薄い本ように整えたのでpixivと差異がある可能性があります。
        正直覚えてないです。
         ベッドの上に腰掛けている巻はスカートを捲り上げてその勃起した巨根を目の前の奏に見せつける。
        
         奏は膝をついて巻のそれを凝視した。
        
         お互い興奮しているので息が上がっていて、その眼は熱で潤んでいた。
        
        「久しぶりだからってそんなえっちな顔しないでください」
        
         からかう様に言う巻。
        
        「ご、めん」
        
         絞り出すような声で謝りながら奏は顔を近づける。
        
         熱い吐息がかかってゾクゾクする巻。
        
        「まき、もう、いい?」
        
        「まだ触っていいとは言ってないです。奏さんも好きですね。巻のおちんちん大好き」
        
        「うん、だいすき」
        
         涙ぐみながらまだかまだかといった感じで奏は巻を見上げてくる。息が荒い、半開きの唇は湿ってきている。
        
         待て状態の大型犬だ。
        
         しかし焦らすだけ焦らしたい。自分も今すぐに奏を犯してしまいたいが我慢しているのだ。奏ももっと我慢してほしいと巻は思った。
        
        「魔法のおちんちんですけど、巻の匂いします?」
        
        「ん…まきのにおいするよ…? まきのにおい、すき…」
        
         だいぶ理性が緩んできているのか奏は素直に呟いてくる。
        
         理性に勝る魔力中毒ということだろう。
        
         実際本当に体臭があるのか魔力を匂いとして感じているのかはわからないのだが。
        
        「うふふ、かわいい。触っていいですよ。まずはお口で…解ってますよね?」
        
        「ん…」
        
         奏のねっとりとした熱い舌が伸びて巻のナニへ這い始める。吐息が熱い。舌が別の生き物のように感じる。
        
         舌で舐め、啄む様にキスをし、奏は丹念に巻を愛撫する。
        
        「はぁ…」
        
         奏は先端を口に含んでちうちうと吸う。
        
        「あっ…あっ…好き、奏さんに吸われるのきもちいい…!」
        
         腰を震わせる巻。
        
         先走りがとろとろと溢れてそれを奏はすべて吸い上げて飲み込んでいく。早く白濁が欲しいと言わんばかりだ。
        
         奏の様子を見ると奏の右手は自分のナニをズボンの上から擦っている。
        
         脱いではダメだと命令したので脱げないズボン越しに擦っているのだろう、余計に怒張して苦しいだろうに。
        
         しかし今日はとことん焦らしてやるのだ。
        
         巻は奏の頭を押しのけると奏は何事かといった表情になる。
        
        「奏さんにパイズリしてほしいな〜?」
        
        「え?なに?」
        
         戸惑う奏のシャツを捲り上げて露出する奏の乳首へナニの先端を擦りつけた。
        
         触っていなかったのに敏感な乳首は勃っていて、僅かながらもコリコリとした感触がある。
        
        「ひぅ!」
        
        「ほら奏さんご奉仕ご奉仕!」
        
        「ご、ほうし…?」
        
        「奏さんのおっぱいで巻のおちんちんを気持ちよくさせるんですよ〜?」
        
        「えぅ…これ、やだぁ…」
        
        「じゃあやめます」
        
        「やめないでぇ…する、するからぁ…」
        
         涙を溢しながら奏はシャツ越しに巻のナニに手を添えると胸を押し付けるように上下運動を始める。
        
        「っあ、ひっ…ぁっ…んぁっ…」
        
         すぐに蕩けた顔になった奏は乳首を擦りつけて気持ちよくなっているようだった。
        
        「えっちすぎですよ奏さん」
        
         巻はそのまま射精してしまい、奏のシャツの中がべとべとに濡れた。奏は余韻に浸る様に震えている。
        
        「奏さんを汚すの気持ちいいんで大好きなんですけど、奏さんは巻のを飲みたいんですよね…?
         良いですよ、いっぱい飲ませてあげますから」
        
        「まきぃ」
        
         奏の頭を掴んで奥まで捻じ込む。
        
         生理的に呻き、嗚咽を上げる奏だが懸命に舌と喉を使って奉仕をしようとしている。
        
        「あぁぁ!奏さんのおくち、きもちいいよぉ! 奥でいっぱいだしちゃう! いっぱいのんで! 飲んでくださいぃ!」
        
        「おごっ…! ぉ、ぉぉ……」
        
         ガクガクと震えながら奏は巻に犯され、出される熱を懸命に飲み込んでいく。
        
         飲み込めば飲み込むほど体が疼く。ゾクゾクとした感覚に体が震えあがるのだ。
        
         下半身はもう別物のような感覚で、苦しいナニを無意識に右手が触りその刺激がもどかしい。
        
         しかし巻に蹂躙されるのが心地よい。
        
         もっと蹂躙されたい、もっと、もっと―――
        
         巻と目が合う。
        
         自分は一体どんな顔をしているだろう。
        
         巻はにんまりと微笑んでくる。かわいい。
        
        「脱がしてあげますね」
        
         巻はナニを奏の口から引き抜いて、よろける奏をそっとベッドに倒してズボンを脱がす。
        
        「っ…」
        
         期待の籠った表情を隠しきれない奏は腰を浮かしてくる。
        
        「もう、おねだりしちゃってかわいいですよ?
        
        ふふ、欲しいんですよねぇ? 素直に鳴いてくださいね?」
        
         巻の濡れた舌が奏の秘所へ伸びる。
        
        「んぁっ! …あ、あ…ひっ…ぁっぁっ!」
        
         舌の動きに合わせて奏が声を漏らす。巻の指が奏の尻の肉を左右へ押し開き、広げられる菊座へ深く舌を入れる。
        
        「あぁぁぁー! あっあぁぁっ!」
        
         普段なら声を抑えるが巻に抑えるなと言われている奏は情けなく声を上げながらシーツをぐしゃぐしゃに握り締める。
        
         巻に舐められている、という状況が奏にとってはとてつもない興奮を煽るらしい。
        
         指で前立腺を弄ってあげる方が快楽は大きいのだが、こっちのほうが好きらしいのだ。
        
        (かわいいな奏さん)
        
         巻はアナルビーズを取り出し、緩んだそこへ挿入し始める。「ひぃ」という短い悲鳴とともに奏の体が跳ねる。
        
        「ずぼずぼしてあげますから、うふふかわいい〜」
        
        「いやいや! それやだぁ!」
        
        「えー? どうしてですか? 気持ちいいでしょ?」
        
         巻は問いかけながら手を動かすのを止めず、ビーズの抜き差しを繰り返す。
        
        「きもちいいところごりごりするのやだぁ!ぼく、がまん、できないっ…できな、ぁぁぁぁ」
        
         だらしなく涎を垂らして射精する奏。
        
        「神子さんのせいですよね。こうやって前立腺ごりごりしたらすぐイっちゃうような体にされちゃいましたもんね」
        
        「あぁぁぁぁ…! ああああー―――!」
        
         泣きじゃくりながら奏はのたうちもがく。
        
         しかし腰は完全に砕けて力が入っていない。そんな奏の腰を巻は抑えながらずぶずぶと玩具で刺激し続ける。
        
        「奏さん、このまま気絶したら今日は巻のおちんちんいれませんからね」
        
        「ひっ」
        
         悲鳴を上げる。
        
        「ほしぃ、まき、の、ほしいぃ」
        
        「がんばって耐えましょう、奏さん。神子さんの調教に打ち勝つんです」
        
        (無理だと思いますが!)
        
         奏は泣きじゃくりながら必死に快楽に耐えようとなりはじめるのだが、やはり神子の爪痕は深いらしい。
        
        「ごめんなさい、ごめんなさぃぃ…ください、まきのくださぃぃ…!
         ぼく、もうだめぇ…! ほしい、まきのほしぃ…! ゆるして、もうゆるしてくださいぃぃ…!」
        
         哀願し始める。
        
         巻は普段から奏に愛用している極太ディルドを捻じ込んであげると奏は嬌声を上げながらイってしまう。
        
         くったりと力を無くしていく奏の身体。
        
        「奏さん…巻のじゃないのに大きいのに弱いんだから。
        
        まぁ…これも好きですもんね」
        
        
         ◆ ◆ ◆
        
        
         ぼんやりと意識が覚醒していく。
        
         身体が揺さぶられている、とぼんやり思った。
        
        「あ、奏さん起きました?」
        
        「ひ!?」
        
        「あっ急に締め付けないでください。気持ち良すぎちゃう」
        
         巻に犯されていた。
        
         巻の形を覚えている体はそのまま巻のナニを締め上げて巻からの熱を催促し、巻もそれに応えるよう熱を奥へ注ぎ込んだ。
        
         奏は熱い衝撃に悲鳴をあげながら仰け反ってその快楽を味わう。
        
        「まだ終りませんよ奏さん。もっともっと注ぎますからね。起きるの待って出すの我慢してたんですから!」
        
        「まって、まだ、うごいちゃ、イってる、ぼくっまだ、イって…」
        
        「イキ狂いましょう!」
        
        「あ あ あ ぁ ぁ … !」
        
         たっぷり注ぎ込まれた後は、体位を変えて獣のように犯され始めた。
        
         奏は理性を感じさせない嬌声を上げる。
        
        「そうだ。私は身体が小さくて手が届かないところあるじゃないですか。その解決方法を見つけまして」
        
         ずるりとしたものが身体を這う。
        
        「ひっ…!」
        
         肉色の触手だ。巻の魔力が変質したものである。
        
        「私も魔法に長けてきたということですかねー?奏さんをもっと気持ちよくできます」
        
        「う、ぉ…っ…」
        
         太い触手が奏の口を覆い、触手の中からまるで舌のようなものが口の中へ侵入してきて絡んでくる。
        
         身体を締め上げる触手は乳首をコリコリと刺激してきた。
        
        「―――ッ…!!―――ッ…!」
        
        「すごい、奏さんの中がすごい痙攣して気持ちいい…!」
        
         巻は奏のナニを擦ってあげながら刺激に身悶えた。
        
        
         ◆ ◆ ◆
        
        
         凌辱の末―――といった様子で放心した目が虚ろな奏に対して巻は頭から容赦なく熱をぶっかける。
        
        (まずい…ぜんぜん治まらない…やばい…これは禄に怒られてしまうフラグ…でも奏さんにぶっかけてしまう…もっとぶっかけたい…)
        
         奏のアナルは緩みきって巻の白濁を溢れさせている。その半開きの口からも白濁が垂れていた。
        
        「奏さん、ごっくんして。ほら、ごっくん…」
        
        「っ…」
        
         ゆっくりとだが奏は口内の白濁を飲み込んでくれる。
        
        「まだ飲めますよね?ね?」
        
        「…」
        
         答えるように少し口が開くので巻は捻じ込んで腰を振る。
        
         奏の舌は動いてくれないが、こんな状態だ仕方がない。
        
         そのまま大量の熱を吐きだすも飲み込まず溢れてきた。
        
        「ふぇぇ…どうしよう」
        
        「僕に怒られるしかないねぇ巻?」
        
         振り返れば笑顔の兄の姿。
        
        「ひぇぇえ〜〜〜〜!! 禄!!」
        
        
         ◆ ◆ ◆
        
        
         身体を清められた奏はしょんぼりした顔をしていた。
        
        「巻は悪くないんだ、その、僕が…受け止めきれてないだけで。気持ちよくなって意識が飛んじゃうから…」
        
        「正法院さんは甘やかし過ぎだしがんばる方向をもう少し考え直してください。
         あと巻、加減を覚えるまで魔法禁止っていったよね?」
        
        「うわ〜んっ」