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まきかなみこ
「やだ、みこさんやだぁ…」
いやいやと言いながらも色っぽい巻の声。
「ふふ、可愛らしいこと…」
「んぅ…」
みこに接吻されて巻は全身を震わせる。
「ぁぁ可愛らしい娘…もっと気持ちよくなりましょうね?」
「あんっ!ぁ、ぁぁぁ…!!!」
貝合わせをし始める。
みこと巻の愛液が混ざりあっていやらしい音が響く。
「あっぁ……」
巻の目に光はない。
みこの体液に毒が混じっているせいだ。
下半身からくる強烈な快楽に巻は潮を吹きはじめるがみこはクスクスと笑いながらやめようとしない。
「かわいらしい、こと…」
「ひぅ!」
みこが巻の首筋に噛みつく。
ちうちう、と軽く血を吸ってあげると巻は恐ろしいほど体を痙攣させて喘いだ。
「ふ、ふ…奏さまも混じりたい?」
みこは奏を見る。
蜘蛛の糸に捕らわれた奏は巻と同じ目をしていた。首筋に何か所か噛み跡が残っている。
しかし少し意思は残されているらしくビクりと反応して見せた。
「血を吸われたいかしら…?それともこの娘を貪りたい?」
みこは軽々と巻を抱き寄せて、その細い脚を掴んで広げさせる。
奏の光のない瞳が巻に釘つけになっているのが解った。
「ふふふ、ダメよ、この娘は私のもの。ねぇ?巻」
「はひぃ…みこさぁん…」
呂律の回らぬ返事をしながら巻はみこに抱きついて自ら接吻を強請る。
「巻、もっと気持ちよくなりましょうね?」
妖蟲が湧き出てくる。
「や、だめぇ…!」
「ふふ…」
妖蟲で巻と繋がりあったみこは巻の脚を掴んだまま揺さぶる。
「やぁぁ!!!きもちぃぃィィ…!!それらめぇ…!イイよぉ、やだぁ…!!」
あまりにも強い快楽に泣きじゃくりながら巻はいやいやと首を振る。
「奏さまより気持ちいいでしょう?巻」
「いいよぉ!みこしゃんのすきぃぃぃ…!!」
「素直な子、好きよ…」
「あっあっ…ぁ…」
巻は涎をだらだらと垂らしながらビクビクと震えていた。
今は巻のみが妖蟲に犯されている状態で、みこの手で陰部より出ている蟲の尻尾を引っ張られてその刺激に悶えるばかりだ。
「ふふ、そろそろ奏さまも相手してあげましょう」
みこは巻を抱き上げて奏の元へ歩む。
「ほぅら巻、お前の好きな奏さまですよ」
「あ、かなでしゃん…かなでしゃん…」
巻は笑みを浮かべながら奏のナニへしゃぶりつく。
「っうぁ、あぁ、ぁ…」
「嬉しい?奏さま」
みこは問いかけながら奏の頭を掴んでキスをする。
巻の時とは違い、深く深くキスをした。
「ッ――!!!」
喉の奥で唸りながら奏はガクガクと巻と同じような痙攣を起こす。
その目は白目を向きかけ涙が止め処なく溢れてくる。
「あー…かなでしゃんの…いっぱぁい…」
奏の白濁を頭からかぶりながら嬉しそうにする巻は、まだ止まらぬその先端を口に咥えて飲みはじめる。
「ぷぁ…ふふ、奏しゃんのぉ…もっときもちよくしますねぇ…?」
巻は奏のナニを手で擦りながら、陰嚢を口に含んで舌で転がし始めた。
「ふふ、巻は奏さまの気持ちよくなるところ知ってるんですのよ。教えましたからね」
「っ…!っ…!!!!!」
奏は泣き叫んでいるのだが、口は蜘蛛の糸が巻き付いていた。
「血がでるまで巻に搾り取られましょうね?奏さま」
「あは、濃いぃ…美味しいですよぉ奏さん…」
ゴクン、ゴクンと巻は奏の精液を呑みこんでいく。
「もっと欲しいです奏さぁん…わたしもっと飲みたいんです…かなでさんの子種…」
****
「もっとでますよ奏さん、巻のお腹が膨らむまで出してくれたじゃないですかぁ」
「ひっく、もう、出ない…巻、許して…」
「だめですー」
巻はクスクス笑いながら奏の首筋を舐めたり噛んだりする。
奏は既に限界に来ているのだが、毒に犯されている巻にその判断はできない。
もう奏は泣いて許しを請うしかないのだ。
「ふふ、可哀想に巻は奏さまにイカされておりません。手伝って差し上げますよ、奏さま」
「わぁありがとうございますみこさん」
「いや、いやだっ…!」
無理やりみこに口を開かされ、奏はその流れてくる毒の唾液を飲まされた。
そこから微かに残されていた理性はぶつりと切れた。
膳を運んできた巻は奏の姿を見て表情を曇らせる。
蜘蛛の糸に拘束された姿なのではあるが、もう力を失っているその体は糸に吊るされているといっていいかもしれない。
項垂れた奏の頭を巻はもちあげた。
起きてはいるようであったが、もう目に生気がない。目の下の隈も原因だろうか。
「奏さん、大丈夫ですか?」
「……」
「奏さま、巻のご飯を食べて滋養をつけてくださいませ」
みこがいう。
奏はぶるぶると震えながら顔を背けた。
「まぁ反抗されるのですか?ではとっておきの滋養をおもちしますよ?」
歩み寄ったみこは奏の髪を掴んで顔を向けさせる。
「そうですわね…生娘の血とか」
小声でボソりと呟かれたその言葉は突き刺さるように冷たく響いた。
「奏さまがお食べになるそうよ巻」
「はーい。奏さん、ゆっくりでいいですから少しずついきましょう?」
みこの声が聞こえていなかった巻は普段通りに接してくる。
巻を人質に捕られている。
しかしみこの気分次第なのだ、みこがちょっとでもそういう気分になったとき巻の血を飲まされるかもしれない。
その肉も―――
いや、もしかすると鬼どもに食われる姿を見せつけられるかもしれない。
絶望的な状況。
「ふふ…」
みこはそんな奏を見下ろしながら嬉しそうにするのだ。
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