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「あら光来さん。今日は教授いませんよ」
帝威教授の助手である真奇シアンは訪ねてきた巻にいう。
今日は珍しく巻が友達を連れていた。
長い髪を靡かせる美少女と美女の中間…少女ではあるが大人になりかけてるような、そんな美しい娘であった。
笑顔が少しドヤっているが。
「今日は真奇さんにお願いがありまして」
巻が両手を合わせながらいう。横で連れが「ダブルマキだ…」なんて呟いているが無視。
「わたしに?」
「はい、実は私用で申し訳ないのですが真奇さんのサキュバスの力をお借りしたくて…」
真奇は教授の悪魔召喚の失敗の代償にサキュバスと悪魔合体してしまったのである。
昼は本来の男性でいるのだが、夜は女性の体になってしまうことがある。
たいへんな事態なのだが教授にいいモルモットと思われている。人権侵害だ。
「嫌なんだけど…」
「でもアナタ、精液飲まないといけないんでしょ?それも兼ねての提案よ?いいじゃない少しぐらい」
「みこさん!」
「なにこの教授並に強引な子は…」
「真奇さん最近飲めていますか?教授いないんですよね?」
「う、うぅーーーー」
唸る真奇。
「で、でもっ!男の精液飲まなくても大学で泊まり込みの寝てる生徒から精気奪えばなんとか凌げますし!?」
「じゃあ二人分の精気を死なない程度にたっぷり吸えるっていうのはどう?魅力的だと思うんだけど」
「二人分…?」
ゴクリと喉を鳴らす真奇。
「…真奇さん、胸が出てきてるんですけど」
「いや~~~~~~~!!!」
膨らみはじめる胸元を抑えながらしゃがみこむ。
もともと女顔で声も高く華奢な体格なので違和感はないのだが。むしろ男性であることが違和感である。
「くっくっく、口で嫌がっても体は正直のようね…アナタの夢魔の能力貸してちょうだい。
そして私の意識を奏くんの夢にリンクさせて淫夢を見せるのよ…!!」
「なにこの娘、悪魔か」
「まぁ前世は悪魔だったのかもしれません…妖怪ウケしますし」
◆◆◆◆
(ここは…?僕、いったい…)
奏はぼんやりとした頭で考える。
意識が霞がかっているようにはっきりしてこない。
微睡を帯びた中、自分の目の前にみこがいることに気づいた。
「もう、気付くの遅いぞ奏くん」
そういいながら剥き出しの白い肌に髪を張りつかせつつ上下運動しているみこ。
「ひぅ!?」
奏は悲鳴を上げかけて飲み込む。
みこと繋がっていた。いつものアナルではなく、みこのあそこに自身がのみこまれていた。
何度かイったのか、繋がっているその部分からぶちゅぶちゅと厭らしい音を上げながら精液が押し出されている。
「何回イったと思う~~?」
クスクス笑いながらみこは奏の首に腕を回してキスをする。
みこの舌が触れ合うだけで脳が蕩けそうになってくる。このまま意識をまた飛ばしてしまいたいほどだ。
奏もみこに腕を回してもっともっとと強請るように舌を動かす。
(ぼく、あれ…?なんで、みことこんなこと…)
とにかく気持ちいいのだ。快楽に浸っているこの状態が心地よい。
「奏くん、突き上げて。激しく」
「うん…」
奏はみこに命じられるがまま、みこの腰を掴んで突き上げはじめた。
みこの中は気持ちが良かった、十分ならされているが締まりはよく、奥まで挿入すると跳ねるみこが可愛かった。
「奏くん、気持ちいい?」
「うん」
「ねぇ…私のこと、好き?」
「好き、だよ…みこ…」
「すごい、初めてらぶらぶえっちしてるわたしたち。感動。出して、いっぱい中に出して。
子宮に君の精液いっぱい注いで」
「みこさんいいなぁ」
巻はモニターを見ながら呟く。
映し出されているのはみこと奏が見ている夢の世界だ。巻のスマホと繋いでいるので映像がみれるのだ。
みこと奏は巻たちの横ですやすやねている。
「奏さんあんなに普通にえっちを…」
あんな素直にセックスしている奏をみたことがない。
「あまり意識を覚醒させると目が醒めちゃうから仕方がないんですよ」
「寝ぼけてる状態ですか」
「本人なにやってるか解ってないと思う」
「それはそれで寂しいなぁ…」
『いえーい巻みてるー?奏くんのおちんぽ最高』
モニターの中のみこがトロ顔ダブルピースしてくる。
「…私の魔力貸しますので参加させてください……」
「えぇー……」
抱き合う二人は荒い息遣いで満たされた様子であった。
「奏くん、好きだよ?」
「みこ…」
奏の手がみこの髪を撫でる。
「ふふ、奏くんのでいっぱいにされちゃった…赤ちゃんできちゃうかも…」
なんていいながらお腹を撫でていると違和感を覚えた。
「んぅ!?」
ぼこぼこと腹の奥から異物が沸いてくる感覚。
それは大きくなってくる。
「いや、なにこれぇ!やだ、やだぁ!!」
妊娠したかのようにお腹が膨れ、そしてにゅるりと何かが秘所から生えてくる。
肉色の触手だ。
「ま、巻!」
『触手見て私の名前呼ばれるのなんか嫌なんですけど…。まぁ正解なんですけども』
「クッ!らぶらぶえっちは許さないということね?これで奏くんを凌辱しろと」
『いやまぁ、なんですかみこさんのその適応能力。もう少し触手と遊んでてください』
「ひゃん!」
にゅるにゅる出てくる触手の出産の気持ちよさと、その触手がアナルやクリを攻めてくるのでみこは身悶えた。
奏に目をやると奏もいつの間にか触手に襲われていた。
『奏さん、みこさんとえっちして気持ちよかったですか?』
「ひっ…ごめんなさい、巻ごめんなさいっ…!!!」
『うふふ、謝ってもダメですよ奏さん。ほら、みこさんに触手の気持ちよさをアピール!』
「うぅっ」
みこに見せつけるように脚に絡んだ触手によって大きく開かされる。
奏の勃起したナニに触手が絡み、アナルもぼこぼこタイプの触手が侵入し始めていた。
絡みついている触手は上下に動きだし、別の触手――細やかなヒダが先端についている――が、鈴口を擦り始めた。
「~~~~~~ッ!!!!」
言葉になっていない声を上げながら奏は身悶えるが外そうとする手は触手のぬるぬるのせいで滑って掴むこともままならない。
「やだやだやだ!巻ぃ、これ嫌だ、これきもちいいからヤぁ…!!」
「巻、貴方普段からこんなことしてるの?」
『なぜか魔法が失敗すると触手がでるんですよ。そして奏さんを襲うんですよ』
『絶対帝威教授のせいだ…』
「趣味悪いわね」
『それみこさんがいいますかぁ?』
「奏くん、触手で気持ちよくなるのよ?ほら、私の中に出来た触手はみんな出しちゃったぞ。
この触手どうしちゃおうかしら。奏くんにあげようかな~?」
『夢の中だから自由だなぁみこさん…』
みこは奏の顔を掴んで見つめる。
奏の表情は普段とはまったく異なっており、子供のように泣きじゃくっている。
「みこ、取って…取ってよ…」
「んふー、可愛いから取ってあげようかなー?」
悪魔の笑顔を浮かべながら、みこは少し意地悪しつつも触手いじめを堪能した。
◆◆◆◆
「…おはよう、すごく、身体が重いわ……」
「……」
ぐったりしているみこと奏。
「そりゃあ精気取られてますもん」
「一週間はおとなしく日常生活送ってくださいね。」
「よく覚えてないんだが…ひどい目にあった気がする……」
「幸せな目よ奏くん」
「そうですよ、とっても良かったですから」
「えらいもんに惚れられてるなぁ…」
数週間後。
巻は小瓶を2種類テーブルの上へ置く。
「奏さん、天狗のお薬と淫魔のお薬どっち使ってみたいですか?」
ズザっと壁際まで逃げる奏。
「そんなの使ったら僕の頭が完全におかしくなる!!!」
「そうなったら面倒見るっていってるじゃないですか。奏さんはもう少し私を信用してください」
「巻は信用してるけどその薬が信用ならないんだ」
「大丈夫だったけどなぁ…」
「……」
奏は息を吐いて巻に歩み寄るとそのまま抱きしめる。
「これじゃ、だめ?」
「いいです!これでオッケーです!!!!」
きゅんきゅん萌えまくる巻。
「巻、もう奏くんに薬飲ませたー?」
みこが入ってくる。
「あーー!!私も抱きしめなさいよ!!」
二人に抱き着くみこ。
「みこさんは沙汰さんにしてもらってくださーい!」
「沙汰は恥ずかしいの!!」
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