これはエロ漫画のノリなので本編には関係がないね!!
        禄は薬研寺教授…酸漿と仲良くなっていた。
        
         禄と酸漿の間に前世の因縁はなく、現世でもとくに何があったというものはない。
        
         ただ大学で知り合い、酸漿が政の友達だった(酸漿は知り合いだと言い張る)きっかけで親しくなった。
        
         禄の世話焼きも関係しているだろう。
        
        「薬研寺教授、起きてます?」
        
         禄は夜食のお弁当と、帝威教授に頼まれたデータを届けに酸漿の研究室にやってきていた。
        
         この時間は酸漿独りだけになるのであるが、研究に没頭しているか床に倒れているかの2択であった。
        
        「ん」
        
         薬品サンプルを解析する機械の前に酸漿はいたが、眠いのか曖昧な返事を返される。
        
        「家に帰って寝ればいいんじゃないですか?」
        
        「んーー…」
        
         禄は酸漿を誘導してソファに座らせる。
        
         お茶でもいれるかと思ったが腕を掴まれ座らされると、その膝の上に頭を乗せてくる。
        
        「あさき、ちいさくなった…?」
        
        「僕、あさきくんじゃないです…」
        
         まだ禄は「あさき」という人物と出会ったことがないのだが、寝ぼけた酸漿がよく名を呼ぶ人物である。
        
        「……あぁ、光来くんか」
        
        「倒れるまでお仕事しないでください」
        
        「家に帰って寝るのが怖いんだ」
        
        「そう、ですか…」
        
         禄はそういって酸漿の眼鏡を外して目元に手を添える。
        
         酸漿が眠りにつくまでの間、しばらく膝枕をしてあげてもいいだろう、休息は必要だ。
        
         夜食も朝食にしてしまえばいい。
        
        「おやすみなさい、教授」
    ◆◆◆◆
 酸漿は目を覚まし身を起こす。
        
         なんだか気持ちよい枕で寝たような気がするが、ソファで寝ていて枕はない。
        
        「光来くん…?」
        
        「や、薬研寺教授…」
        
         何やら座り込んでもじもじしている。
        
         テーブルの上に、見慣れた箱がある。中にはお菓子が入っている。
        
         そう、それ、ダメ。ダメなやつ。大人のクッキーっていうか非合法クッキー。
        
        「ああああああああああ!!!」
        
         思わず叫ぶ酸漿。
        
        「あさきのクッキー!食べた!!!?」
        
        「なんか、身体が変なんですけど…これ、何か入ってます…?」
        
         身をもって知っている、結構キちゃう興奮剤クッキーを未成年が食べてしまった。
        
         思わず慌ててしまったが、落ち着け。そう、落ち着いて対処だ。
        
        「このクッキーは…その、私あまり興奮しないからって…あさきが用意してくれたもので…」
        
        「少しお腹が空いたから食べちゃったんですけど…あの、教授…」
        
         禄は酸漿に抱き着く。
        
        「さすがに、辛いんですけど…」
        
        「ひぇっ」
        
        「教授ぅ…」
        
         潤んだ禄の眼に見上げられて酸漿は固まる。ほんのりと、禄の青い目が光ったような気がした。
        
        「んぐ」
        
         禄にクッキーを口に押し込まれて思わず食べてしまう。
        
        「これで逃げられませんよ、薬研寺教授」
        
        「う、うう…」
        
         行動力のある子供に酸漿は抵抗できなかった。
        
        
        
        
        
        
 さすがに研究室ではじめられないので隣の酸漿用の部屋として使っている準備室で酸漿は禄のナニを咥えていた。
        
         禄の少年相応の未成熟な脚を掴みあげつつその成長しきっていないモノを懸命に奉仕する。
        
        「教…授、焦らなくてもいいんですよ、ほら、ゆっくり…」
        
         禄の手が酸漿の頭を撫でる。
        
        「ちょっと吸いながら舌を動かしてください…そうそう…出しますから、飲んで?」
        
        「っ…う、ぅ…」
        
         ゴクン、ゴクン、と飲み込んでいく酸漿。
        
        「はっ…はぁっ…」
        
        「あさきくんはもっと大きい、ですか?舌使ってあげると喜ぶと、思いますよ…。次、僕がしてあげますね?」
        
        「う…」
        
        「怯えなくてもいいですよ…視えてますから大丈夫、教授の気持ちいところ解ってますから…」
        
        「み、視えて…?あ、ぁぁっ」
        
         酸漿は禄のフェラに震えあがる。
        
         爛発とは違って酸漿の感じてしまうところを知っているかのような動きが少し怖い。
        
        「大丈夫…気持ちイイですね?」
        
        「うぅぅ…!!」
        
         酸漿は口を手で押さえながら声を押さえる。
        
         禄は「教授かわいいですよ」なんて言いながら手で扱きながらナニにキスしていく。
        
         そうして怒張したそれを禄は愛しそうに見上げながら、どこからか出してきたゴムを口に咥えてそれをナニへ被せはじめた。
        
         口で上手につけてくれる。
        
        「お尻はあさきくんに置いておきますね?仕込んだら酸漿さん癖ついちゃいそうだから」
        
         後半を耳元で囁かれて酸漿はゾクゾクと震えあがる。
        
         禄は怯える酸漿のナニへ自身の腰を落とし始めた。
        
        「教授、手握ってください…」
        
         禄は酸漿の両手を握りしめて腰を揺らし始める。
        
        「や、あ…あ、イクっ…イク…!!!」
        
        「いいですよ、イってしまって…イってる間ずっと扱かれてる状態になりますけど」
        
        「うぁぁ…!!!」
        
        
        
            ◆◆◆◆
「んっ…う、うぅっ…」
        
         酸漿は泣きながら禄を下にして腰を振っていた。
        
        「上手上手、酸漿さんほら食べてー?」
        
         禄は青い目を光らせながら優しい声色で言って、酸漿に例のクッキーを食べさせる。
        
        「こぉらい、もぉ、やだ…やだぁ…」
        
        「気持ちイイことになれないとずっと怖いままですよ教授。怖いから興奮しないんです。慣れましょう」
        
        「うっうぅぅぅう…」
        
         低いうなり声を漏らしながら酸漿は禄の腰を抱きしめて射精する。
        
        「良い子、良い子ですよ酸漿さん…」
        
         禄は優しく言いながら優しく酸漿を抱きしめて頭を撫でる。
        
        「きもち、いい…きもちいよぉ…」
        
         酸漿は禄の胸元に顔を埋めて泣きはじめる。
        
        (可愛い…)
        
         禄は楽しんでいた。悪意はない、善意と少しの悪戯心のみ。
        
         この辺、少々巻が奏に対してみせるサディズムに似ている。やはり双子の兄なので性癖が似通ってしまうのだろう。
        
         あと酸漿の身体を識(み)て、快楽に弱いくせに快楽が怖いという拗らせっぷりが解ったのでその矯正もしたかった。
        
         これ一回では終わらないだろうが、「あさきくん」と頑張れば楽しいセックスが送れるはずである。
        
         あと遅漏は不健康な生活と睡眠不足が原因なのでこれも改善させたい。
        
        (終ったらあさきくんの連絡先教えてもらおう)
        
         甲斐甲斐しい禄である。
        
        
        「…おい」
        
        
 聞きなれた不機嫌な声がドアからした。
        
        「あ、猛黒!」
        
        「なに…してんの…おまえ…酒か…?」
        
        「事故で興奮剤を食べちゃって。お酒は飲んでないよ」
        
        「繋がりながら会話するんじゃねぇ」
        
        「猛黒が話しかけて来たんじゃないか…酸漿さん、おしまい。おしまい〜」
        
         名残惜しそうに禄は酸漿にキスをする。
        
         酸漿はどうでもよくなってるらしく、猛黒にこの光景を見られても無反応だった。
        
         恐らく正気に戻れば叫ぶだろう。
        
        「いっつも相手の正気奪ってレイプしてるよなお前」
        
        「えぇ…これが初めてなんだけど…前世のカウントしないでよ…僕前世のこと覚えてないんだから」
        
        「そのまま忘れててくれ…」
        
         レイプ被害に自分もあっていたことを思い出して猛黒は苦虫噛み潰したような顔をしながら呟いた。