 その部屋は奏が眠る場所で、彼は布団の中にいる。

 その布団へ飛頭蛮は近寄り、手を添える。

 微かな震えと呻き。

「…辛い?」

 飛頭蛮は小さく問いかける。

「辛いなら頂戴?ねぇ、あの娘に迷惑かけたくないんだろう?」

「う、あっ…」

 飛頭蛮は掛布団を奪う。

 顔を紅潮させた奏がそこにいる。

 息を荒くして、乱れた着物を整えようと片方しかない腕でグイっと裾を引っ張っている。

「土蜘蛛の毒って、食べたことないからわからないけど気持ちイイんだろう?」

「っ…」

 涙目で唇をかみしめる奏の顔を掴んで飛頭蛮は接吻をする。

 喉の奥で奏が唸る。

「あは、大きい…オレ大きいの好き」

「や、めっ…」

 奏は抵抗らしい抵抗もできないまま、飛頭蛮にナニを咥えられて喘ぎ始めた。

 毒で奏の意識はすぐに快楽へ飲み込まれていく。

「鬼もいいけど人間もいい、人間だとお腹がいっぱいいなる」

「あ、ぁぁぁ…」

「生きてる人間の首を噛みきったことある?

 あれ血がすごく出て美味しいよ。お前は食べないけどね、あの娘が悲しむから」
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