このお話はIFなので好きなようにやっているのだ!!!!!!
説明
魔人奏くん…魔眼に目覚めた奏くんの姿。魔眼で見つめられたものは孕みそうになる。(え、怖…)
普通の人間なら悪用するところだけど奏くんは奏くんに対して好意的な人にしか使わないのでめちゃくちゃ平和。
とあるホテルの一室で、金輪はベッドの上で肌を重ね合っていた。
どうしてこんなことになったのか思い返す余裕もなくただ快楽に飲まれ喘ぎ相手の体温を感じては興奮に震える。
相手―――奏の紅い瞳が金輪の顔を覗き込む。
「僕の名前、呼びながら…好きって言って欲しいな?」
紅い瞳から目が離せない。
しかし金輪は絶え間ない快楽の波によって口から洩れるのは名ではなく喘ぎ声だった。
「金輪さんって素直な体してるよね…ほら」
「っあ、あぁぁああああ…!!!」
深く貫かれて金輪は強い刺激と快感に仰け反って悲鳴をあげる。
剥き出しになる首に奏は噛みついた。金輪の悲鳴は唸りのようなものに変化し身悶え奏のナニをキツく締め上げる。
「ちょっと虐められるの好きだよね…そういう風に骨の人に調教されたのかな?」
「う、ん…ぁひっ…ぁ、痛いの、変にっ…なるから、嫌ぁ…」
泣きじゃくりながら金輪は身を捩る。しかし奏は金輪の顔を両手で掴んで微笑む。
「名前呼んでくれたら言うこときくかも?」
「か、な……カナデぇ…」
「ふふ、自然に言えるようになってほしいなぁ」
金輪へキスをする。それは長い長いキスで、金輪は息苦しさに逃れようとするが両手を押さえ込まれ逃げれない。
腰もキスに合わせて激しく動き始めて金輪は感情がぐちゃぐちゃになった。
奏のことは白神から聞いていた。なので白神の使徒と会えるとなったときワクワクしたものだ。
そして奏と出会ったときはとても嬉しく思った。
奏は柔らかな笑顔を浮かべ眼鏡を外して金輪と視線を合わせた瞬間、金輪は自分の体の異常を感じた。
六道に睨みつけられたときとは逆の感覚に襲われている。
慌てる金輪を奏は優しく抱きしめてくれた。鍛えているその筋肉の感触に金輪は思わず擦り寄ったのだ。
――― あ れ ?
自分の行動に違和感を感じるがそれもまた奏の目をみることで無意識の底へ飲み込まれてしまう。
「だいぶ瘴気が染み込んでるね…骨の人とずっと交わってればこうなっちゃうか…。綺麗にしてあげる」
「…? 白神の、使徒?」
そのまま抵抗もすることなく金輪はホテルに連れ込まれたわけだ。
そこでもどうしてか金輪は奏の言われるがまま服を脱ぎ捨て奏を受け入れる。
「使徒は良い体をしている…」
コンプレックスがある金輪は奏の上半身を見て顔を顰めた。
「金輪さんもちゃんとしっかりした体だよ」
「筋肉が足りない」
「肉が付きにくい体なだけだと思うけど…そんなに欲しいなら僕を抱きしめて補充してくれてもいいよ」
「ん…使徒は優しいな」
金輪は奏を抱きしめる。
奏の左手が金輪の頭を撫でる、それだけでもだいぶ気持ちが良い。
そのまま手が頬を撫で、顎を掬う。
「あ―――」
唇を奏の唇に塞がれる。舌が入ってくるが金輪は目を細めてそれを受け入れた。
「…キス、好きでしょ」
呟きながら奏の指先が舌と入れ替わるように口内に侵入して金輪の舌を弄る。
「ぅっ…んぅ…ぅ…」
唾液が垂れるのも構わず金輪はガクガクと震える。
「や、使徒に、触られるだけで、なんか、敏感にっ…」
「違うよ、綺麗にして感覚が戻って一時的に鋭くなってるだけだから。怖がらなくても僕に任せて」
言って奏は再び金輪にキスをする。
さっきとは違い刺激を強く感じて金輪は身悶えるが奏は離さない。
だんだん蕩けた表情になって大人しくなる金輪を押し倒し、奏は左手で金輪の体を撫でていく。
「あ、やっ…使徒、そこ、やぁっ…」
「大丈夫だよ、気持ちよくなるから」
金輪のナニを奏は口に咥え舐め始める。金輪は最初こそ抵抗するがすぐに喘ぐばかりになってしまう。
一度射精により脱力させてから奏は金輪の緩んだ秘所へ指を滑らせる。
「ひぁ!?」
「ここでいっぱい骨の人を受け入れてたみたいだね」
「う、うぅ」
恥ずかしさに金輪は涙を滲ませて脚を閉じようとするが無駄な抵抗であった。
奏は金輪の脚を自分の体を使って押さえつけながら入念に金輪の中を探る。
「いっぱい中で出された?」
「あぅ…」
口をパクパクさせながら頷く金輪。恥ずかしがっているのが可愛く思えて奏は意地悪そうな笑みを浮かべる。
「僕からの質問ばっかりも悪いよね。金輪さんから教えて欲しいな?」
「っ…い、つもっ…ま、まいばん、あふれる…ぐらいに、ださ、れ…て…る…」
「そう、金輪さんを自分の物にしてしまいたいのかな…」
「あいつ、おれのこと、おもちゃにして、る…」
「そう…でも受け止めてあげてるんだ。がんばってるね金輪さん」
「使徒、使徒…」
金輪は泣き始める。色々溜まっているのだろうと奏は思いもっと発散させてあげるためにもがんばろうとも思った。
金輪の体は六道に犯される形で瘴気を刷り込まれていてこのままだと魔に堕ちてしまう可能性もある。
そうなれば祓魔師として生きることは叶わなくなるだろう。
左手で浄化しながら奏は丹念に金輪に愛撫を施し始めた。
そして二人は交わり金輪の感情は気持ちいいのやら恥ずかしいのやら処理しきれなくなってぐちゃぐちゃになっていた。
奏のナニが大きいのも原因かもしれない。
「金輪さん、出すよ、ほら、言って―――」
「好き、かなでぇ…好きィ…!!!」
言えと言われた言葉を何度も繰り返しながら金輪は奏の熱を受け止めそして自分もイって自分の腹を汚す。
「か、な、でぇ…」
熱で蕩けた表情の金輪は奏に腕を伸ばして顔を捕まえると引き寄せてキスをする。
キスをしながら腰を揺らしてくるのでまだまだ欲しいのだと理解した奏はそのまま腰を動かし始めた。
動かすたびに白濁が漏れてくる。
「か、なでの、もったいなぃ…」
「満足するまで出してあげようか?」
からかうようにいいながら奏は金輪の青い目を見る。
抱く前までは濁っていたが浄化されたお陰か澄んだ色になっている。
綺麗だな…と奏はぼんやり思っているだけだが魔眼に当てられている金輪はそれどころではなかった。
体の奥底から引き出される快楽の欲求に抗えない。
咥え込んでいる金輪の中は別の生物のように蠢いて奏を欲しがっている。
「はー…っ…はー…」
「あ、ごめん。そんなつもりじゃなかったのに」
奏は興奮によって焦点が合わなくなってくる金輪に気づいて視線を外し眼鏡も掛ける。
「満足するまで出してあげるね」
奏は金輪の頭を撫でながら優しく囁いた。
◇◇◇◇
金輪が拠点にしている住処に戻ってきた。迎えた不王は思わず後退る。
「いつもの陰鬱さが消し飛んで神々しいまでになっておるが…?」
「白神の使徒に清められた」
にへーっと笑って答える金輪。神々しさと不釣り合いすぎる。持って生まれたる素質の違いというものなのかもしれない。
「浮かれぽんち。緩み切った顔を引き締めよ」
「…へへ」
相当良いことがあったらしい。金輪は手で頬を抑えるものの思い出し笑いで緩んだ笑みを浮かべる。
「むー。まぁ下郎の霊質が上がれば我の呪いの解呪も良くなるので問題はないが、骨が嫉妬するな」
「いいんだよ嫉妬させとけば」
金輪はムっとした顔になって答える。
「舐めた口きくじゃねーか」
スっと金輪の後ろから六道が現れ金輪の両肩を捕まえた。
「お前は俺のモンだっていってるだろう?」
「え?ちょ、六道、待て!疲れてるからヤらない!」
「うるせぇ。元に戻ったら反抗的だな、従順なお前に躾けなおしてやる」
六道は邪悪な笑みを浮かべながら金輪を寝室へ引きずり込んだ。
異次元から生えてくる骨の腕に押さえ込まれ金輪は六道に犯されはじめる。
「ゆるゆるじゃねーか。使徒サマに股開いて媚びりやがったのか」
「ちがう、白神の使徒は俺を想って抱いてくれたんだ!」
認識がだいぶ歪んでいるが魔眼のせいである。
六道もなんかを感じて眉間に皺を寄せるが金輪は気づかない。
というか六道に現状犯されてるというのに恋する乙女のような表情で使徒のことを語るのか。
「…はぁ?円迦の精神まで蹂躙していいのは俺だけなんだが?」
苛立った声で六道は呟くと金輪の口を塞いで腰を打ち付ける力を強めた。
金輪が慕っている使徒にはまだ会ってはいないが浄化をしながらも身体と精神を犯しているのが気に入らない。
なんだこの金輪は。目の前に恐怖の対象がいるというのにまるで見えていない。
嫉妬に満ちた六道の精神は押さえ込んでいた亡者たちの憎悪にあっけなく飲み込まれ軽々と金輪に暴力を振るってしまう。
金輪も残っていた白神の浄化の力が六道の瘴気と相殺されていく形になり―――暴力に泣きじゃくっていた。
「いた、い…ろくどぉ…痛い…ゆるして…」
「もうあいつのところにいくな?ずっと俺の横に居ろ」
「っ…六道といっしょに使徒のとこへ?」
「なんでだよっっ!」
魔眼強力過ぎである。
「こんなに殴っても正気にもどらねぇのか…」
「狂ってるところに上書きで狂わされたらもう本人の正気ってどこにあるんだろうな」
寝室にこっそり侵入していた不王がつっこむ。
「骨よ、我としては白神の使徒の寵愛を受けている下郎が割と望ましい姿なのだが」
「俺が嫌なんだよ!」
「まぁ他の男にベタ惚れでお前のことなんとも思ってないのは面白くないわな」
「くそがっ!」
荒れる六道。ご機嫌ナナメになり金輪を捨てて風呂へ行ってしまう。
不王はどうしたものかなと考えながら金輪の手当てをしつつ考える。
「我なら…二人同時に愛してしまうな。うむ、使徒も懐が広ければそれぐらい容易かろう」
とにかく金輪を生かしたい不王は金輪のために動くのである。
◇◇◇◇
「肆宇さんに頼まれたから来たけど…六道さん、もう少し優しくしてあげて欲しいな」
奏は六道を見つめる。
六道も奏を睨んだ。不意に何かが流れ込む感覚に襲われる。これが奏の魔眼の力なのだと六道は認識した。
しかしその力も六道の『本体』までは届かないようだった。
「小細工で金輪を誑かすやつの話なんか聞かねぇよ」
「やりたくてやってるわけじゃない…」
奏は困った顔で指先で閉じた目に触れる。
「六道さんも本当はその瘴気で金輪さんをどうにかしたいわけじゃないでしょ?僕みたいにそばにいるだけでどうにかなってしまうだけで」
「……」
舌打ちする六道。
「今は六道さん自身に僕の浄化の力は届かないけれど…」
「エロビームじゃないのか」
「いつか届く様に愛し合おう。エロビームじゃないよ、みんな愛に満ちるだけでエロとかじゃない、本当にエロじゃないから」
後半まくしたてるようにめちゃくちゃ否定してくる。気にしてるのかもしれない。
「浄化したらなんでみんな僕に襲い掛かってくるのかわかんないよ!!!!これ白神の力なのに!!!」
「お前が襲ってるんじゃないのか…?」
「僕は優しく抱きしめてあげてるだけだよ…」
無自覚なのかもしれない。
「使徒にならめちゃくちゃにされてもいい…」
「ほら!これ!なんでだろうねこれ!」
奏にしな垂れかかってくる金輪を受け止めながら六道に訴える奏。
「エロビームじゃないか」
「エロビーム以外の何物でもない」
六道と不王は目を細めて言う。
「金輪さん、エロじゃないよね僕の眼。浄化されてるよね?」
奏は真面目な顔で金輪を見つめる。
金輪を抱き寄せたまま、ぎゅっと手を握って―――
「う…抱いて……」
「金輪さんっっ!!」
蕩けた顔で呟く金輪に悲鳴を上げる奏。
魔眼でも望む返答へは操作できないようだ。エロビームであるということが確定されてしまった。
「もう、もう…抱くよ。イヤってほど抱くよ…」
「なんか被害者ヅラしてるけど楽しく食ってるんじゃないのか?」
「もしかすると本人も魔眼の影響あるのかもしれんな。目と脳って繋がってるし」
逆に冷静になってしまう六道と不王。
「六道さんも服脱いで、一緒にヤりましょう。不王さんはどうします?」
「我は猥らに淫行に耽る下郎を肴に酒を飲むのが最高に好きなので参加はせぬ」
拗らせ過ぎである。
「つかなんで俺もやらねーといけねぇんだよ」
「勝負です、勝負。僕は負けません。金輪さんを守りますしゆっくりと貴方も浄化していきます」
徐々にエロビームを沁み込ませていく宣言をする奏。
しかし逃げるわけにはいない。
「俺のが負けねぇよ」
勝たねば。エロビームに負けて金輪を取られただなんて格好が悪い。
「使徒と六道と…3P?わぁ、さんぴー…」
当の金輪は上の空でそのようなうわ言を呟きながら照れたり恥ずかしがったりしていた。
もう完全に洗脳済み。
一番楽しいのは精神を淫行に支配されてる金輪なのかもしれない。