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IF話。
交わってからどれぐらいの時が経ったのかはお互いわからない。
巣の中に籠ってしまえばそれはもう神子だけの世界なのだ。
「っ~~~…!!!」
神子の上に被さる奏は声にならぬ声をあげながら身悶える。
「ふ、ふ…かわいい奏さま…」
神子は愛おしそうに奏の頬を撫で、そして親指をその開かれた口の中へ差し込むとねっとりとした熱い舌が触れてくる。
「あーーー…」
奏の腰の痙攣は治まらない。
神子の蜘蛛と化した下半身にある『性器』に奏のそれはがっちりと飲みこまれており、延々と催促するようにその肉壺は蠢くのだ。
その極上の快楽に奏は抵抗もできずだらしない表情で声をあげるしかなかった。
「もっと欲しいわ奏さま、もっと出せますでしょう?奏さまの魂は、まだとても濃いですもの…」
神子の豊満な胸元にぼとぼとと黒く柔らかいものが落ちてくる。
妖蟲だ。
「うあっ!ぅぅぅ!!!」
奏はそれに気づいて逃げようと身を起こすが身体に巻きついた蜘蛛の糸がギチギチと食い込んでくる。
「逃がさない」
「う…」
脚に蜘蛛の糸が絡まる。
それは神子と自分を繋ぎ止める。
奏は動くこともできなくなったが、代わりに神子が動くということだろう。妖虫の一匹が這いずって奏の後ろに回り込む。
「ひっ」
「ふふふ、可愛い声。久しぶりのお尻は気持ちいいでしょう?奏さま」
「ふっ…ぐっ…うぅぅ…」
歯を食いしばって快楽と上げそうになる嬌声に耐えているが、涙は溢れ涎もだらだらと垂れ流れて神子の腹を濡らす。
声を押し殺す姿が面白いと感じた神子はニヤニヤと笑いながら体内に入り込んだ妖蟲の動きを操る。
腸内を隈なく蹂躙し、感じる部分を執拗に攻める。
「ヒッ…ヒィッ…ァッアァァァ…!!!」
仰け反りながら大きく痙攣をおこす奏。
熱いものが勢いよく神子の中へ射精される。
「あぁ、あついものが止まりませんわ奏さま…いっぱいでてますね、ふふ、止まりませんか?ふふふ」
「み、こ…やめ…みこ、しぬ…」
「まだ大丈夫ですよ奏さま…ふふ、がんばって正気を保ってくださいませ…」
神子は妖蟲を撫でながらいう。
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寒い。
凍えそうなほどに寒い。
「奏さま…」
愛おしそうに抱きしめてくれる神子は柔らかくも冷たかった。
「神子の中にたっぷりと熱い子種をだしてくれましたね。いっぱい子を産めますわ…」
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