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あらすじ
奏さんがなんか覚醒してしまっておちんちん無双で全てを解決してしまったエロ漫画の世界。
魔眼奏さん。
色々と端折るが奏たちは怪異を解決し、奏は禄の神社で厄介になっていた。
その理由は色々なアレソレがあり、その一つがみこと沙汰が色々あって奏から離れられなくなってしまったというものである。
二人とも妖怪なのではあるが、帝威家も協力した強力な結界により神社からは出れないし参拝客がいる境内にも入れない。
禄たちが生活する屋敷と庭先をうろつくことになった。
みこは巻の手伝いをし、沙汰は台所の出入りを禁じられているので庭先でボーっとするか草木を弄ってるかをしている。
「なんでこんなことに…なんで…みこと一緒に暮らせてるけどもなんであいつがいる…」
沙汰はぶつぶつ言いながらザクザクと熊手で土を掘り返している。巻に頼まれた苗を植えるお手伝いだ。
記憶が所々欠けている。みこがいうにはみこの一族が祀っていた神によって記憶を弄られたかららしい。
なぜ弄ったのかはわからないが、覚えていれば妖怪としてこの世にしがみ付けなかったのだろうな、と解釈した。
人の身ではなくなってしまっているがみこと暮らせればそれでいいので自分の体などどうでもいいのである。
それよりも『あいつ』…正法院奏はどうにかできないのか。
「土鎌の」
声の主に振り返って睨む沙汰であるが、声の主…奏の顔を見た瞬間に体がゾクゾクしてしまい、思わず顔を戻した。
「それを植えるのか?手伝おうか?」
「ひゃいっ!?」
奏に肩に手をかけられて変な声がでる。
「さ、触るな!」
「? …手が震えているが」
奏はワザとかと思うぐらいに沙汰に身を寄せて熊手を掴んだまま震える手に己の手を重ねてきた。
震えは全身に広がり、逃げようと身を捩らせると奏の腕が沙汰の腰に回る。
「どうした?」
低く囁かれる声。
思わず見てしまったその眼…少し細められている目に当てられて体が抵抗をなくす。
魔眼に当てられた沙汰は頬を染めるが拒む心はあるので顔だけなんとか背けることができた。
「土鎌の…」
「ひっ…」
奏に顎を掬われてそのまま唇を奪われる。
触れ合うその舌を噛み切ってやろうという意思は沸かずただ蹂躙されることに悦び震えあがる。
「あっ…ぅっ…」
「沙汰ずるい!」
がさりと上からみこの声。
奏に押し倒されている状態の沙汰はみこを確認できた。
木の上から上半身を出して見下ろしてきている。
「奏さまも!呼んでくださいまし!!」
ぷりぷり怒りながら降ってくる。
「あぁ、次からそうする」
「うふふ。沙汰、奏さまのために私が準備してあげる」
「みこ、いや、おれは…」
「大丈夫よ沙汰…とても気持ちよくなるから…ね?また気持ちよくなりましょう?」
みこの伸びてくる手を沙汰は振り払うことはできなかった。
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